Cannes Lions事例メモ #54 creative data部門篇「Care Counts」

Care Counts

2017年creative data部門グランプリ作品
Brand:Whirlpool(家電メーカー)

概要

背景・目的:Whirlpoolが発掘したデータによると「汚れた衣服は、児童の引け目となり不登校につながる」「定期的に不登校となった生徒は、通常通り投稿している児童の7倍の確率でドロップアウトする」という背景があった

アイデア:
・自社で製造している洗濯機と乾燥機を小学校に設置することで、児童がいつでも衣服を洗うことのできる環境を整備する「Care Counts」プログラムを実施
・洗濯機・乾燥機を使用した生徒が出席率が向上しているかを、計測するために、洗濯機・乾燥機はID入力で使用できるように設計

効果:
・洗濯機・乾燥機を使用した児童(=衣服がきれいになった生徒)の出席率は向上、不登校は軽減

感想

・家電メーカーならではの着眼点「服」と「不登校」とが、データ上関連性があることを示していて発見の「!」が大きい
・商品を広めるというよりも、子どもたちの衣服を綺麗にするというステートメントの方が強く感じる

抽象化

◎データとの関連性を見い出す
◎ブランドのステートメント先行(商品の拡大は二の次)

参照


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