【ikuraレポ】YOASOBI SING YOUR WORLD
最初に言っておく。
私には文才がない。
けれどこのLIVEを観て
胸が熱くなり
興奮が抑えられず
誰かに共有したくなったのでレポートを書くことにした。
でもご容赦いただきたい。
本編は完全に『ikuraレポ』である。
UT×YOASOBI『SING YOUR WORLD』
なんといっても今話題のYOASOBIのLIVEが無料で見られるなんて、驚きだ。
YOASOBIのLIVEを一瞬でも見逃したくなくて、
電気屋さんに駆け込み、20mのLANケーブルを買ってパソコンに繋げた。
この時代に有線LANなんて。
気合の入りように自分でも驚いた。
18時からスタンバイOK。
画面には「配信開始までしばらくお待ちください」の文字。
あとはこのまま19時まで待つだけだと、余裕をかましてトイレに行こうとしたその時、
突然ユニクロのCMが流れた。
焦った。
すぐさま引き返して画面を食い入るようにみる。
そういえばせっかく買ったUTはまだ届いていない。
到着が待ち遠しくなった。
続いてYOASOBIの1stLIVE『KEEP OUT THEATER』が流れた。
数ヶ月前の記憶が蘇る。
素人でもわかるikuraの緊張した声。
この瞬間同時に私の手も震えていた事を思い出す。
そうこうしていたらあっと言う間に19時近くになった。
Ayaseからの「行ってきます」のツイート。
「行ってらっしゃい」なんだけど、今迎えるのはこちらだ。
なんだか不思議な気持ちになった。
19時、ついに始まった。
そうか、ここはUNIQLO社内なのか。
紅白歌合戦を思い起こさせる演出。
社内はUTで彩られていた。
中でも暗い廊下に吊るされた電球の演出はとても綺麗だった。
そしてついにYOASOBIの登場。
か、カッコいい、、、
並みのコメントしかできないが、とにかく格好良かった。
アフタートークで知ったのだが、あの衣装はコンダクターをイメージしているらしい。
日本を代表するアパレルブランドに見合った、なんともカッコいい衣装だ。
1曲目の「三原色」がはじまり、
足でリズムを刻むikuraが映し出された。
この堂々とした立ち振る舞いをみて、
先日の1stLIVEとは明らかに何かが違うとわかった。
この曲は先日フルが公開されたばかりだった。
噂の『ikurap』がさっそく生で聴けるなんて、なんて幸せなんだ。
ただでさえテンポの速いYOASOBIの曲、
それをRAPで歌い上げるなんて、とんでもない子が現れたもんだ。
言うまでもなく完璧な仕上がりだった。
2曲目は「ハルジオン」
聴きなじみのある曲だ。
丁寧に歌っていたのが印象的だった。
1stの時はなんだか苦しそうな印象だったが、
ランニングの成果だろうか、明らかに伸びやかな歌声になっている。
最近、Youtubeで幾田りらの過去の動画を見漁っているのだが、
こんなにも自信に満ち溢れた歌唱はその中にはなかった。
明らかにikuraは進化している。
3曲目「もう少しだけ」
ikuraは軽快にステージを歩き回って笑顔を見せていた。
ステップを踏んでなんとも楽しそうだ。
大人化計画のひとつだという、ダンスの練習成果が遺憾なく発揮されていたのではないか。
柱と戯れる余裕まで見せていた。
その成長を喜ぶ親ように、食い入るようにikuraの表情を見続けた。
4曲目「たぶん」
YOASOBIの中で最も好きな1曲だ。
場面が変わって暗い廊下の向こうから歩いてくるikura。
そうか、この子は女優だったのか。
いや、違う。声優だ。
いやいや違う、YOASOBIのボーカリストだ。
ikuraの切ない表情に胸をグッとつかまれる。
いつもは可愛いikuraだが、
ここでは足を開いて椅子に座るかっこいいikuraも見られた。
とても新鮮だった。
5曲目「怪物」
曲に入る前に不気味なサウンドが流れた事を覚えている。
目の前にはおなじみのYOASOBI電飾看板が映し出された。
オフィスには紙が舞い、なんともカッコいい演出だ。
この曲は「あ゛~」の歌いだしが印象的だが、
ikuraの数々の「あー」の中で一番好きな「あー」かもしれない。
挑発的なikuraの表情も印象的だった。
6曲目「アンコール」
力強い曲から一転、バラード調。
緩急自在な歌唱は圧巻だ。
なんといってもバスドラムのリズムが好きな1曲だ。
ikuraを囲むメンバー。
皆で支えているような、そんな温かさを感じた。
この曲ではikura以外のメンバーの表情が印象深かかったのだが、
画面いっぱいに映し出されたベースのやまもとひかる、これがかわいかった。
そしてAyase、
ピアノの発表会のような表情で演奏している姿(ごめんなさい)が
猛烈に可愛かった。
7曲目「夜に駆ける」
多くの人がこの曲を待っていたであろう。
何度も歌っている曲だからか、堂々とした歌いっぷりだった。
最も印象的だったのは、「釣られて言葉にしたとき」の部分。
いつも早口と高低差で非常に歌いにくそうだった。
しかし、これまでのTVや1stLIVEとは違い、今回は完璧に歌いこなしていた。
胸が熱くなった。
1stで観せたラスサビ前の『振り返りikura』を期待したが、今回は見ることができなかった。
余談だが、先日公開されたEnglish Ver.がまた面白い。
英語圏の方はもちろんの事、聞きなじみのある日本人までも『空耳』という形で楽しませるなんて。
Ayase、TeamYOASOBIの発想には恐れ入った。
ikuraも歌唱には相当苦労したであろう。
聴いてない人は是非とも聴いてほしい。
そしてやっと腰を下ろしてMC。
冒頭から歌いっぱなしだったので、実はikuraの喉を少し心配していた。
しかし全然へっちゃらな笑顔を見せていた。
この子は怪物か。
Ayaseを少しイジる余裕まで見せている。
ここでもまた兄妹のようなほっこりした時間が流れていた。
MCが終わり、うっすら吹奏楽の演奏が流れ始める。
まさか生演奏か?
ステージが変わりYOASOBIが映し出された途端に言葉を失った。
想像を遥かに超える壮大な光景だった。
これはさっきYOASOBIスタッフさんがツイートしてたあれか、
『大阪桐蔭高校吹奏楽部』の子たちか。
コロナ禍で近年はきっと演奏する場も少なかっただろう。
そこに重なるikuraの楽しそうな声。
なんだか涙が込み上げてきた。
曲目は「ハルカ」だ。
皆の幸せなそうなオーラが画面からも伝わった。
ちなみに冒頭でピアノのミソハギザクロが映ったのだが、
衣装のせいで学生と完全に同化していた。(ごめんなさい2)
そしてラスト「群青」
この曲は演奏も凄かったが、とにかくカメラワークが印象的だった。
とにかく壮大であった。
このまま円盤化できるクオリティだ。
「感じたことない気持ち」でAyaseの近くに歩みよるikuraになんだかゾクっとした。
「あとは楽しむだけだ」のikuraは本当に、本当にこの空間を楽しんでいるように見えた。
そして紙吹雪舞う中、YOASOBIの2ndライブは幕を閉じた。
1時間にも満たないLIVEだったが、終わってみたら満足感がすごかった。
はっきり言って、お金を出しても観たいクオリティだった。
ikuraの表現力、表情がとにかく豊かで、この半年で一体何が起きたのだろうという驚きが大きかった。
きっとその陰にはikuraのたゆまぬ努力があったのだと思う。
こんなにも芯があり、純粋無垢で、可愛さと格好良さのバランスがとれた子は他にはいないだろう。
非常に賢い子なのだと思う。
若干二十歳、まだまだ余白があると思うと末恐ろしい。
しかし世間の期待が高まるほどに、心を壊してしまうのではないかと心配をしている自分もいる。
どうか無理だけはしないで欲しい。
日々進化するYOASOBI、1か月後のロッキンではどうなってしまうのだろうか、、、
もちろんチケットはとった。楽しみでたまらない。
たくさん写真を撮って見返そうなんて思っていたが、
聴き入り過ぎてこの一枚しか撮れなかった。
でも心に刻まれた、あの瞬間を。消して忘れない。
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2021年7月7日、これは追記である。
だれもが衝撃を受けたであろう、ロッキン中止の知らせ。
よりによって願いをかけるこの日に。神様はいたずらが過ぎる。
全く予想していなかったことではないが、やはりショックだ。
しかしTeamYOASOBIはその何倍もの悔しい思いをしているであろう。
胸が張り裂けそうだ。
つらいニュースが流れても、いつか喜びがめぐり来る事を信じて、
私たちは前を向いている。
2021年、YOAOSOBIがロッキンのヘッドライナーとして選ばれたことを、
私は、絶対に、忘れない。
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