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【感想】腹が立つくらい”身体”の可能性を感じた_<訪問WS>大谷中学校・高等学校演劇部

2月9日(日)、大阪・阿倍野区にある大谷中等学校・高等学校にお邪魔してきました!当日は8名の演劇部員の皆さんにご参加いただき、舞台上での立ち方や歩き方、身体のデザインの作り方、行為のアティキュレーション(文節分け)などなど…、90分間にわたりコーポリアルマイムの基礎について熱心に取り組んでいただきました。今回はご参加いただいた生徒の皆さんからの感想から一部抜粋してご紹介します!


①ワークショップで、楽しかったことは?

コーポリアルマイム訪問WS_大谷中学校・高等学校演劇部

普段自分が意識していない動きや舞台に立つときの動きを改めて感じることができて、新しい気付きも多く楽しかったです。(14歳)

言葉なしで身体全体を使って感情やシチュエーションを表現できるのがとても楽しかったです。意識ひとつで変わるところがこれからも活用していこうと思いました。(15歳)

・身体のみで自身の感情を表すこと、また自身の動きの伝わり方が相手にわかってとても楽しかったです。また身体から「自身をまず無くす」ということがとても面白かったです。(16歳)

テンポの種類が違うだけですごく感情が変わることに非常に驚き、とても楽しかったです。(13歳)

②難しかったこと、わからなかったことは?

コーポリアルマイム訪問WS_大谷中学校・高等学校演劇部

・普段何気なくしている「歩く」という動作も、ゆっくり分けて行うと頭がこんがらがりました。何気ない動作でも、これだけ意識すると色々な筋力を使い大変でした。(17歳)

強弱やキレの良さを表現することが難しく、練習していきたいなと思いました。(15歳)

・お手本との自分の違いを感じて難しくも、すごく美しく、楽しかったです。(15歳)

身体の部位を分けて動かすことは普段意識しないことだったので、とても難しかったです。ただ、とても楽しかったです。(16歳)

③学んだことを部活動で、どのように活かせますか?

コーポリアルマイム訪問WS_大谷中学校・高等学校演劇部

舞台上での立ち振る舞いについて悩むことが多かったため、これからの稽古でも、演技における一つ一つの細かい動き方で参考にしたいです。(14歳)

・場面ごとの感情や伝えたいことを”絵”として表現するなど、ひとつひとつの動きや行動を意味のある丁寧な動きとして演技に落とし込みたいと思いました。(15歳)

動作の強弱で感情が変わることが実感できたので、今後の部活動に取り入れていいきたいと思いました。(17歳)

全ての場面で活用させていただきます。特に無言のシーンやノンバーバルではすごくありがたいです。(15歳)

④どんなことをもっと学びたいですか?

・客観的な自分の動きが、具体的にどう改善されるのか、どのように動けば美しく見えるのをもっと深く学んでみたいと感じました。(14歳)

もっと丸一日にかけてワークショップを受けてみたいなと感じました。(17歳)

・歩行の仕方や強弱をはじめ、手を使った動作的なマイムや「無いものが本当にあるかのように見える方法」など…、もっと学ばせていただきたいです。(15歳)

・台詞を言いながら動くことが苦手なので、日常の自然体の動きにおける身体表現を学んでみたいです。(17歳)

⑤そのほか、ご自由に感想をお書きください!

コーポリアルマイム訪問WS_大谷中学校・高等学校演劇部

・今の役柄で動きについて悩むことが多かったのですが、無意識な”動きの癖”を分解してみることができとても勉強になりました。また、美しい動きを体感できて純粋に楽しかったです。(14歳)

・演劇部に入部して5年、今まで”セリフの言い方”にフォーカスした練習ばかりを行ってきましたが、”言葉”だけで満足していた自分に腹が立つぐらい”身体”の可能性を大きく感じました。今まで2回ほどノンバーバル芝居をしたこともありますが、その頃に戻ってもう一度初めから稽古したいぐらい可能性を感じました。(17歳)

・舞台に必要なスキルを丁寧に教えていただけて、非常に貴重な経験をさせていただけて光栄です。演劇をするにあたって活用できることしかなく、もっともっと深めていきたいなと思いました。(15歳)

・コーポリアルマイムのみの一本のお芝居を見てみたいと思いました。コーポリアルマイムという世界がとてもステキで”観る側”に正解がなく、ただ大きな感情を与えてくれて、どこまでも可能性の広がる素晴らしい表現だと思いました。(16歳)

★中高生向けコーポリアルマイムワークショップ受付中★

カラダで演じるためのラーニングポイント

人と人のコミュニケーションの9割以上は言葉以外のもので行われていると言われています。その中でも視覚情報は半分以上の割合を占めているので、目に見える表現とても大切だということが分かります。舞台上で演じる時も言葉だけではなく、自分の身体で伝える方法を知ることで、表現の幅を大きく広げることが出来ます。

tarinainanikaのコーポリアルマイムWSでは、20世紀フランス演劇界の巨匠であり、近代マイムの父と称されたエティエンヌ・ドゥクルー(1898-1991)が構築した役者のための舞台芸術「コーポリアルマイム」の実技と座学をベースに、身体表現の文法を中高生向けに分かりやすくお伝えします。役者の本質である「身体」を使って「演技」をするためのノウハウを様々な角度から体験し、実践的な演技術を習得していきましょう。

「カラダで演じるためのラーニングポイント」(上記)から複数の項目を組み合わせて訪問ワークショップを実施します。 実施内容についてはご要望を伺い、ワークショップの形態と参加者のレベルに合わせて決定します。その他、ご質問やご相談などございましたら、お気軽に<tarinainanika@gmail.com>までお問い合わせください。

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