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相場振り返り  10/9(水)

米国株

  • <為替> ドルが先週につけた7週間ぶり高値をやや下回る水準で堅調に推移した。
    米国の利下げペースを探る動きが続く中、中東情勢の緊張の高まりのほか、中国経済の低迷に対する懸念がドルの支援要因になっている。
    ドル/円は0.06%高の148.27円。円は地政学的リスクの高まりを受け、一時安全資産としての買いが入ったが、その後やや押し戻された。
    主要6通貨に対するドル指数は0.06%高の102.54。
    ユーロ/ドルは0.03%安の1.0971ドル。先週4日に付けた7週間ぶり安値(1.09515ドル)近辺にある。
    中国人民元は1ドル=7.0648元に下落。UBS(ニューヨーク)の
    外為ストラテジスト、ワシーリー・セレブリアコフ氏は、中国当局の景気刺激策について「市場では詳細な情報が期待されていた」と述べた。

  • <債券> 不安定な取引の中、国債利回りがまちまちの動きを示した。短期債利回りが低下した一方、長期金利は小幅に上昇した。連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策予想や投資家のポジショニング、経済見通しなどさまざまな要因が重なった。
    午後の取引で、指標となる10年債利回りは小幅上昇し4.028%。
    一時は4.057%と、10週間ぶりの高水準を付けた。同利回りは5営業日連続で上昇している。
    30年債利回りも一時、4.342%と、7月下旬以来の高水準を付け
    た。取引終盤では1.5bp上昇の4.319%。
    2年債利回りは4bp低下の3.965%。同利回りは前日7日に7週間
    ぶりとなる高水準を記録していた。
    2年債と10年債の利回り格差はプラス5.6bp。前日は2年債利
    回りの上昇幅が10年債利回りの上昇幅を上回り、一時的にイールドカーブが逆転する場面もあった。

  • <株式> 反発して取引を終えた。今週後半に予定されるインフレ指標や第3・四半期の企業決算発表に注目がシフトする中、ハイテク株への買い戻しが強まり、前日の下落分を取り戻した。
    S&P総合500種の中ではS&P情報技術が上昇率トップとなった。データ解析企業パランティア・テクノロジーズや、サイバーセキュリティー
    会社パロアルト・ネットワークスが相場の上げをけん引した。
    大型ハイテク株がS&P500とナスダック総合を押し上げた。エヌビディアが4.1%高と1カ月ぶりの大幅な上昇率だったほか、アップル、テ
    スラ、メタ・プラットフォームズが1.4─1.8%上昇した。
    S&Pの大半の業種が上昇した一方、素材は0.4%下落。中国の刺
    激策を巡る楽観的な見方が弱まり、金属価格が下落したことを受けた。

    米上場の中国企業株も売られ、アリババ集団、京東集団、PDD
    ホールディングスが5.4─7.5%安となった。

日本株

市場ニュース

  • 前場の日経平均は反発、米国株高を好感 次第に伸び悩み

  • 後場の日経平均はもみ合い、300円超高 党首討論は反応薄


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