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相場振り返り  10/11(金)

米国株

  • <為替> ドルが対円で下落。9日発表された米インフレおよび雇用関連指標から、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを継続する公算が大きいことが示された。
    9月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇し、市場予想を上回ったものの、約3年半ぶりの小幅な伸びにとどまった。
    10月5日までの1週間の新規失業保険申請件数は、前週比3万3000件増の25万8000件と、週間の増加幅としては2021年7月以来最大となった。
    終盤の取引で、ドル/円は0.38%安の148.66円。一時8月2日
    以来の高値となる149.58円を付ける場面もあった。
    ユーロ/ドルは一時8月8日以来の安値を付けた後、0.14%安の1.
    0925ドルで推移。ドル/スイスフラン は0.45%安の0.856フラン。

  • <債券> 不安定な取引の中、短期債利回りが低下する一方、長期債利回りは上昇するまちまちな動きとなった。この日は注目された米消費者物価指数(CPI)や週間失業保険申請件数が発表された。
    指標となる10年債利回りは、CPI発表直後に10週間ぶりの高水準
    4.12%を付けた。終盤は小幅上昇の4.073%となった。
    米連邦準備理事会(FRB)の政策期待に敏感な2年債利回りは4.9ベ
    ーシスポイント(bp)低下し3.968%。序盤には8月中旬以来の高水準となる4.094%まで上昇した。
    イールドカーブは指標発表後にスティープ化。2年債と10年債の利回り格差は一時12.9bpまで拡大した。終盤は10.3bpだった。

  • <株式> 主要株価3指数が軒並み反落した。この日発表された9月の消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回ったことで、市場では米経済の健全性と金利の今後の道筋を見極めようとする動きが広がった。
    米労働省が発表した9月のCPIは前年比2.4%上昇した。食品価格の上昇を背景に市場予想の2.3%を小幅に上回った。
     また、10月5日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比3万3000件増の25万8000件と、週間の増加幅としては2021年7月以来最大となった。エコノミスト予想は23万件だった。
     S&P総合500種の主要11セクターのうち上昇したのは3部門のみ。原油の値上がりを受け、エネルギーがアウトパフォームした。
     市場は米銀大手が11日に発表する決算も注視している。

日本株

市場ニュース

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