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相場振り返り  10/17(木)

米国株

  • <為替> ドルが上昇し、11週間ぶり高値を付けた。米大統領選まで残すところ約3週間となる中、米大統領選の結果が注視される。一方、17日に欧州中央銀行(ECB)理事会を控える中、ユーロは下落。低調なインフレ指標を受け、ポンドも下落した。
    終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.3%高の103.59。一時、11週間ぶりの高値となる103.60を付ける場面もあった。
    ユーロ/ドルは0.4%安の1.0855ドル。一時、8月初旬以来の安
    値となる1.0853ドルを付けた。
    ポンドの下げが目立った。対ドルでは0.7%安の1.2982ドルと、8月20日以来初めて1.30ドルの節目を割り込んだ。対ユーロでも0.5%下落した。
    ドル/円は0.4%高の149.765円。

  • <債券> 国債利回りが低下した。この日発表された経済指標で利下げ継続観測が裏付けられたことを受けた。指標となる10年債利回りは3営業日連続の低下となった。
     労働省が発表した9月の輸入物価指数は、前月比0.4%下落し、2023年12月以来、最大の下落率となった。インフレ見通しが緩やかになることが示され、連邦準備理事会(FRB)は利下げを継続するとの見方が裏付けられた。
    10年債利回りは、2.6ベーシスポイント(bp)低下の4.012%。一時、3.995%と、10月7日以来の低水準を付けた。同利回りは、9月の雇用統計が好調だったことを受け4週間連続で上昇し、先週は7月31日以来の高水準となる4.12%を付けていた。
    30年債利回りは、3.3bp低下の4.295%。
    2年債利回りは2.3bp低下の3.933%。

  • <株式> ダウ工業株30種が反発し、最高値を更新した。小型株の上昇と銀行大手の好業績が追い風となり、ハイテク株が主導した前日の下げから切り返した。S&P総合500種も終値での大台突破まであとわずかに迫った。
     モルガン・スタンレーが6.5%高と急伸した。朝発表した第3・四半期決算は、投資銀行部門が好調だったことで利益が予想を上回った。
     ハイテク大手からより割安なセクターへの資金シフトもみられ、
     ラッセル2000指数は1.6%、S&P小型株指数は1.4%、それ
    ぞれ上昇し、2021年11月以来の高値で引けた。
     ハイテク株では、前日最高値を付けたアップルが0.9%下落した。ア
    ルファベット、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフトも0.2─1.6%下落した。
     前日下げが目立った半導体大手のエヌビディアは3.1%高。

日本株

市場ニュース

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