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相場振り返り  10/16(水)

米国株

  • <為替> ドルが大半の主要通貨に対して小幅上昇した。市場で、米連邦準備理事会(FRB)の今後1年半にわたり緩やかなペースでの利下げを実施するという観測が広がる中、2カ月半ぶり高値圏を推移した。
    終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.1%高の103.26と、前日14日に付けた8月8日以来の高値103.36からそう遠くない水準にある。
    ユーロは、1.0882ドルと、8月8日以来の安値を付けた。
    ドルは対円で0.4%安の149.25円。ただ、月初来でドルは対円で
    3.8%上昇している。

  • <債券> 指標となる10年債利回りが低下した。朝方発表された低調な製造業データに反応した。
    10月のニューヨーク州製造業業況指数はマイナス11.9と、市場予想(プラス3.85)に反し、マイナスに転じた。
    終盤の取引で、指標10年債利回りは3.9ベーシスポイント(bp)低下の4.034%。10年債利回りは過去4週間上昇し、先週には約2カ月半ぶりの高水準を付けていた。
    30年債利回りは5.8bp低下し4.324%。
    2年債利回りは1.1bp上昇の3.982%。

  • <株式> 反落して取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合が下落を主導した。需要低迷への懸念から半導体株が売られたほか、原油価格の下落に伴いエネルギー株も下げた。
    前日終値で過去最高値を記録したエヌビディアは4.7%安。米政府がエヌビディアなど米企業の人工知能(AI)向け半導体について国ごとの輸出規制を検討していると伝わったことに圧迫された。

    オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが決算発表で低調な売上高見通しを示し、半導体株に売りが広がった。ASMLの米上場株は16%安。フィラデルフィア半導体指数は5.3%安と、9月初旬以来最大の下げとなった。

    エネルギー株指数は3%安。イスラエルがイランの核施設や石油施設を
    攻撃しないとの報道を受けて供給途絶の懸念が和らぎ、原油価格が下げたことが背景。

日本株

市場ニュース

  • 前場の日経平均は反落、800円超安 半導体株安が重し

  • 後場の日経平均は下げ渋り、参加者少なく方向感乏しい


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