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タオの聖なる性は心臓を通過する


こんにちは!魔タリカ779歳、魂のR指定です。
京都の山奥でのタオイスト・セイクレッドラブから戻ってきました。
今回はうちのワークには珍しく男性の方が多かったんです。
いえ、多分他所様でもみんな同じく女性の方が多いとは思いますが。
男性たちは、ちゃんと性について話したり学んだりする場所を探していて、やっと辿り着いてくれたんだなぁと思うと、感慨深いものがあります。
タオの男性たちというのは、とても勉強熱心!穏やかで平和な人たちが多く、今回も高校生の部活か?ってくらいに楽しそうに仲良くしているのを見ると、微笑ましくもあります。

同性同士は居心地が悪い、というのもよく聞く話ではあるけど、タオの基本は「男性はまず男性の、女性は女性自身の身体や生理を知ること」というシングルプラクティスが基本となっています。自分のことを知らずして、どうやってパートナーを知ったらいいのか、なんてことは、このメルマガ読者の方にしたら当たり前だと思うかもしれません。だけど、セックスに関することになると、とたんに相手のことしか見えなくなってしまうんです。

「あの人は何が好きなんだろう?」「どうやったらあの人を喜ばすことができるだろう?」「あの人の好みのタイプは?」「意中の人から好かれるには?」「こうして、こうなって欲しいのに伝わらない!」なんて具合ですよね。いったい「自分」はどこにいるんでしょう?

その現場がセックスなら、たいていはAVを真似るか、経験豊富な男優さんが与えてくれる教科書に習ってみるのが一般的ですよね。
たまにマンネリからの脱却を試みるならそれでエンジョイできるかもしれません。セフレとかね。

だけど、ほとんどの女性が求めているものは全く違うのだと思います。ここで初期の誤解が起こります。
その後は長いパートナーシップであるほどに、愛は仕事に注がれるなど、目の前の相手ではないものへの全力投球が始まったら、後はもうお決まりのセックスレスです。そうしているうちに、肉体やホルモンの変化が始まったら、覆水を盆に返すなんてことは、地球がひっくり返っても起こらないケースがほとんどです。なんと圧倒的なミスコミュニケーションでしょうか!

ワークに参加した男性たちは口々に、「もっと早く知りたかった!高校生くらいで....」とおっしゃいます。
確かに、高校生くらいでこのワークを学んでいたら、人生はもっと力強く変化を恐れず、愛を選択できるでしょうね。自分の真の力の使い方を覚えたら、様々な虐待やDVも起こらないと思います。

だけど悲しいかな、肉体が元気なうちは「自分には関係ない」と思うものだし、世間様は「いやらしい、ふしだら、頭がおかしい」というレッテルを貼って、中身を見ようともしないというわけです。

………..メルマガの続き


人生100年時代の健康寿命を延ばして、仕事が落ち着く人生の後半を楽しく生き生きと過ごしたいと思うなら、男女ともにこの問題に直面して、取り組んでいくのは、老後の資金を貯めるよりも優先されることじゃないかと思います。男性は9年、女性は12.5年ほど、人生の最後に人の世話にならないといけないというデータがあるそうです。いくらお金を貯めても、ベッドの上で消費するか、使い切らずにあの世に行くか、というのでは残念すぎます。いったい何のための人生だったんでしょう。

確かに、タオのセクシャルプラクティスを高校生で学べたら、最期まで楽しい人生を送れるかもしれないけれど、幾つから始めたとしても、高校生くらいの純粋さとワクワクする気持ちを取り戻して、免疫力は高まるかもしれないですよね。

生殖器は腎臓に属していて、腎臓は生命エネルギーが出入りするゲートです。プラクティスするほどに、生命力を増強して若返ることができます。
けれども、あらゆるパートナーシップやセックスの中の真の問題とは、「ハート・心臓」です。

心臓は生まれてこのかた休むことなく脈動して、全身を生命の源で満たしてくれます。これが「愛」じゃなくてなんだというのでしょうか。
心臓は力強い無条件の愛でできているけど、繊細かつ傷つきやすい臓器で、タオでは愛の炎を象徴します。

ナマの生命エネルギー「性欲」は、心臓の「愛の炎」を通過するとき、精錬され、整形されて美しく輝き、身に付けたり誰かに差し出したりできるようになります。例えていうなら、金塊(性欲)は莫大な価値がありますが、そのままでは人の生活の中では、誰かの役に立つことはないでしょう。
眺めて楽しむことくらいはできるかもしれないけど!
指輪やネックレスなどの装飾品になれば、誰かに差し出して喜んで身に付けてもらうことができます。

金塊が装飾品になるためには、エネルギー的に炎を通り、叩かれ削られ、磨かれるプロセスを通らなければなりません。そのプロセスをタオではアルケミー(錬金術)と呼びます。加えて、愛を楽しむための器である肉体(ホルモンや筋肉の反応、反射)の健康があれば、さらに人生は充実したものになるでしょう。老齢になれば肉体は朽ちていく方向に向かいますが、エネルギーはより軽く、精妙になって(プラクティスしていれば)セックスはスピリチュアル(霊的)なものだと実感できるでしょう。

タオの根本エネルギーは「性エネルギー(腎臓)」なので、愛(心臓)を通過させることは必要不可欠なプロセスです。性欲は愛の炎をくぐらなければ、使い物にはならないのです。愛のないセックスほど人を深く傷つけるものもないですよね。多くの女性たちが欲っしているのは、テクニックではなく、ただ愛なんだと思うんです。


この心臓(ハートの愛)を活性化させるプロセスを促進するために、チネイザンでは心臓のストレスや傷ついた記憶や感情をリリースし、六字訣や小周天をはじめとした気功で性欲の通り道を開き、業火ではなく、人を優しく暖める炎へと変容させます。
(付け加えておけば、タオの気功をプラクティスしていないチネイザンは、腸もみです。プラクティショナーは正しく選ぶという消費者リテラシーを高めましょう。)


性エネルギーは、これほどまでに注意深く丁寧に扱われる必要と、その価値があります。それほど強大なエネルギーで、宇宙創造の可能性を秘めた愛のエネルギーですが、扱いを間違えれば人生を崩壊させ、人を破滅に追いやることもあります。愛の欠如、愛の誤用は、人にも自分にも百害あって一利なしです。
これはあらゆる人間関係において、セラピーの現場でも、職場の人間関係でも、介護や家族間やパートナーシップでも同じです。
私たちは愛についてなんの教えも受けていないので、愛について語られたらすぐに「怪しいスピ系だ。気持ち悪い」などとなります。
人は自分が一番必要なもの、欲しいものを批判的に見て揶揄する傾向があるってことを、私はいつも不思議に思うのです。

さぁ、心臓の気を巡らせていきましょう!

Love♡

Tarika

2024 / 10月16日発行メルマガより



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