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オリエンテーション初日(シェフィールドに到着してから3日目…Day3)

最初のイベントは午前9時からICE BREAKER。前日夜に仲良くなったオリエンテーション期間だけ住んでいるフラットメイトたちと待ち合わせするも、8時出発のはずが「8:15でいい?」「間に合わない!あと5分!」とずるずる遅れ、フラットの外に出ると別の階の人たちも滞留して誰かを待っていて、そこになんとなく合流し、結局出発は8時30分をだいぶ回ってから。インド人が多くてほかにドイツ、日本など。米国留学経験のあるドイツの女の子はコミュニケーション能力の権化みたいに、くるくるといろんな人に話しかけて盛り上がってインスタを交換していて、花の間を飛び回る蝶のよう。「東京に日本人の〇〇って友だちがいるんだけど知らない?!」と無邪気に聞いてきて、とてもキュートだった。インスタをほとんど使ったことがなくていまいち使い方が分からないけれど、こちらでは連絡先の交換はインスタかWhat'sApp。かろうじてアカウントを作っていてよかった。

9am-10.30am ICE BREAKER
①15人くらいで輪になって、1人のスピーカーが3つのステートメントを行い、まわりの人たちがステートメント3つのうちどれが嘘かを当てる。たとえばスピーカーが「I like SUSHI」「I wake up at 8」「I have a sister」とステートメントをすると、まわりの人たちが「What's your sister's name?」などと質問してスピーカーの回答ぶりから本当か嘘かを見破る…という感じ。
②全員で輪になって、1人が「Anyone who has a bag」などとステートメントし、当てはまる人は輪から外れ、外れた人同士で空いたスポットを奪い合う。ステートメントの内容はスピーカー自身も該当しなくてはいけなくて、要するに、自分と共通項のある人を探す、イメージ。
③ビンゴ。各マスに「Has visited more than 5 countries」「Know how to do pottery」などの条件がかかれ、当てはまる人を見つけてサインをもらうというもの。難しかったのはPotteryと「Has cosplayed before」で、コスプレに日本からの留学生がサインしてくれミッションコンプリート。

10.30am-11.25am 講堂でオリエンテーションとStudent Unionの説明

11.30am-12.30am キャンパスツアー。いくつかのコースに分かれていて、私が主に通うWave行きに参加する。Waveもメーンキャンパスから結構遠いけれど、Management SchoolはWaveからさらに坂を上るのでインド人たちが「信じられない」と絶句。街並みはでもとても美しい。インド人の女性とおしゃべり、インドでは幼稚園のときから英語を習い、英語で授業をするのでみんな堪能。書けない人もしゃべることはできる。それに地方によって言葉が違うので共通語が英語。「なぜこんなに言葉も違うのに一つの国でいられるのか不思議!」というコメントが面白かった。

management schoolへの坂道

さすがに疲れて、Student Unionのショップで買ったサンドイッチを1人でほおばる。しゃべりたくても英語が思いつかなくてしゃべれないことが多すぎて、日本語だったらもっと伝えられるのに!!というフラストレーション、悔しさをかみしめる。そのときに思った。Disabledとはこういうことなのかも、と。本来自分が持っているはずの力が、何らかの理由によって発揮できないということ。その理由が、言葉ならば学べばいいし何なら日本に戻れば解消できるけれど、身体や精神の障害はそうはならないから、本人だけでは解決できないことは社会が取り除く。

Student Unionでは不思議な寿司が売られ、あと詰め替え式のシャンプーや洗剤もあった。

1pm-2pm キャンパスから街中へのツアー。いまだにLebaraが開通しないので、街でグループから離れて「Sheffield Lebara」で検索して見つけたショップへ。携帯ショップ…のつもりが行き着いたのは小さな雑貨店。SIMカードを売ってるというだけだった。野菜の棚で、カビたレモンが普通に並んでいた。

大学に戻ってStudent Unionのスタッフに「スマホでネットが繋がらない」と泣きつくと、ちゃちゃちゃっと操作して、無事に開通!!!

フラットメイトのグループと再会、おしゃべりに参加する(やっぱりあんまりしゃべれず聞き専)

4.30pm-5.30pm キャンパスの歴史ツアー。教授が楽しそうに話してくれるのがとても印象的。キャンパスで一番目立つ建物、Firth Courtは大学を設立したFirthさんの名前からとったもので、彼はスチール産業を発展させ、労働者が学べる場をと大学(最初はCollege)立ち上げに奔走。当初は「労働者の街、シェフィールドに大学なんて!?」と笑われていたのが、仲間を集め、なんかの学部(忘れた)から始め、1905年にUniversityに。そのときの建物がFirth Court。ただFirthさん自身はその少し前に亡くなり、仲間たちが思いを継いだ。イギリスは「古いことに価値がある」と考える文化なので、1905年に建設したときにさらにそこから数百年前風な建物なんだという説明が面白かった。教授の義理の親が結婚したとき?のシェフィールドナイフというものを見せてくれた。つまり100年以上前のもの!また、最初に立ち上げたときから女子学生も入っていて、それは当時とても珍しかったとのこと。

今Law schoolが入っている建物はもとは結核など感染症の病院だったもの。大学というと郊外などにまとめてキャンパスを作るのが一般的だけれど、シェフィールドでは、街にあった建物を大学の建物に転用することが多くてそれが特徴のひとつなのだそう。

最後に訪れたInterval Cafe Bar も誰かの名前が冠になっていて、あんまり説明がよく分からなかったけれど、その人は当時の学生だけでなく、未来の学生のためにとの思いをもって大学の発展に貢献した。「それはつまり、君たちのことだよ!」という教授の言葉に胸が熱くなる…

Student Unionに戻って歴史ツアーで知り合ったタイ人の女性とおしゃべり。自分より10歳くらい若いけれど、でも20代とは違う感覚でおしゃべりできる友達ができてハッピー!!そこにタイ人の男の子も合流。

6.30pm- バーベキュー。参加しないといっていたタイ人の女性も誘う。列に並んでから食べ物にたどりつくまでに30分!鶏むね肉のハンバーガー、ポテト、なんか分からないスパイスが入った団子(肉はなし)、レタス。最初に並んだ人たちはさらにホットドッグがあったらしいけれど「もうなくなっちゃった」と当たり前のように言われる。ベジタリアン用の大豆パテみたいなのもあり、でも同席した中国人の女性が「なにこれ」と顔をしかめていて、少しもらったら、確かに、まずい…。ケチャップべたべたにしないと食べられないかも。

日本が大好きだというタイ人の男の子は2週間も前にシェフィールド入りしていろいろ調べていて、しかもアメリカなどへの留学経験もあり英語ペラペラ。毎年日本に遊びに行ってるとのことなのできっと超リッチ。彼のリードで、なんとなくみんなで夜の街に繰り出す。クラブはパスポートがないからと入れず、彼のフラットの地下にあるビリヤードへ。会社に入ってすぐのころにちょっと遊んだきりのビリヤード、散々だったけれど、若い人たちと一緒に楽しめた!

日本からの交換留学生の女の子とバスで寮へ。バス停のアナウンスがないバスに乗るのは毎回ドキドキで、なんとか降りるバス停を見逃さずに帰る。11.30pmごろ。

なお、すべての内容に共通するけれど、Fact checkまではしていないし、英語の理解が間違っている可能性もあるので、あしからず。

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