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「ネガティブ」だって、いいじゃない

こんにちは。みーきちです。

今日は「ネガティブ」についてのお話です。

まず、ネガティブとは何か、言葉の定義を見てみましょう。

Weblio辞書より引用

否定的なさま。 消極的。 「ネガティブな返事」「ネガティブに考える」⇔ポジティブ。

ついでに、ポジティブについても、言葉の定義を見てみましょう。

Weblio辞書より引用

積極的であるさま。 「ポジティブな生き方」「ポジティブに考える」⇔ネガティブ。

このように「ネガティブ」は「ポジティブ」とは反対の意味で用いられています。

結論から言うと、私は否定的で消極的な性格なので「ネガティブな性格」と言えそうです。

例えば、知り合いから、ねずみ講などの美味しい儲け話を持ち掛けられても「どうせ損をするだろう」と否定的に考えてしまいます。

「やまない雨はない」という励ましの言葉を聞くと、いつも「晴れの日は続かない」と考えてしまいます。同じように「明けない夜はない」という言葉を聞くと「暮れない昼はない」と想像してしまいます。

noteを書いている時に、妻から「ベランダにある洗濯物を取り込んで」とお願いされても、消極的なのですぐには動きません。いつも妻に「はよせい!」と言われながら、焦ってnoteを書き終え、しぶしぶ洗濯物を取り込んでいます。

会社で上司から「ここに1万行のエクセルデータがあるんだけど、このデータを部門別に集計しておいて」とお願いされても、消極的な性格なので、面倒な手作業の集計を回避し、数式とVBAプログラムを組んで、ボタン1発で高速に処理してしまいます。

仕事中、勧誘業者から頻繁に不動産投資や保険加入の営業電話がかかってきますが、消極的な性格なので、電話は取りません。

仕事に行く際、積極的にネクタイをつける気になれず、いつも「早くクールビズの季節にならないかなぁ」と考えています。

着替えに消極的で、自宅でテレワークをしている時は、いつもパジャマです。ついでにヒゲもボーボーです。

大食いに消極的で、いつも腹八分目を心掛けています。ついでに言うと、夜更かしに消極的で、いつも午前0時を超えないうちに寝ています。

あれ、なんだか消極的に生きていると、健康的な生活を送っているような気がしてきました。

ぐちゃぐちゃ書きましたが、ネガティブに生きることも、そんなに悪くないんじゃないかなと、個人的に思っています。

身の回りを見渡すと「もっとポジティブに生きよう!」とか「ネガティブに考えてはダメ!」などの意見が散見されます。

多分、そのような人たちも、将来を否定的に考え、こっそり自身に生命保険をかけてたりするんじゃないかと思います。

「ネガティブだって、いいじゃない」

私は、声を大にして言いたいです。

もちろん、ネガティブな人が「もっとポジティブに生きたい」という思いを自然に抱くのであれば、問題はありません。

しかし、ポジティブな人がネガティブな人に対し「もっとポジティブに生きなきゃ!」と、ポジティブな生き方を強要するのは、私は問題だと考えます。

以下、積極的にポジティブに生きてみます。

知り合いから、ねずみ講などの美味しい儲け話を持ち掛けられたら「めっちゃええやん!」と積極的に飛びつき、後で大損をします。

「やまない雨はない」「明けない夜はない」と積極的に語りかけることで、ネガティブな人にダメージを与え続けます。

noteを書いている時に、妻から「ベランダにある洗濯物を取り込んで」とお願いされたら、積極的に洗濯物を取り込みます。その間に、noteに書こうと思っていた大事なネタを忘れます。

会社で上司から「ここに1万行のエクセルデータがあるんだけど、このデータを部門別に集計しておいて」とお願いされたら、積極的に手作業で頑張り、残業を重ねてしまいます。

仕事中、勧誘業者からかかってきた不動産投資や保険加入の営業電話を積極的にとることで、損失を出したり、何重にも保険に入ることになります。

仕事に行く際、積極的にネクタイをつけることで、朝の貴重な数分を無駄にしてしまいます。

着替えに積極的で、誰も見ていないのに、自宅でテレワークをする時でもスーツを着ます。おかげで、スーツが早く痛みます。ヒゲもこまめに剃ることで、ヒゲ剃りの刃が早くすり減ってしまいます。

積極的に大食いをしたために、メタボになります。積極的に夜更かしすることで、肌も荒れてきます。

ほら、ポジティブに生きても、ロクなことがないように思えてきました。

ちなみに、以前勤めていた広告会社で「なんでもポジティブに考えよう!何があってもラッキーと思おう!」という運動がありました。

当時の部長が率先して、この運動に参加していたのですが、ある日、その部長が机に思いっきり足をぶつけ「痛い!でもラッキー!」という謎の言動を発しました。

「頭がおかしいんじゃないのか」

思わず、ネガティブ全開の私はそう考え、陰でこっそり不敵な笑みを浮かべました。

「明日、地球に隕石が落ちます。みなさん、さようなら」

そんなニュースがテレビから流れてきても、ポジティブに「ラッキー!」と思えるなら、私は素直に「あなたの頭は、どうかしてるんじゃないのか」と考えると思います。

「ポジティブに考える」「ポジティブに生きる」

適度なポジティブ思考であれば、それはあなたの人生にとってうまく作用するのかもしれません。

でも、過度なポジティブ思考は、なんだか、あなたの人生を変な方向に導いてしまうのではないかと、私はネガティブに考えています。

私はこれからも、積極的にネガティブ人間として生きていこうと思います。

あれ?最後に私の中から「積極的に」という言葉が出てきました。

良く分からないのですが、私はポジティブなのかもしれません。

換気扇にこびりついた油汚れのような私の記事を読んで頂き、本当にありがとうございます。サポートして頂けると、妻がニッコリします。