有料講座は悪なのか(後編)
キャリアコンサルタント有資格者が提供する有料講座について、無料・無償でお手伝いすべきという方の意見についての考察を前回前編として書きましたが、今回は有料化してもいいよねという意見についての考察を書こうと思います。
有料化にしてもいいのでは?
有料での支援に対して肯定派の人は、資格を取得してからの経験に差はあるものの、
・キャリアコンサルタントである以上有料化は意識するのは当然である。
・否定派はお金に対するメンタルブロックが強すぎる。
という意見が多いです。
これは以前上げた記事にも書いてありますが、「キャリアコンサルタント」と「ホルダー」の違いに通じるものがあると思います。
キャリアコンサルタントのことをなぜ「ホルダー」と呼ぶのか?
僕もフリーランスのキャリアコンサルタントとして活動していますが、あれもこれも無料で提供していると、最初のうちはいいかもしれないが、どこかのタイミングで必ず「ん?」と思う時がくると思うのです。
あなたのキャリアコンサルタントとしての価値は?
受験生支援でお金をいただくことに抵抗があるというのは気持ちとしては十分に理解していますが、それでも少額でもいいのでお金をいただくことを意識した方がいいと思います。
自分の知識、経験、スキルを提供するのに無料というのは、あなたのキャリアコンサルタントとしての価値を値付けしたときに「0円」です。となりませんか?
僕自身、「ホルダー」ではなく「キャリアコンサルタント」であるということを強く意識しながら活動しているので、今後も自分が提供するものへの値付けは意識していこうと思います。
最後に
養成機関が提供しているものにしても、有資格者が提供しているものにしても選ぶのは受験生であり、受験生の自己決定権を尊重すべきであって、周りが良いだの悪いだのああだこうだ言うことではないと思います。
そして講座を受講したらといって必ずしも合格するとは限らない。
受けても受けなくても最後は受験生の努力次第だと思います