他人と住むこと

のっけからやけど。

ねぇ、難しくない?
一緒に住んで4年目ですが、他人と住むことがこんなにも難しいかということを改めて感じている昨今。

いっそのことほんまの他人とルームシェアとかならもっと簡単かな?と思うけど。『恋愛感情を伴う他人』と限定しておこう。

自分でいうのもなんやけど、漫画やドラマになりそうな恋愛を経て結婚したわけでもないのです。26歳でそろそろボーっとしてたら生き遅れてまうのでは?と危機を感じて、同じような友達とひたすら合コン(注:まともな企業勤務に限る)を開催して出会ったというゲスを極めたロマンチックさのかけらもない出会い。現実主義とも言うね。

どちらかが情熱的に…というわけでもなく、夫もなんとなく連絡先を聞いてきて、私もほんならまぁ…みたいな始まりで。あまりにおもんなさすぎてデート中に仮病を使って帰宅したこともあるし、え、このままでいいの、私!?と思ったこともたくさんある。

ただ、急なお誘いなどのタイミングが合う。絶妙なところでハプニングが起こる。そして、びっくりするほどフィーリングが合う。

燃え上がるような恋ではなかったけど、生き別れた弟なのでは?と思うぐらい居心地がよくて。今まで27年間私を放ってお前はどこをふらついとったんや!登場が遅い!と本気で思ったぐらい。

それまで、追いかけて追いかけて気づいたら2番手かそれすらもなれず。岡本真夜の「Alone」聞いて泣いて、隙間産業一本で生きてきた私にとっては、追いかけなくてもちゃんと居場所がある、そんな心配がいらないという幸せは格別なものでした。

どちらかというと今もかかあ天下みたいな感じなんだけど。
夫もきっとそういうつもりなんだろうけど。

夫に嫌われたくない。

と私は根底で強く思っていて、その思いが他人と住むことを難しく感じさせているのかなと。

家事の分担然り、育児の分担然り、思いやりも必要だけどそれだけでは自分もつぶれてしまうし、このたびつぶれてしまったしな。
どこまで甘えていいのか、私には難しいことがいっぱい。

夫がすきでしんどくて。
夫が憎くて振り切れてしまってるひとにちょっと憧れる。

#エッセイ #産後クライシス #家事 #夫好き #合コン

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