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イキテルッテナンダロ

あの日、命を繋ぎ止めた天使ちゃん。

家族が泣いて喜んだあの日。

もう一度人生を
リスタートした感動的なあの日。

運命的なあの日。

俺は、あの日
本当に命を繋ぎ止められて
よかったのだろうか?って
たまに思う。

俺があの日
命を繋ぎ止めなかったら

こんなに嬉しいことも
こんなに怒ることも
こんなに哀しむことも
こんなに楽しいことも
こんなに悩むことも
こんなに苦しむことも
こんなに辛いことも

そして

こんなに愛おしいと
感じることもなかった。


40数年生きてきて
唯一気づいたことは
生きる意味なんてものはない。
(超絶個人的な見解)


まぁまぁ聞きなさいよ、そこのチミ


あの甲本ヒロトもこう言っている


「生まれたからには生きてやる」


そう、だから生きる意味なんてものは
自分で勝手につけるか 
もしくは後から勝手についてくる。


これがあの日、
命を繋ぎ止めた天使ちゃんが
辿り着いた結論である。

学歴も地位も名誉も
何も持たない
ただの一般小市民のおじさん。

他人と比べることで優劣を計る
この世間の荒波の中
他人に興味があるように振る舞い
実際は興味なんてまったくないけど
自分だけが周りから浮くことを恐れ
他人に興味あるフリをして
溶け込もうとしてきたおじさん。

特別言いたいこともなく
なりたいものも
やりたいことなんてのもなく
常に流れに身をまかせ
溺れ続けているおじさん。

やりたいことがあまりにもなくて
悩んだりもした
というか
悩んでいるフリをしているおじさん。

自意識過剰でプライドだけは高く
人からイジられるのが異常なまでに
嫌いなおじさん。

あの甲本ヒロトもこう歌っている
(どんだけ好きやねんwww)


 『なるべく小さな幸せと
  なるべく小さな不幸せ
  なるべくいっぱい集めよう
  そんな気持ちわかるでしょう』


若い頃には気づかなかった
この歌詞の意味の重要さに
年を重ねてようやく気づいた

TARとは

真面目で平凡でマメで
自意識過剰で
ツッコミ気質な偏屈おじさん。


である。


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