【Designship2024出展】名刺交換×Techな体験ができるLayerXの "オリがみラボ" ブースができるまで
こんにちは、LayerX バクラク事業部デザイナーのたらりら(@_tararira)です。
私たち LayerX は、2024/10/12~13に開催された Designship2024 にて、ゴールドスポンサーとして、ブース出展やセッション登壇をしてきました!
セッションについては、登壇した住岡と上村の記事をご覧ください。
今回は、体験型ブースである”オリがみラボ"を、どのような想いで作ったか、その過程をお届けします。
名刺交換を楽しく、TechでCraftな体験
LayerX のブースでは、ブースに来られた来場者の方の名刺を読み取り、その名刺から抽出した色からオリジナルの折り紙を生成して、その場で印刷します。そして、印刷した折り紙は、折ると名刺がちょうど入るポチ袋になるという体験ができるようになっています。
ポチ袋には、LayerX のデザイナーデックの抜粋を名刺サイズにしたものをいれてお渡しします。
1. 構想
まず私たちは、今回の Designship の出展を通じて「ブースを通して何を伝え、何を感じてもらいたいのか?」をメンバーでディスカッションしながら整理していきました。
そして、私たちは、以下を実現できるようなブースを創ろうということになりました。
その結果、来場者の方の名刺から色を抽出し、その色でオリジナルな模様の折り紙を作成する体験を考えました。来場者の方の名刺を使って、その場でパーソナライズされた折り紙を作ることで、名刺交換が特別な瞬間になることを目指しました。
背景には、LayerXの行動指針の一つである「Bet Technology」があり、デザイナーであっても、普段から積極的に技術を活用することを考えています。
2. 設計・開発
オリがみラボは、以下から構成されています。
ポチ袋おりがみ
折り紙は、折ると名刺が入るポチ袋になるようにしました。
これを印刷して折っていきます。
色を抽出するしくみ
名刺から色を抽出する仕組みは色々なやり方があり、最初、iOS アプリで完結させようと作ったりしましたが、最終的には処理部分を PC にすべて任せることにしました。画像処理や色の抽出やには OpneCV を用い、その後、色の配置や PDF 生成を行っています。
折り紙に使用する色は、抽出した色に近い弊社のコーポレートのカラーシェードを組み合わせて使うことにしました。
以下のように、名刺から抽出したカラーからカラーシェードを使ったパターンを生成します。
また、ブースに立つデザイナー全員が使えるように、MacOS の純正アプリである Shurtcuts にコードを隠蔽し、ボタン1つで色の抽出から折り紙のPDFデータを出力するところまで行えるようにしました。
名刺を撮影する筐体
筐体は、名刺を読み取る部分は細かい部分が多いため、3D プリンターとを使って作成することにしました。その他の部分は、木を使っています。
モデルを作成し、3D プリンターで印刷しました。
名刺サイズの Designer Deck カード
最後に、来場者の方に折ってもらったポチ袋に、LayerX のデザイナー組織や会社について知っていただくための資料や、交換した私たちの名刺を入れて、コンパクトに持ち帰れるようにします。
こちらの Designer Deck は、Designship2024 に向けて作成され初公開されたものです。お手にとって見ていただけたでしょうか?
3. イベント当日
当日は、たくさんの来場者の方に体験いただき、大変盛り上がりました。来場者の皆さんは、自分の名刺から生成された世界に一つだけのオリジナル折り紙を楽しみながら、ポチ袋を折っていただきました。
イベントを終えて
今回のブースは、デザインのクラフトとテクノロジーを組み合わせたおもしろい体験となりました。これも、普段からデザイナーの枠組みをこえて、さまざまな領域に挑戦してプロダクト開発を行っているデザイナー組織だからこそ生み出せたものだと思います。
最後に、LayerX のブースにお立ち寄りいただき、本当にありがとうございました!皆さんにとって楽しく、記憶に残る体験になっていたら幸いです。
最後に
11月7日(木)に、コムデナ Vol.6 を開催します!テーマは大好評だった Vol.1 の復活版、「ノベルティー」です。私を含め、今回のブースを担当したうちの2人が登壇します。
ブースを作るにあたって、ここでは書ききれなかったことがたくさんあるので、ぜひお越しください!
また、LayerX では、デザイナーを募集しています。LayerX デザインチームに興味を持っていただいた方はぜひ、下記のページをご覧ください!
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