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「読んだ本の内容を忘れてしまう…」を解消するアプリ「コトバコ」が便利すぎる。

直近で読んだ本のタイトルが思い出せない。

この間読んだばっかりの本なのに、タイトルが思い出せない。
グッとくるものがなかったから覚えていないのだろう、とじっくり考えてみる。
数分考えてようやく思い出せたけど、それは決してくだらない作品などではなく、むしろ人生にインパクトを与えるような素晴らしい本でした。

こんな経験、誰でも一度はあると思います。少なくとも私は人生で数十回は経験しており、その度に「歳をとったものだなあ…」と悲しい気持ちになるのです。時間が経てば経つほど記憶は薄れていき、そのうち読んだことすら忘れてしまうという悲惨なことになってしまいます。

私は宮部みゆきさんのブレイブストーリーという小説が大好きで、小学生の頃に映画を観て以来大ファンです。社会人になってから買い直して小説を読み、その深い世界観に改めて感銘を受けたものです。

しかし最後に読み直してから3年が経ち、知人とブレイブストーリーの話になると
「内容は詳しくは覚えていないんだけど、とにかく面白いんだよ」という抽象的なプレゼンしかできなくなってしまう。大好きという気持ちは不変なのに、なぜこの良さを伝えられないのだろう、と悲しくなってしまいます。

読みたての頃が感動のピークであることは間違いないでしょう。そして時間と共に風化していき、最後には「面白かった」という事実認識だけが残る。個人差はあれど私だけではないと思います。

忘れてしまうなら、せめていつでも引き出せる状態にしたい

忘れてしまうことは仕方がありません。人間である以上、いつか忘れてしまうものです。記憶力を高めるには相当の努力が必要になります。色々と試してみましたが、私には向いていないようです。

ではどうするか考えた結果、私は外部記憶に頼ることにしました。
こうして今回紹介する「コトバコ」アプリを開発することになりました。

開発工程やアプリに込めた想いなど詳細はこちらの記事で読んでみてください。

今回はこのアプリの便利な機能を紹介したいと思います。
ことば・知識を美しくまとめるというコンセプトを実現するための各種機能がどのようなものなのか、簡単に説明します。

1.タグ・フォルダで綺麗に管理できる

コトバコでは「タグ」「フォルダ」でアイテムを管理します。例えば作品の感想を記録したいとき、その作品が「本」「アニメ」「映画」のどれなのかを管理したいケースがあると思います。同じ作品でも細分化して取り出せるようにしたいわけです。

その場合はこんな感じ。

「作品」というフォルダにアイテムを保存し、「本」「アニメ」「映画」というタグをつけておけばいいのです。こうすることで、フォルダをいちいちジャンル毎に作る必要がなくなります。登録するときもとりあえず「作品」に保存しておいて、後でタグ付けするだけで良い、というのがとても便利です。
「本」だけ取り出したい場合は、こんな感じで確認することができます。

また、次のアップデートで「あとからタグづけ機能」が追加されます。
アイテムを追加するときに毎回タグをつけるのはめんどくさいので、暇なときに一気にまとめてタグを設定できるようになります。これを実装してから、感動的に便利になりました。

「ちりめんモンスター」は私の最近のトレンドです


2.引用元もわかりやすく紐付けて管理

これは他のアプリには少ない機能で、言葉の引用元をわかりやすく保存することが出来ます。言葉専用のアプリだからこそ実現できました。(近日アップデート予定)

一度引用として設定すれば繰り返し使えますし、引用元の本から遡って検索をかけることも出来ます。

3.カレンダーから時期をさかのぼれる

コトバコを開発する前から記録用のメモアプリなど沢山試してきましたが、全て長続きせず、うまくいきませんでした。その原因は「モチベーションが維持できない」ということです。感想を記録してもなかなか読み返す機会が少なく、自然にアプリを開く機会が減っていきました。

それを解消すべく、コトバコでは色々な工夫を施しています。
まずは「カレンダーのヒートマップ機能」です。

保存件数に応じてカレンダーの日付の色が濃くなっています。このように色の強弱でデータを視覚化したものは、「ヒートマップ」と呼ばれています。保存するたびにその日が濃くなっていくのがなんとも楽しく、できる限り継続したいという気にさせられます。

ちなみにGithubを使う開発者の界隈では、ヒートマップを濃くすることを「草を生やす」と表現します。カラー変更機能を使うと…

より草が生えている感じになりますね!

4.登録するのが楽しくなるデザイン設計

最後にデザイン面の紹介。これは何よりもこだわったポイントです。無駄に凝りすぎることなくシンプルに使えるようなデザインでありながら、ワクワクさせられる。そんな無理難題を叶えるデザインになるよう頭を悩ませました。

アプリのメインカラーやフォント、
フォントサイズが自由にカスタマイズできたり、
リマインダー機能で自分の好きな時間に通知を送れたりします。

ワンタップでサクッと記録できるようになっていて、
さらにAIが記録をサポートしてくれます。

表示順を並び替えたり、
表示する項目を絞り込んだりすることも出来ます。

これだけの機能が詰まった自信作に仕上がりました。
無料で使えるので、ぜひ気になった方は使ってみていただけると幸いです。

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たみな涼介 | シナリオライター/アプリエンジニア
最後まで読んでいただきありがとうございます! ▶︎「4コマ漫画」「ボイスドラマ」 などで活動中のシナリオライターです。 活動費用が意外とかさむため、よろしければサポートして頂けると嬉しいです!“あなた”のサポートが私のマガジンを創ります。 お仕事のご依頼もお待ちしております!