#1【シナリオ術】シナリオを書くのが一瞬で上手くなる「リトマス法」とは…?【ライター必見】
こんにちは!
民奈涼介です。
今日は「シナリオの基礎技術」という新井一さんの著書を読んでいた時に、
これはスゲェや…
と思った、とっておきの方法を知ったので皆さんと共有したいと思います!
今回はなんと、自作のイラスト付きで紹介してるので、
理解出来ること間違いなし!それでは早速行きましょう!
リトマス法=人や物を与えて、感情を読者に伝えること。
ここで、著作を引用させて頂きます。
(Amazonへのリンクを貼ったので、気になった方は買って読んでください。今回紹介するのはほんの一部ですから!)
リトマス法とは、よく小学校で理科の時間に習うあれです。
透明な二つの液を試験管に入れて、どちらがアルカリ性か酸性化ということを見分けるのに、リトマス液を垂らしてみます。赤くなれば酸性であり、青くなればアルカリ性であるということを教えられました。
その原理をドラマに応用するのです。
とのことです。
絵で描いた方が伝わりやすいと思ったので、今回イラストを用意しました。
例えば、「お腹が空いている主人公の話」を書いてくださいと言われた時、多くの場合はこんな感じになります。
主人公「お腹すいたなぁ…」
一般的にはこのように、パッと思いついた感情をそのまま台詞にしてしまうことが多いのではないでしょうか?
でもこれはありきたりすぎるし、リアルじゃないですよね?
だって、道歩いてて一人で「ハラヘッタ…」なんて口に出さないでしょ!
じゃあ、【リトマス法】を使うとどうなるのかというと…。
A「おっす!…なんか顔色悪くね?大丈夫?」
主人公「いやぁ、先月から何も食べてないんだよね。」
A「ふぅん…。先月!?」
(目の前をバイクが通り過ぎる。)
主人公「(目で追って)…ラーメンの香り。」
何が変わったかわかりますか?
なんとなく説得力が増し、より主人公の気持ちが伝わる感じがしませんか?
これこそがリトマス法。
人や物を主人公の周囲に与える(追加する)ことで、
主人公の感情を台詞ではなく関係性ややりとりで伝えることが出来るのです!
特に小説など文字を追わせる文字作品とは違い、
演劇やドラマ、映画は登場人物同士の関係性を通じて話が進んでいくものです。
主人公「私は今、恋に落ちたようだ!」
主人公「なんだこの気持ちは…このまま宙に浮いて、飛んでいってしまいそうだ!」
主人公「あぁ…今すぐ告白しに行きたい。」
主人公「でも…」
なんて台詞ばかりの作品、僕はあまり観たくないです。
(正確には、こういう技法を使う場面もあると思いますが、
これがずっと続くのは観るに耐えないような気がします。)
逆に感想文やレポートといった文章ベースのものなら、
こっちの方が正しかったりします。
以上、今回はリトマス法についての話でした!
少しでも面白いと思ったら❤️お願いします!
民奈涼介
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