寿命で死ぬまで
ある人が言った。
「いずれ人は死ぬんだから
今死ななくていいじゃないか。」
僕は共感できなかった。
今、現在に「死にたい」って思っている人に
そんなことを言ったって仕方ない。
今、現在、この時間、この瞬間に疲れているのに。
死にたい人にとって「死」が救いなら、
僕は止められない。
止められるほど僕は褒められた人間じゃない。
僕だって何度も死にたい夜があった。
こうして僕が死にたくても乗り越えられたのは
幸運だったから。
幸運にも支えてくれる人がいたから。
でも僕は死にたい人が本当にいなくなってしまったら
寂しい。綺麗事じゃなく寂しい。
僕は中学時代、剣道部でその指導者に嫌なおじいちゃん
がいた。
練習メニューはしんどいし、偉そうだし、
自分のことは馬鹿にするし、なんなら親のことまで酷いこと言われたり。
ある日突然その人が死んだ。病気だった気がする。
僕はなんだか理由はわからないけど寂しかった。
だから僕を、僕のバンドを知ってくれている人、
今これを読んでいるあなたがいなくなってしまったら
僕は寂しい。生きていて欲しい。
僕はこの人なら寂しがってくれる、
と思ってもらえるような人間になりたい。
あなたに寄り添いたい。一緒に笑って泣きたい。
いつだって僕はあなたの味方だし、
幸せでいて欲しいと思っている。
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無理はしないでよ 我儘を言ってよ
いつでも電話掛けてよ 幸せに暮らしてくれるなら
それだけでいいんだから
寿命で死ぬまで - ヤバイTシャツ屋さん
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