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電験三種 私の勉強法

電気に関して初心者の私が約10ヶ月の勉強で電験三種の試験を攻略した勉強法を振り返ります

基本方針は過去問周回で問題を覚えるのではなく、電気を理解して解けるようになること

できれば今後の仕事に役立つ勉強になればと思って取り組みました

効率を求めたやり方ではないし、確立された勉強法でもないので、『私の勉強法』としています

もし良ければ読んでみてください

勉強に使った参考書等

私が活用した参考書等は下記の通り

(動画)
・電験合格のYouTube
https://youtube.com/@user-qx8si7uz7u?si=1KGWLL6A_HiSqUBO

・aki塾長の電験三種チャンネル
https://youtube.com/@aki_denken?si=m9LczBAe4EpXRuni

(書籍)
・図解電気設備の基礎

・みんなが欲しかった!電験三種
 合格へのはじめの一歩

・みんなが欲しかった!電験三種
 理論、電力、機械、法規

・電験三種過去問題集2017年版(オーム社)

・絵とき電気設備技術基準・解釈早わかり

(電子書籍)
・誰でもわかる電験参考書 理論

・誰でもわかる電験参考書 過去問11年分

・試験元が公開してる過去問15年分

(アプリ)
・論説暗記用アプリ3種(電力、機械、法規)


スケジュール

大まかなスケジュールは下記の通り

◇10月から12月
・電験合格のYouTubeをのんびり視聴し始める

→途中からなぜか年内に終わらせる目標に変わってて必死で視聴してたのは良い思い出

◇1月から3月
・みんほしの参考書をひたすら読み込み
・理論の補強のためにだれでもシリーズのテキストを平日の昼休みに読み込み

→電験合格を見て理解できないことに焦って、当初予定から1ヶ月前倒しの3ヶ月で知識を詰め込むことを決意
1日あたり20ページくらいのペースで流し読み
これを続けるのがきつかった

◇4月から5月 
・誰でもシリーズの過去問4科目11年分の過去問をひたすら解く(1周)
・朝の隙間時間にアプリ3科目をスタート

→過去問5年分くらいまでは基準点とれなくてやばいと思いながら進めてたけど、1周目で少しずつ解けるようになってほっとした

◇6月から7月
・試験元の過去問を使って本番を想定した対策を15年分(1周)

→途中で理論と電力に注力しないとやばいと思い始めて下記の流れに切り替え
これが良かった

7月の2週目まで理論と電力の過去問とみんほしのテキスト&問題集で追い込み

7月14日に理論と電力受験

7月の4週目まで機械と法規の過去問とみんほしのテキスト&問題集で追い込み

7月28日に機械と法規受験

全ての科目で基準点をクリア


科目ごとの勉強法

理論の勉強

みんほしのテキストを読み込んでもあまり理解できなかったので、藁にもすがる思いで誰でもシリーズの理論を購入して読んだ

これが私にはすごく合ってたと思う

内容の省略がほどんどなく、公式も繰り返し掲載してくれるので、覚えやすい構成となっている

過去問を解きはじめてしばらくは随時参照したのと、試験直前にも誰でもシリーズのテキストに戻って頭の整理がてら復習をした

問題の傾向は、A問題は電気の基本的な公式を使った計算が多く、B問題は計算量の多い問題や何を問われてるのかわからない問題が出た

対策としてはA問題を確実に取る方向にした

しばらく過去問を解き続けてた時に年度によって正答率のばらつきが大きく、このまま進めるとやばいと直感が2度ほど働いた

そこで、7月に入る直前から理論と電力に専念して、過去問とみんほしの問題集を全て解くことにした

かなり追い込んだので、B問題もそこそこ解ける状態で試験に臨めた

結果は1問間違いの95点

電力の勉強

みんほしのテキストを読み込んだ時点で電力はある程度内容の理解ができていた

これは過去に受けたエネルギー管理士(熱)の試験範囲と重なっている部分が以外とあったからやと思う

そのため、過去問とアプリを併用してこなすことで効率よく全体の問題が解けるようになった

問題の傾向は、A問題は各種発電から送配電等の知識や基本の計算で、B問題はその応用だった

B問題でたまに意味のわからへん問題もあったけど、送配電系以外は問題なく解けたので、同時期に受験する理論を優先することにした

ただ、試験本番ではA問題もB問題も全くわからない問題が出たので、勉強が足りなかったことに少し反省

結果は4問間違いの80点

機械の勉強

機械は割と苦手な人が多い印象やけど、私はもともと機械工学出身だったので、苦手意識はなかった

むしろ電気を使ってモノが動く仕組みの部分なのと、範囲の1/3くらいは建築設備士の試験に出るような内容やったので、興味を持って取り組めた

問題の傾向はA問題の前半が四機、後半がその他の機械で、B問題は各種機械の応用計算やフローチャート等色々な問題が出てた

私の感覚では前半が難しくてB問題含めた後半が簡単になる傾向で、他の科目とは違う印象だった

対策はみんほしのテキストを読んで全体を把握するところから始めたが、すぐに前半の四機がネックになると思った

内容の理解の前に電動機と発電機の動くイメージができない

これは致命的やと思った

そこで、aki塾長の電験三種チャンネルをはじめとしたYouTube動画を漁ってそれぞれの機械の動くイメージを掴んだ

それから過去問を周回してみたが、やはり四機の部分のばらつきが大きくて不安は拭えなかった

すぐに追加の対策をしたかったけど、この頃に理論に専念することを決めたので、一旦勉強は中断

理論と電力の試験後に四機の内容をテキストでしっかり理解するところからリスタートした

これが功をそうしたのか、四機の仕組みと違いが前より理解できるようになっていた

最後は過去問12年分とみんほしの問題集をこなして自信を持って試験に臨むことができた

結果は1問間違いの95点

法規の勉強

今の仕事が法律を扱っているのと、去年建築基準適合判定資格者検定の対策をして法規の対策に慣れているので、抵抗なく取り組めた

法規の傾向はA問題はほぼ論説のみ、B問題は法規の数値を使った計算の構成となっていた

法規が他と違うのは問題数と試験時間で、1問あたりの比重が重くて、正答率をあげる必要があったこと

論説は単純なWordの暗記問題やったので、アプリを朝の隙間時間に毎日やって、過去問を解いて、を繰り返してほぼ完璧に覚えられた

参照するのに必要やと思って買った絵とき電技の解釈は、テキストの読み込みでわからなかったところを参照した以外はほぼ使わなかった

B問題は種類もそこまで多くなさそうだったので、過去問とみんほしの周回をして、最後は過去の解けなかった問題を総復習することで対策

結果は1問間違いの94点


CBT方式への対応

試験を調べた時にCBT方式を令和5年から受けられるようになっていたので、初めから検討しようと思った

そのために、iPadとApple Pencilを購入して、Goodnoteを活用したり、電子参考書を読む練習をしたり

過去問もパソコン上に映して解くようにして、さらにCBT方式の体験版をやることで操作に慣れるよう訓練をした

今回2度に分けて試験を受けて、CBT方式の受験は私に合っていたと感じる

CBT方式の受験については別のnoteで所感を詳しく書いたので、こちらをどうぞ↓↓↓


電験三種の勉強を終えて

7月28日に試験を終えて、まず初めに思ったのが、明日から何しよ?だった

勉強が終わるのはめっちゃ嬉しいけど、それまで10ヶ月続けた勉強の習慣をリセットするのは以外と苦労する

初めは計算問題ばかりの問題集を見て、とんでもない試験やと思って焦ったけど、理解が進んで問題が解けるようになると、いつもと違ったやりがいを感じた

基本方針の電気を理解することも、まだまだ十分とは言えないが、試験勉強を通じて多少は達成できたと思う

少なくとも『電気は苦手やから』って言い訳は今後使わない

とはいえ、しばらくはこんな試験は受けたくないとゆーのが正直な感想

みなさんも良ければぜひ電験三種にチャレンジしてみて下さい

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