大喜利の回答作成のパターン

この記事では、大喜利での上手な回答作成のパターンを必要な要素を踏まえて説明します。
この記事に出てくるパターンを活用することにより、鋭く上手な大喜利の回答を作る参考になればと思います。

大喜利とは:様々なお題に対し、回答者が面白い回答を述べていくこと。

大喜利の回答作成には、お題に沿って、回答により相手が笑えるよう「笑わせる刺激」の条件を満たす言葉や動きを含んだ回答を、その場で回答するのが適当だと考えております。言い換えると、笑える視点を回答するということでもあります。

ここで、「笑わせる刺激」とは、次のようなものです。

「笑わせる刺激」=
「相手がその場では気づいていないが、気づかされると、意外性や納得感があり、相手が安心感や優越感を感じられるような言葉や動き」

この「意外性や納得感、相手が安心感や優越感を感じられること」という要素が、笑えるための要素であります。

笑いが発生するための「緊張の緩和理論」に当てはめると、
この「笑わせる刺激」が相手に伝わったときに、相手の緊張が緩和し笑いが発生するということです。

それでは、大喜利の回答方法について述べていきます。

まず、大喜利の回答の面白さは、

・意外性や納得感が大きい回答を作れるか。
・相手や世間の意表を鋭く突いた視点であるか。
・回答者の語彙や経験や知識量、見せ方・伝え方の工夫。

により面白さ、上手さが変わってきます。

相手を笑わせるような視点を持つ大喜利の回答としては、お題のどこに注意を向け、どう回答するか、いくつかの選択肢があります。

注意を向ける視点の選択肢は、

お題に表された

・全体/部分
・人/物
・感情/事情
・背景/設定

といった要素から、相手もイメージするであろう視点やそれを一見裏切るような視点から、

・要素や構造に共通点がある他の事象と重ね合わせた観点から回答する。
・相手(観客や世間)も指摘したいが、上手く言語化できていないものを言語化して回答する。
・全体や一部を誇張して指摘し、回答する。
・通常の流れ(常識)と異なることを示し回答する。
・前の回答者と重ね合わせる/前の回答をフリに使うように回答する。

といった回答の仕方が頻出パターンです。

例えば、物に人の感情があるように回答したり、お題に意外な背景があったというようなことを示す回答をします。

この、お題に対する回答作成は、お題から連想されるイメージと自分の中にある語彙や知識を上記パターンに沿って組み合わせて作るという作成方法になります。

この時に、次の条件をしっかり意識しながら回答を作るのが重要です。

回答の作成時の要素として満たす必要がある条件

・お題の特徴を利用すること。
・「笑わせる刺激」の要素を満たしていること。
・相手が回答を理解できるか、理解できないならばそのシュールさそのものを楽しめる回答にすること。

大喜利の代表的な番組である『IPPONグランプリ』等でも、面白い回答はほとんどが上記の条件を満たしています。

また、お題の

・全体/部分
・人/物
・感情/事情
・背景/設定

といった観点から、相手(観客)はどこを気にしているかを考えつつ回答作成することも重要ですね。

回答の答えの出し方

出来た回答を答える時には、見せ方・伝え方を工夫する必要があります。また、相手(観客)がつまらないと感じないようには、回答内容にしっかりと意外性や納得感が含まれているかに特に注意して回答することです。

見せ方・伝え方としては、

・相手(観客)がどの程度理解できるか。
・回答のテンポはどうか。
・前の回答とのバランスはどうか。

といったことに気をつけ回答します。
※面白いと思った内容でも、相手の理解が追いつかない回答だと笑いが起こりません。

以上のように、「笑わせる刺激」を含んだ鋭い視点を持つ回答を伝わりやすく回答することが、大喜利でウケる面白い回答となっています。

実際に、大喜利番組での面白い回答を見てみると、私のこの方法によく当てはまっていることが多いのを実感してもらえると思います。回答の仕方はこの方法で行えると思いますが、実際に大喜利の時にその場ですぐに答えるには、やはり慣れや経験、視点や語彙・知識の豊富さといったことが必要ですね。

大喜利の上手い芸人は、経験値が高く、職人芸を行っていることがわかりますね。

私のこの記事を参考にし、ぜひあなたも大喜利の回答作成を楽しんでください!!

読んで頂きありがとうございました。

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