【般若心経(はんにゃしんぎょう)】とは?

般若心経(はんにゃしんぎょう)は
大乗仏教の経典であり
正式名称は
「般若波羅蜜多心経」
(はんにゃはらみったしんぎょう)です
この経典は
般若波羅蜜多(完全なる智慧)についての
教えを簡潔にまとめたもので
わずか260字程度の短い文ですが
その内容は深遠です

般若心経は
観音菩薩(かんのんぼさつ)が
シャーリプトラ(舎利弗)に対して
空(くう)の真理を説いたもので
「色即是空、空即是色」
(しきそくぜくう、くうそくぜしき)
という有名なフレーズが含まれています

「物質と空(無)は実際には同一である」
という意味であり
すべての現象は無常であり
実体がないと説いています
この経典は
仏教の智慧の核心を簡潔に表現しており
仏教徒のみならず
多くの人々に広く読まれ
唱えられています
特に禅宗においては
重要な経典とされており
修行の一環として
日常的に読誦されています

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?