多良木町は株式会社ディー・エヌ・エーとIT人材育成に向けて協定締結しました。
熊本県多良木町(町長:吉瀬浩一郎)はIT人材育成に関して、株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:岡村信悟、以下DeNA)と協定を締結しました。全国では4例目であり、熊本県内では初の締結となります。
インターネットやIoTサービスが目まぐるしく発展している現代社会において、IT人材育成の必要性は年々高まっており、ITやインターネット関連産業は今後も拡大していくことが期待されています。DeNAではこのような社会背景から将来を担う子ども達には、ITの力をつけながら考え、行動し、自ら将来を拓く力を持って欲しいという観点から、2014年以降プログラミング教育を推進しています。
DeNAとは今年2月に2日間にわたり、たらぎ財団の事業として小学5年生から中学2年生までを対象としたプログラミングワークショップを開催しました。DeNAが開発した「プログラミングゼミ」を用いてのゲーム制作やAI・IoT・ブロックチェーンなど最先端の技術分野に触れる体験を実施しました。
※今年2月に実施したプログラミングワークショップの風景
このプログラミングワークショップをきっかけに、今後も継続してIT人材育成に対して、多良木町とDeNA間の相互連携して進めていきたいという両者の思いから、今回の協定締結へ至ったところです。
本来であれば多良木町までお越しいただき、対面での協定締結の予定でしたが、コロナウイルス感染症緊急事態宣言期間中ですので、オンラインでの協定式となりました。
(左:DeNA執行役員取締役会室 阿部室長、右:吉瀬町長)
IT人材育成に関する協定が無事に成立され、ご来賓と一緒に記念撮影をしました。弊社明石代表理事も、多良木町地方創生顧問として参列させていただいています。
学校教職員向けの職員研修実施
本日の午後、調印式に出席していただいたDeNAの末広様、樋口様を講師とし、町内小中学校の教職員を対象とした「プログラミング教育 教員向け研修」を実施しました。2020年度から小学校ではプログラミング教育が必修となり、また、GIGAスクール構想で全生徒にタブレットが1台ずつ配布されています。それを活用して授業に生かすために、教員向けの研修を実施したところです。
プログラミングゼミのアプリを活用して、実際に操作をしました。慣れない操作で苦戦する面も見受けられましたが、分かりやすい講師の説明と教員同士の声掛けにより、楽しみながら学ばれる姿が印象的でした。
3〜4名ずつのグループワークでは、研修を通して感じたことや思ったことをアウトプットし、教員同士で理解を深めました。
先生の中には積極的に質問をする方もおり、オンラインでの研修でしたが実あるものであったと考えています。
最後に、今年度のモデル校である多良木町立久米小学校の梶原校長から謝辞を述べられ、今回の取り組む意義や今後の可能性などについて話していただきました。
たらぎ財団としても事業の柱として「人材育成」を掲げています。このように、町と連携して地域人材のITスキル向上など、民間企業の力を借りながら取り組んでいきます。