見出し画像

C-KDI-7/桑沢合同講義デジュメ715年版-2;「どうか、風化させないためにも、『東電原発企業事故』と言うブランド- アイテムを考えてみよう。ー27年間ほどのモードを通じての”巴里-日本生活”で学んだ事の幾つか。」

KDSの生徒たちへ、5月14日のデジュメ:
 「 どうか、風化させないためにも、
『東電原発企業事故』と言うブランド-アイテムを考えてみよう。
ー27年間ほどの、モードを通じての”巴里-日本生活”で学んだ事の幾つか。」

初稿/2015年06月22日:
文責/平川武治:
写真/M.M.M.のエスキースデッサン:

 はじめに、「“3:11/FUKUSHIMA”が教えてくれた根幹とは。」;
 僕は、平成23年3月11日のあの大災害とそれによって引き起こされた”東京電力福島原子力発電所事故”によって、自心の”こゝろの有り様”が完全に変質してしまった。
 これは、日本人が外国の入れ知恵で、自分の国土を個人と企業のエゴと利潤のために
”穢して”しまったという過ち。
 これによって、”本当の事とは何だ!”という疑問から世間は”エゴと立場と名誉と金慾”の
ための嘘の塊でプロテクトされてしまった共同体でしか無いという本質が見えた。
政治家、官僚、学者、企業人、メディアとタレントたちが煽る僕たちの國、戦後日本は未だ、変わらず、アメリカ合衆国の”属国”でしかなく、“金権資本主義”構造の國であるという事実の認識。例えば、日本メディアの殆どは“物欲と金欲”のための虚業を煽るための煽動オブジェ。
 これらの覆われていた事実構造,
現代日本國の"BLACK-BOX"をこの“3:11/FUKUSHIMA”は認識する沢山の警告とチャンスを
与えてくれた。

 「自分らしくいい笑顔で生きてゆくとは?」;
現実社会を見ぬく事とそれらに対して自分はどのように対処して生きてゆくか?
その為に何を守らなければならないか?
その為には自分はどのような人間になりたいか?
その為に何を学ぶか?
どの様な根幹を知らなければならないか?
その為に、どのように”社会とコミット”して行くか?(このレベルに就職があります。)
そして、僕たちの國の國力を豊かにしなければなりません。
その為に、1度しかない"生きる"というチャンスの生を、
“自心のこゝろの有り様”を熟視し,
“勇気”と”覚悟”と“決断”そして、”想いあうこゝろ”を持って、
新たな”倫理”も必然な時代を堂々とはつらつとした、
いい笑顔で自分らしく生きて下さい。

 「ブランド-アイテム/『東京電力福島原子力発電所事故』を考える事で、」;
ただ、レベルの低いヒューマニズムのレベルでこの企業災害を認識しないでください。
 1)「”何を”知ってしまったのか?」を熟視してください。

知ってしまった事に対して、どの様に向かい合うか? 
知ってしまった事によって、何が変わったのか?
知ってしまった事に対して、何が出来るか?
また、何をしなければいけないか?
知ってしまった後の自分とは?
”自心のこゝろの有り様”を熟知する。
 覚悟。
人間としての新たな”リスク”を知ってしまった僕たち。
向かい合う勇気とこゝろの在り様が大切。
知った事に対してあきらめない。
そして、やる以上は一生懸命やること。
ここに人間の誠実さが
ここに“気概”を感じるまでに、
こゝろの在り様を行動と表現へ。
これが”自由”の本意。 
 2)「自分の”立ち居場所”を捜す道標としてください。」;
ネジレてしまった時代性。
揺らぐ順応性。
勇気と決断。
’92年の”冷戦終了以降”の大きな世界レベルでの時代の変化。
世界でも、アジアでも立ち居場所が不明瞭になってしまった僕たちの國。
市場原理主義と新-自由主義。
グローバリズムと新-植民地主義。
見極めずらくなった”境界”=”決断”が迫られる。
ー”自由と責任”、或いは、”義務”と”認識”。
新たな立ち居場所が自分の眼差しを与えてくれる。
ー”共生”或いは、”共存”と言う「他者のために想い合うこころ」
 3)「21世紀のための”倫理”とは?を意識しよう。」;
倫理学とは“間柄の学問、即ち、”人間の関係学”
新たな時代性に順応した倫理観が必要。
人と自然とモノへの新たな“間柄の学問”としての関係学がこれからの倫理学。
 4)「3つのボキャブラリィー。」;
自分文化の為に、デザインの為に、社会の為にそして、地球のために。
”育ちのボキャブラリィー”と”表層のボキャブラリィー”
そして、”深層のボキャブラリィー”。
 5)「これからの”新しさ”とは?」;
変質してしまった”新しさ”、“豊かな生活”を享受してしまった世代が生み出す“新しさ”。
造形性よりも工芸性。
形骸的な新しさからエモーショナルとスピリチュアルへ、
そして、情緒的感情的な新しさへ。
“一服感”をデザインする。
"皮膚感覚”をデザインする。
”五感”のリ-バランス化。
  6)「その新しさの為の”テクノロジー”を考えよう。」;
例えば、”Fab-Lab"を知っていますか? 
新しいテクノロジーとはアルチザンとヒューマン
そして、サイエンステクノロジーの時代のバランス化。
何時の時代もその時その時の時代が求める”バランス観”である。
20世紀の機器を使って、21世紀のソフトウエアリングをコンバインする。
総てが、”オープンリソース”&”パーソナルリソース”の世界を考える。
 7)「もう一度、このような物質的な豊かさの時代において”デザインに関わる事”とは、」;
ファッションデザインをするとは?
どのような行為をすればいいのか?
敢えて、「かつての“近代デザイン”とは?」を思い出そう。
「機能」ある「モノ」を「装飾」すること。
或いは、もう一つの可能性である、“WITHOUT SAWING"
誰でもがデザイナーというネット世代の豊かさ。
“PARSONAL INDUSTRIAL"という事。
デザイン活動によって、産業へ、社会へ、生活に寄与しよう。
そして、「いつから使われたか、”デザイン”という言葉は?」の再考。
 8)「自分が求める”仕事”とは?」;
どの様な社会人になりたいか?
どの様な人間として生きてゆきたいか?
この2つの考え方+1。
将来を考えるところの仕事。
今をおぎなうところの仕事。
人と違う事をする仕事と人と同じ事をする仕事。
 9)「ポジティフに考える。」;
知ってしまった事に対して、
君たちの21世紀を。
これは100年に1度のチャンス。
この「企業災害」と言う経験からの”こゝろの在り様”の変化は日本人しか表現出来ないもの。
この機会を”ポジティフ”に発想する役割が新たな日本の可能性を造る。 
 10)エピローグとして、;
自分がしなければならない事を100%、自分でやる。=個人主義。
自分の知らなければならない事は自分で学ぶ。その後、他人への気配り。
自分のやらなければならない事を中途半端にして、自分のやりたい事をしてしまう。
若しくは、自分のやりたい事ばかりをやる。=利己主義。
戦後の日本人が持ったものは、“柔らかな個人主義”である。
=緩い覚悟と身勝手な決断からの個人主義。

 *参考サイトリスト/
 *3Dプリンターについて;
 BOOK/ "MAKERS"/クリス-アンダーソン著/NHK出版刊:週刊東洋経済新年号/特集:
 *Fashion Designer IRIA VAN HERPEN/
http://www.irisvanherpen.com/
http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=appsfch2&p=Iris+van+Herpen
http://vsmedia.info/2013/01/25/iris-van-herpen-3d-printed-dress/
 *3Dプリンターメーカー/STRATASYS/ 
http://objet.com/knowledge-center/case-studies
http://jp.objet.com/
 *CDソフトメーカー/MATERIALISE社/
http://www.materialise.com/cases/iris-van-herpen-and-materialise-in-the-wired-pop-up-store-2012
 *他の3Dデザイナー/
Daniel Widrig: http://www.danielwidrig.com/
Isaïe Bloch: http://eragatory.blogspot.be/
Julia Koerner: http://www.juliakoerner.com/
 *3D printer CUP project/
http://cunicode.com/one-coffee-cup-a-day/
http://cunicode.com/crayon-creatures/
http://nylongirls.jp/archives/4898606.html
 *コーヒーカップの制作過程のYouTube/
http://youtu.be/zZU7O1BHfyo
他では、"shapeways" で沢山の動画があります。
 *いままでの3D製品閲覧/
http://cunicode.com/
 また、「手描き」で3Dプリンティングできるペン/
http://sankei.jp.msn.com/smp/wired/news/130220/wir13022013300004-s.htm

 *参考文献;
 
*”エコエチェカ”/
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1589466
 *国家の借金について/
http://www.kh-web.org/fin/
http://allabout.co.jp/gm/gc/389386/ 
 *風船コスチューム/
http://reeei.ti-da.net/c163442.html

 *ARTICS FASHIONS;
 *Nick Cave
http://www.jackshainman.com/artist-images9.html
http://www.youtube.com/watch?v=PwupTQt9zxY
 *Una Burke/
http://www.unaburke.com/about_main.html/
http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=appsfch2&p=Una+Burke
http://www.google.co.jp/search?q=una+burke&hl=en&client=safari&tbo=u&rls=en&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=vyGtUI3dC-rnmAW0k4HYDg&ved=0CDsQsAQ&biw=1024&bih=628
 *Ayaka ito & Andy churds/
Users/hirakawatakeharu/Desktop/ayakaitorandychurdscribbledlinepeople5_detail_em.jpg.png.jpeg/
 *Rosemarie Trockel/
http://1.bp.blogspot.com/-hmcWyoFrBbg/Tj0jCki3UUI/AAAAAAAAFBY/i7ee8sWCUls/s1600/fTLORZVHoklkqrkk74MIhQ6Qo1_400.jpeg
 *Jum Nakao/
http://www.youtube.com/watch?v=iEuTgRiOKzQ
http://www.thecreatorsproject.com/creators/jum-nakao
http://oresumodamoda.blogspot.jp/2011/09/estilo-brasileiro-jum-nakao-homenageado.html
http://the-paper-studio.blogspot.com/2007_12_01_archive.html
http://the-paper-studio.blogspot.jp/2007/12/jum-nakao-paper-fashion.html
 *paper fashion/
http://www.thecoolist.com/paper-sculpture-fashion-by-zaharova-and-plotnikov/
http://caramellitsa.blogspot.jp/2011/04/gorgeous-paper-fashion.html
 *Simon Birch/
http://fungagz.com/2012/05/freaky-human-sculptures-by-simon-birch/
 *leyrevaliente/
http://www.leyrevaliente.com/#3af/custom_plain
 *Cristina Cordova/
http://www.cristinacordova.com/gallery
 *iris van herpen/
http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=appsfch2&p=Iris+van+Herpen
http://www.irisvanherpen.com/
http://vsmedia.info/2013/01/25/iris-van-herpen-3d-printed-dress/

 *ファッションサイト;
http://www.whats-wrong-with-the-zoo.com/designer-to-watch-una-burke/

 *バウハウス関係;
http://theatreoffashion.co.uk/2012/05/14/exhibitionism-bauhaus-art-as-life-at-the-barbican/
http://theatreoffashion.co.uk/2012/05/14/exhibitionism-bauhaus-art-as-life-at-the-barbican/
 *theatreoffashion/
http://theatreoffashion.co.uk/2012/05/14/exhibitionism-bauhaus-art-as-life-at-the-barbican/
 *O.シュリーマンのバレー/
http://www.youtube.com/watch?v=8c6B7VKfdW4

 *古くって、新しく感じるもの。YUOTUBE;
 *"Klimakapseln"'68/

初稿/2015年06月22日:
文責/平川武治:


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?