TaQiOn

自称クイズ作家。専門は細胞生物学。

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  • Rによるグラフ作成(ggplot2など)

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最近の記事

【R Studio】生存曲線の描き方

概要 何らかの生物を用いて寿命を測り、生存率を比較する実験では、生存曲線を図として作成することになる。昨今はChatGPTに指示すればコードを書いてもらえるが、書いてもらったコードをコピペしてもエラーを起こすことがしばしばある。そこで本記事では、Rでsurvivalというパッケージを用いて簡便に生存曲線を描画する方法を紹介する。 R version 4.3.0 , R Studio 2024.04.2+764 で実行 データの準備 元となる寿命測定のデータでは、グルー

    • いかにしてクイズは作られたか(4)

      2023年12月17日に、企画『Rotten Ritual』を開催した。本記事では、出題したクイズの一部を振り返りながら着想元や作問の経緯などについて記述したい。 解説 Q. 消化管に存在する人名を冠した神経叢で、粘膜下にあるものはマイスネル神経叢といいますが、筋層間にあるものは何という? A. アウエルバッハ神経叢 [Auerbach’s plexus] 山科正平『カラー図解 新しい人体の教科書 上』で学んだものである。 この本が発行されたのは2017年なので、6

      • 【R Studio】グループ化した棒グラフに実測値を重ねたグラフの作り方【ggplot2】

        概要 本記事では、Rのggplot2を使って次のようなグラフを作成したい人に向けて、コードの書き方を紹介する。 2つの群について、複数の条件で行った実験結果をもとに、平均値を表す棒グラフをグループ化し、エラーバーと生の実測値を重ねてプロットする 最終的に下のようなグラフが作成できる。 背景 複数の群と複数の条件で行った実験の結果を可視化するには、理解しやすいグラフが必要である。方法としては、一つ一つの群と条件について棒グラフで表したり、ファセットを利用したりすること

        • いかにしてクイズは作られたか(3)

          2023年7月16日に企画『Insane Interest』を開催した。すっかり遅くなってしまったが、本記事では、出題したクイズの一部を振り返りながら着想元や作問の経緯などについて記述したい。 なお、本記事で紹介するクイズはすべて2023年8年に発売した『Imperfect Integrity』に掲載されている。 解説 Q. 預言者ムハンマドをメッカからエルサレムまで運んだ天馬の名前にちなんで名付けられた、モロッコのカサブランカからタンジェまでを結ぶ、2018 年 11

        【R Studio】生存曲線の描き方

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        • Rによるグラフ作成(ggplot2など)
          3本
        • クイズ
          4本

        記事

          いかにしてクイズはつくられたか(2)

          2023年5月7日に「みんなで早押しクイズ」にて企画『Vulnerable Values』を開催した。本記事では、出題したクイズの一部を振り返りながら作問の経緯などについて記述したい。 なお、前記事もぜひ参照されたい。 解説 Q. 卒業生には作家のチヌア・アチェベやウォーレ・ショインカがいる、1948年に設立されたナイジェリアで最初の大学は何? A. イバダン大学 私は元々老化の研究に興味があり、レスベラトロールの効果をショウジョウバエで検証した研究を探していたことが

          いかにしてクイズはつくられたか(2)

          【R Studio】 ggplot2で論文のようなグラフを描く 【実践的に一手順ずつ解説】

          ※本記事は、元々筆者が大学で学部学生向けに書いたチュートリアルをnote用に書き直したものである。手っ取り早くグラフを作りたいという人は参考にしてほしい。 はじめに論文には定量的な結果を示すグラフを載せるのが一般的である。グラフを作成する方法はいくつかあり、Excelでもできないことはないが、RやPythonを用いればより洗練されたデザインのグラフを作成できる。 ggplot2はRのパッケージの1つで、シンプルかつスマートにデータを可視化できる。ggplot2に関するチュー

          【R Studio】 ggplot2で論文のようなグラフを描く 【実践的に一手順ずつ解説】

          いかにしてクイズはつくられたか

           2023年1月9日に「みんなで早押しクイズ」にて企画『New Theory』を行った。本記事では、出題したクイズの一部を振り返りながら着想元や作問の経緯などについて記述したい。 まえがき  世の中には数多のクイズ問題集があふれているが、作問する過程でどのような資料を参考にしたか、どのような題意があるのか記載したものは少ない。中にはそういった解説をTwitterなどで行う人もいるが、SNSよりも1つの記事としてまとめた方が記録方法として望ましいであろう。本記事は、クイズを

          いかにしてクイズはつくられたか