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分身ロボットカフェにようやく行ってきた

何年も前から存在は知っていたけれど、行ったことのなかった場所。
分身ロボットカフェDAWN

DAWNコンセプト
私たちはAIではありません
『分身ロボットカフェ DAWN ver.β』とは、株式会社オリィ研究所が運営する、外出困難者である従業員が分身ロボット『OriHime』&『OriHime-D』を遠隔操作しサービスを提供している常設実験カフェです。
私たちはテクノロジーによって、人々の新しい社会参加の形の実現を目指しています。
ぜひ、少し先の未来を体験しに来てください!

DAWNホームページより

行ってきたのは6月の終わりなんだけど、気づけば3ヶ月経とうとしているので、重い腰を上げて備忘録。

通常のカフェではなく、こちらのイベントに誘われて行ってきたの。
【みんなでいっしょに星を見よう〜ゆりナイト 第四夜 /分身ロボットカフェDAWN 2周年スペシャル 】


店内を見渡して感じたこと。

退店時に撮ったw
エリアMAPこんなかんじ!
ツリーはいいよね
イベント予約席♡

思ったより広々〜!!

バリスタちゃん!
チャイナオリヒメ!
私たちの席のオリヒメちゃん
ぴかぴー!
ごはんはリアル店員さんが運んでくれた

この日はイベントだったので、通常であれば配膳も分身ロボットOrihimeちゃんがしてくれるのだけど、それはナシ。
生身の人間の店員さんが料理持ってきてくれた。
その代わりに、なのかはわからないけど、ホスト役のOrihimeが各テーブルに1体ずついて、お話ができた。

不思議だなあと思ったのは、生身の人間には誰も興味を示さない、というか、『店員さん』として扱って、必要最低限のコミュニケーションしか取らないのに、テーブルに設置されたOrihimeには興味津々で色々話しかけるところ。

Orihimeの下には簡単なポップが設置されていて、【中の人】情報が簡易記載されてるんだよね。
どんな人で、どこから遠隔操作しているのか。
要は居住区情報。
正直、ちょっとびっくりした。
(えっ、そんな個人情報軽率に…??!!)(それは大丈夫なのかな…??)
という意味での驚き。

でも、相席した方が、Orihimeに向かって一生懸命(という表現が適切かはわからないけど)話しかけているのを見て、ああ、と腑に落ちたり。

配膳が主の役目ではないんだな、と。

この日はイレギュラーなシフトだったらしいので、配膳係は生身の人間だったけれど。
でもきっとこれが分身ロボットだったとしても、ここではコレが割とあたりまえの光景なんだろうな、と思った。
みんな、話をしに来ているんだなって。
カフェにくつろぎに来ている、というよりも、ロボットの操作をしている人への興味が優先されてもいい、そういう場所。
歓待が主の場所なんだなって、なんとなくそう感じた。
だから、いわゆる通常のカフェでは知り得ることのない、【この店員さん(Orihimeの操作主)はどんな人なのか】という情報が必要なんだなって。

分身ロボットカフェには興味はあったんだけど、私が気になっているのは、【誰が働いているか】というよりも、環境そのものだったので、これはすごく、衝撃的だった。


ゆりナイトヤバい

とかなんとか考えているうちにゆりナイトが始まった。

かっこいい題字
星の王子さま仕様
ゆりちゃんアバター!

末恐ろしい10歳だな…

という感想が8割w

自分で企画して、イベント主体で回せるのヤバいなって思った…
しかもオリィさんとの出会いは今からさらに3年前で、その時すでに持ち込み企画をするレベルだったらしいので。

個人的に、早くSAOみたいなVR世界で生きていきたいと思っている私のような人種にはすごく可能性を感じる時間だった。

クラスターとかもひと通り触ってはいるんだけど、コミュニティの主体になるかと言われるとまだ先かなあと思っていただけに、色々考えさせられた。

イベントそのものも素敵でした。

連れて行ってくれた方が見せてくれた、常連?御用達のスタンプカード。


消費される個

というものについて最近よく考える。
個人、個体、個にまつわるなにがしか。
大掛かりなイベントよりも、むしろ個人が興味を示した個人、という括りの中で嗜好性が拡大していっているように感じている。
そしてそれは、コロナ禍で加速したまま、5類になった今でもさほどそこに変化はないように感じる。
世間がどうかは知らないけど、少なくとも私の中ではそう。

誰かの何かを消費して、同じように私の何かも消費されている感覚。

そのこと自体が歪だとか、良くないということではなく、ただ、そういう感覚がずっとある。

なんだろうな。
うまく言えないけれど、この日の体験は何となく喉に引っかかった魚の小骨のよう。


だいたいそんなかんじ。

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