WordPressの将来は?
去る9月に開催されたWordCamp US 2024で、WordPress.comの運営元であるAutomattic社の創業者・CEOでWordPressの開発者でもあるMatt Mullenweg氏が、WordPressのホスティングプラットフォームであるWP Engine社を批判したことに端を発して、WordPress界隈で混乱と困惑が生じている。
Automattic社(というより、Matt Mullenweg氏個人?)、WP Engine社双方に大義と言い分はあるのだろうが、影響を被るエンド・ユーザとして望むことは一刻も早く騒動が終息して、WordPressとWP Engine社が提供するプラグインであるACF(Advanced Custom Fields)を安心して使い続けることができるようになって欲しいという一点に尽きる。
ぼくが保守を担っているサイトも、ご多分に漏れずWordPress+ACFがその中核に存在しているので、現在の不安定な状況にどう対応するべきか頭を悩ませている。
騒動の始まった当初は日本語での情報発信が少なく、手当たり次第にいろいろな情報に目を通していたのだが、最近少し対応に関する考え方も含め日本語の情報も増えてきた。
とりあえず、今後の対応を考えるにあたって参考になりそうな情報のリンクを残しておきたいと思う。
上記ブログからもリンクされている記事の執筆者である、高橋文樹氏の記事は、騒動を知った当初から参考にさせていただいた。
以下の記事も、ACF・SCF問題を考えるにあたって参考になった。
いずれにしても、普通にWordPressのダッシュボードからACFを更新すると、自動的に「SCF」に置き換わってしまうので、しばらくはACF本家の提供するバージョンで更新しようと思うのだが、ACFとSCFは今後、機能も含めて差分が拡大するだろうから、その差分が致命的になる前にどっちを採用するか再考しなくてはならないだろう。
というか、そんな再考をせずとも済むように事態が収拾することが一番いいのだが…
しばらくの間、動向を注視しつつ対応を考えていかなくてはならないのは、趣味のブログサイトを保守する立場としては、ちょっと憂鬱なのであった。