見出し画像

【資格】日本伝統文化検定2級 落ちました

タイトルに偽りなし。日本伝統文化検定に落ちました。
11~12月に受けた資格、軒並み落ちている。
理由は簡単で、「職場環境が変わって仕事に慣れることを優先した結果、勉強時間を取らなかったこと」である。

日本伝統文化検定は、金工、食文化、歳時記、伝統色、歌舞伎…など、日本の文化について幅広く出題される検定である。今年から創設された。

全体で70%以上の点数を取る必要があるが、科目ごとに50%は取らないと不合格になってしまう。このあたり、中小企業診断士みたいなシステムだ。いずれは国家資格になることを目指しているのかもしれない。残念ながら、科目合格のシステムはないらしい。

私は2科目の最低ラインを下回ってしまい、落ちてしまった。
これなら3級にレベルを落として受ければよかった。
そう思わなくもないが、3級を受けたとて落ちていただろう。
勉強時間が全然確保できなかった以上は、どう考えても合格できない。

2級についてはテキストからは70%しか出題されない。残りの30%は、テキスト外からの出題である。その30%はメールマガジンに付随しているクイズからであったり、主催が提携している工房のホームページだったり、企業の中期経営計画からだったりする。要するに、「日本文化に関すること」であれば、すべてが出題範囲なのだ。

対策のしようもないが、まんべんなく日本文化に接することができるというメリットはある。事実、この検定の勉強をしなければ、金工細工について知ることはなかった。南部鉄器を聞いたことがある…くらいで終わっていたと思う。

この検定、来年もぜひ受けたい。
ただ願わくば、①問題集が出版されること ②出題範囲が明確になること ③テキストの範囲外とはどこまでなのか明確になること この要件が満たされたら、試験のハードルは下がるだろう。

というのも、日本刀の部位の名称について出題されていたからだ。
これはテキストには載っていないはず。
あと、メールマガジンでも見たことがない。
受験者の中でいったいどれくらいの人が「鯉口」を知っているだろう?
私は居合道部だったので、木刀・居合刀に触れたことがあるため、運よく知っていたので解けたが、ノーマークの人だってたくさんいたはずだ。
刀剣乱舞とか通っていたら知っていたのだろうか?
刀剣乱舞も刀のパーツの名称までカバーしているんだろうか?

暗中模索で試験を受けるというのも、なかなか面白い経験だった。
どんなに勉強しても「ある程度は対策できたぞ」という実感が持てないのだ。
ただし自分だけではなく全員。ある意味イーブンな戦いともいえよう。

こういう変わった資格が大好きだ。
少なくとも、ビジネス資格よりも興味を持てる。

来年も受けるとしたら、テキストは信頼せず、文庫本や新書、図解も準備して対策すると思う。
読書に近い勉強なんて、なかなかおもろいではないか。
検定ではなくてクイズだと思えばよい。

いい経験になった!というおはなしでした。

いいなと思ったら応援しよう!