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避けてきたことが実は一番の正解だった
こんにちは!あらちゃんです。
ついに、その日がきた!
わたしに、もう迷いはなかった。
わたしが、普通だと思っていたこと。
それが、普通じゃないと分かったのは
夫との出会いから14年後。
今から7年前。
とうとうわたしは、家を出ました。
わたしが、何があっても
絶対にしなかったのは家出。
それだけは避けてきました。
出たら、帰れなくなる。
それは、その覚悟がなければしてはいけない。
1日、2日実家に帰って
はい、ただいま〜!は許されないことが
分かっていたから。
それは2017年12月。
まだ一番下の子が3歳。
ある日、トイレが詰まってしまい
業者さんを呼ばなきゃいけなくなり
12月に痛い出費。
それから、続けてトイレ詰まりが起こり
結果、便器の買い替えとなり。。
2回の詰まり直しで出費があり
それで、夫のご機嫌MAX悪くなり
便器の買い替えには、もう
『お前が払えよ』と冷たく一言。
言い方ね。言い方。
毎回やけど言い方が悪い。
わたしが払うとか、払わないとかじゃなく
まじ、言い方!
新しく買い替えて
もう、いいじゃん?て思ったら
まーだご機嫌ナナメ。
はい、なぜか『無視』されます。
こうなると、もう息の仕方も分からない。
苦しい。家にいたくない。
そんな時、寝ていた夫が
急に枕を投げつけてきた!
すごい形相で。
もう、無理でした。
今までも何度となく恐怖を
味わってきたけれど耐えれたのは
《わたしが我慢すれば》
これだけで、やりすごせていたものが
もう、本当に無理で。
いつもなら目につかない
コンビニのトイレにあるDV電話相談。
わたしは、数日前に
引き寄せられるように
その張り紙を見つけ、メモしていました。
12月17日
わたしは、朝
子ども達の小学校・保育園を休ませて
まず、電話相談をしました。
『すぐにきてください』
と案内されたのが
まさか、まさかの自宅隣の施設でした。
あらま。こんな近くに
相談所があったとは(・・;)
もう、とにかく誰かに聞いて欲しくて
相談しにいきました。
これまでの経緯を話したら
『よく今まで頑張ってきたね』
『あなたはそんなことをされるべきでない』
『すぐ保護の状況です』
『シェルターへ案内できます』
と、そこまでの状況だと分かったのは
その時が初めてで。
ようやく目が覚めてきました。
シェルターに行くほど勇気はなく
とりあえず実家に帰ることを伝えました。
わたしは、家に戻り
すぐに荷物をまとめて実家に連絡。
もう朝から精神崩壊
相談所でも、母に電話でも泣きじゃくり
こんなに苦しかったんだと
今までの我慢が溢れてしまった。
まず、母から
『ずーっと思っていたよ。夫婦なのに気を使ってるたぴこが見てられなかった』
『でも夫婦のことだから見守ってた』
『よく話してくれたね』
『お父さんもすぐ帰ってこいって言ってるよ』
と言われ安心したのを今でも覚えてます。
実家まで、電車を乗り継ぐと2時間。
車は置いていくため、わたしは4人の子どもを連れて、大きなトランク一つを持ち駅へ向かいました。
乗り継ぎ駅には1時間かけて
母が迎えにきてくれてました。
子ども達は、なんぞや?
ばーちゃんちに行ける!やったー!ですよ。
とりあえず、まだ何も言わずに実家へ。
そこで、1番上の子に話をしました。
当時5年生。
『お母さんがお父さんに色々言われたり、叩かれたりするのどう思う?』と尋ねると
『え?それが普通じゃない?』
と返事がきて、わたしは本当に自分が間違っていた!と、やっと分かったんです。
《あーこれは、息子も同じことを将来してしまう》
そう思いました。
わたしは、家を出ること
それをずっと避けてきたけど
息子の言葉を聞いて
わたしは、とんでもない間違いをしていた。
家を出ることが正解だったんです。
わたしは、親友に家を出たことをつたえました。
『やっと。やっとそう思えたんだね』
『普通じゃなかったんだよ』
『でもね、これは自分が気付かないと分からないって思ってたから』
わたしは親友に、これまでのDVやモラハラを
(DV.モラハラって分かってなかったけど)
よく、愚痴として吐き出してました。
そういえば
『それおかしいよ』
『普通じゃない、そんな風に傷つけられていいわけない』
っていわれてたなぁ。
その時は
《もう、ただ聞いて欲しいだけなのに》
《これが普通だし》
と思っていたし。何より
『でも好きなんだよね』だったから
親友からしたら
何言ってもダメだ。とかなりめんどくさかっただろうなと、当時反省しました。
普通じゃないと分かってからは
世界が変わったように、それまでのことが
ありえなくなり、家を出たことに恐怖を感じることもなく。
父は
いつまででも居ていい。とだけ言い
子ども達と遊んでくれてました。
置き手紙をしてきただけ。
夫が帰宅する時間帯。
連絡なんてないと思いながらも
スマホは手放せないあたり
まだ夫からの連絡待ちなわたしがいました。
目が覚めても、完全にNOではなかったわたしは
まだ『洗脳』が完全に解かれてはいなかったのです。
ブッブっブッ
スマホの着信が。
夫です。
この時、その日はじめて
家を出たことを知りすぐに電話をしてきたのでしょう。
普通に帰り、いつも通りに
『無視』しようと思っていたわたしが
子ども達を連れて出て行っててどう思っただろう?
わたしは、電話には出ませんでした。
すぐに、LINEがきました。
ドキドキした。
どんなメッセージだろう。
怒ってる?
謝ってる?
そんなわたしの想像とは全く違う
メッセージが来てました。
わたしが避けてきたこと。それは家出。
家出をしたことで、自分の間違いに気付けた。
子ども達の未来を守れた‼︎
家出のタイミングは
その時だったんだ!
何かあればすぐ家出していたら
夫は、きっとことの重大さにも気付かない。
俺の嫁は絶対離れない。と思ってたからこそ
この時の判断は正解だった!
夫の反応は?
そして、その後のわたしは?
次の記事で書いていきたいと思います。