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鴨川を、昨日より美しく
こんにちは!都内では梅雨らしい天気が続いています。
さて今日はこんなニュースをシェアします。
みなさんは「鴨川を美しくする会」はご存知でしょうか?
続くコロナ禍で、京都・鴨川では河川敷にゴミが散乱、夜間宴会の姿が見えるそうです。
実はMJIのタピア、鴨川を美しくする会をきっかけに、以前京都新聞で取り上げていただいたことがあります。
「鴨川を美しくする会」とは?
春は桜が咲き、夏は鮎が泳ぎ、秋は紅葉に染まり、冬はユリカモメが飛来する鴨川。
古都千二百年の歴史とともに流れてきたこの川は、今も憩いの場であり京都を代表する名所の一つでもあります。
市内を縦断する河川だけにとても汚れていた時期がありました。水は工場排水などで汚染され、川畔にゴミが散乱、木陰にタンスまで捨てられている始末。山紫水明の地であるはずが、人々も魚も寄り付きません。
美しい川を取り戻そうと地域住民が立ち上がり、1964年(昭和39年)11月に『鴨川を美しくする会』が結成されました。
タピアはこの「鴨川を美しくする会」の環境学習の一環として活用いただいたことがあります。今回のニュースは、杉江貞昭事務局長からご連絡いただきました。長年、鴨川を美しくするために環境整備をボランティアで活動されてきています。小学校での環境学習として子どもたちにも鴨川の歴史や水質などを学べる機会をつくってこられました。
私も杉江先生とは何度かお会いしたこともあり、こうして番組などで取り上げられるとメールでご連絡をいただいています。鴨川の歴史から、今の姿まで大変な時間と労力をもって美しい景色へと変わっていったことを教えていただきました。地元でないと、社会背景や歴史のことまではなかなかわからないですよね。時代の変革と共に、ロボットやIoTを通して子どもたちや社会に鴨川の環境保持をアプローチしていこうと考えているところも素晴らしい取り組みだと思います。
今回は鴨川での問題をとりあげましたが、それは近くの公園だったり、街中、駅など様々な場所でも同様です。「ちょっと位いい」「みんながやっているからいい」「誰も見ていないからいい」という気持ちで、ゴミを捨てるのは辞めましょう。「1人が捨てるとごみがごみを呼ぶ。」これは事務局長の杉江さんの言葉です。ゴミはゴミ箱へ。鴨川をはじめ自然・公共の施設はゴミ箱ではない。簡単なことを、自分から・周りの友達から意識を変えて行けますように!
鴨川を、昨日より美しく。そういった気持ちで活動されている鴨川を美しくする会のご紹介でした。