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「私の人生で最高にエキサイティングだった『絶対にあきらめない綱引き』の話」 拝読しました。

🏳️‍🌈 昔々の話です…。

私が住んでいる町内で 学校運動会が行われました。

その時、保護者対抗の「綱引き」が開催されたので参加しました。

紅組と白組に分かれて きっちりと人数を合わせて 3本勝負で争う「綱引き」でした。

『絶対にあきらめない綱引き』の話より

作者様が体験された、町内の学校運動会での綱引きのお話。白組になった作者様は「力持ち」ではないものの、(大好きな)町内会長さんに言われて組の先頭に入ることに。

勝負は3本勝負で2本取ったほうが勝ちというルール。ここに熱戦が開始されます! 白組、1本目は落としてしまうものの、場所を入れ替えての2本目は見事に挽回! そして運命の3本目。ここで作者様は皆がタイミングを合わせられる様に声をかけたり、(ウソながら)「必ず勝てる!」ことを伝えてチームメンバーを鼓舞されたのでした。果たしてその結果は!?

白熱の試合の後、観客の方からある真実を教えられ驚愕されますが、綱引きから沢山の教訓が得られたと言うお話。


綱引き、大人になってからやると、如何にハードなスポーツかがよく分かります。大人の綱引きはまさに全身運動。手で綱を引き、腰を入れて足を踏ん張り、体重を乗せるために大きく仰け反る必要があります。これを3セットもやると、もう体中クタクタなんですよ(会社に入ってから、一度だけレクリエーションか何かでやりましたが、あまりのハードさに参加はその年だけでした😅)。いやもう、まじでハードスポーツ。真剣にやって居られるプロ?の方々、体格も違いますもんね。

そして次の年、運動会から綱引きが消えていて、その理由にもまた作者様は驚くことになるのですが、作者様を起点に高まった白組の結束がもう見られないと言うのはちょっと寂しいですよね。

少し昔なら、少々怪我をしようが熱い戦いは称賛されて名物になりそうなものですが、現代ではそうも行かないと言うこと。時代の流れとは分かりつつ、度を越した「ことなかれ主義」に傾倒するのも、また寂しい気がします(いや、怪我したりするのはダメなんですが、準備運動したり注意事項を徹底すれば大丈夫な局面も多そうだなあと)

勝利を信じて最後まで戦い抜かれた作者様と白組の方々。スラムダンクの安西先生ではないですが、『諦めたらそこで試合終了(だから、諦めちゃだめ)』を身を持って体験されたのは、他では得難い経験だったのではと思います。

3本勝負の緊迫感や、その後の顛末なども驚きもあって、短めのエッセイ作品ながら読み応え十分でした。皆様も是非!