既設の動力盤にポンプ回路を入れる
訳あって既存空調動力盤に給水ポンプの開閉器を入れることになった。容量は大丈夫か。
— タオル@電気設備設計/修行中 (@taorutrance) April 20, 2021
既存主開閉器は125A。既存図より空調の合計消費電力は16.2kW。これに給水ポンプ2.2kW×2=4.4kWが増える。
合計20.6kW。内線規程の表より直近上位の23.2kWの行を見ると主開閉器は125A。
という訳でOKか…(自信ない pic.twitter.com/oN8RhaCr19
電灯分電盤と動力盤では回路の追加の確認方法が動力盤の方が格段に難しいですね。
今回のケースでは既設は「空調」動力盤なので内線規程の開閉器選定表はインバーター機器を想定した表ではないため、このままでは使用できないので要注意。ご教授頂いたやり方を明記すると
①既設空調機の仕様書、もしくは茶本のインバーター負荷容量の項より空調全部の電流値(A)を積み上げる
②①の電流値に増設するポンプの電流値を足す
③②の電流値で既設のブレーカー、幹線が問題ないかチェック
④チェックの際は内線規程の主幹開閉器選定表の「最大使用電流と見比べてみる」とブレーカーサイズの良否が確認出来る
ポイントは空調機を電動機ではなくインバーター機器という事が分かっていないと、単純に(kw)を足して選定表をみるとNGになってしまう為、
インバーター、電動機を分けて考える事が今回は重要かと思われます。
主幹開閉器選定表
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インバーター電動機負荷容量表
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