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ツイッターの投稿のまとめ(電気設備、機械設備、建築など)を載せていきたいと思います。 …

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ツイッターの投稿のまとめ(電気設備、機械設備、建築など)を載せていきたいと思います。 仕事:建築電気設備設計 特に学生時代は電気の勉強はおろか理系でもなかったのに何故か今の仕事に…。がんばって知識増やしていきたいです。

最近の記事

非常放送スピーカーを免除する

非常放送(非常警報設備)のスピーカーは原則居室、非居室選ばず全ての部屋に設置義務があります。スピーカーを中心に半径10mで部屋を包含して配置していきます。 ただ免除規定もあり非居室の場合で半径8mで包含できていれば設置が免除出来ます。 上記ポストも明らかに8mで包含できているのですが、このケースの場合消防からは間に建具が無いと免除不可と言われることが多いのです。 ちなみに上記の時は倉庫の中ではなく倉庫扉付近の外壁にスピーカーを設けて半径8m以下として対応しました。 さすがに

    • 直下に高額機器がある場合の照明交換はどうする…?

      とある施設の照明器具LED化改修工事設計、ただ単に照度計算、器具選定してハイ終わり、ではなく、この施設は高額な実験機器が多数設置(移動困難)されており照明器具の真下で作業する事が困難な箇所が多数ありました。 リプライでのご意見は ・立ち馬を2脚使用して間に板を載せてその上で作業 ・機器を養生しまくる ・乗れるなら乗る ・施設側で移動してもらう ・落下した場合のリスクと責任を決めておく ・同意が得られない場合はやらない 多々ご意見頂きました、ありがとうございました。 この時の

      • 移動式粉末消火設備の表示灯

        このポストの内容のまんまなのですが、移動式粉末消火設備の表示灯は工事最後の方で存在を思い出されたかのような施工の事が多い気がします。 屋上階であればソーラー式がいけるのですけどね。 何故いつも忘れられてしまうのか…。恐らく工事区分が機械設備と電気設備が交わる設備だからかなぁと。 本体そのものは消火設備なので機械設備工事ですが表示灯は電気設備工事になります。 機械設備図機器表の中に「電源100V」と明記されていなければ当然忘れ去られてしまいますし、電気設備設計側もそこまで気が回

        • 家庭用分電盤へのVE変更は良いのか

          過去に減額案として分電盤を産業用→家庭用に変更しても良いか、と問われたことがあります。結論としては問題ない、必ずしも産業用鋼板製の盤でなくてはダメという場面は無いと考えます。 産業用と家庭用の違いとしては分岐ブレーカーのAFが 産業用:50AF 家庭用:30AF となる事が多いです。 30AFになるからといって普段の使い勝手が悪くなるわけでもなく、すぐ壊れるわけでもないと思われます。 ただ住戸用のデメリットとして、外的な衝撃や短絡などの高電流がもしあった際などは産業用の方が

        非常放送スピーカーを免除する

          H鋼梁の下の壁に器具を付けようとしたら…

          先に述べておきますが、この問題をどうやって解決したか、よく覚えていないのです…が現場はきれいに収めて頂いてました。 H鋼梁に壁がありその面に器具を付けるような図面にHDMIの端子を付ける設計にしました。 しかし現場で問題が。H鋼下には懐がほぼなく、HDMIケーブルが通線出来ない問題が。その他コンセントについては床面から立ち上げ(結構難しい施工の様です)で対応できるが、このHDMIケーブルは天井面のプロジェクターと繋がるため、床からの施工は出来ない。 電気屋さんとボックスやメ

          H鋼梁の下の壁に器具を付けようとしたら…

          現場フェーズでの変更

          このポストは小学校改修工事で3期工事まで分割されて、発注される案件でした。1期工事施工中に2,3期の設計の調査に行った時のことことなので、 1期工事の工事が見れる段階です。で、設計図に全くなかった電柱があってショックを受ける…というわけです。 改修工事時の調査で見落としていたり、施工業者様がこの設計図、実現不可と判断されると図面変更となり、施工業者様に代案が託されます。(監理業務を受けていれば一緒に考えます) この時は幸い工事を完了して頂きましたが、全くどうしようもない、

          現場フェーズでの変更

          図面での露出配管の線種は…

          原則の国交省ルールとして、露出の配線、配管は点線となっております。(床隠ぺいの場合は露出よりか幅の広い点線になります) ただ、新築工事であれば特段問題無いのですが、改修工事の場合はよく点線を既存再利用、既存残置の意味で使う事があります。 こうなると露出の点線と同時に既設残置の点線を使用すると訳が分からなくなりますね…。ということで自分は改修工事時の図面では露出は実線にしてしまうことが多いです。 あと弊社というか自分は天井ころがしを一点鎖線、地中埋設を二点鎖線でよく書いていま

          図面での露出配管の線種は…

          「手動」と「自動」の言い方について

          普通に読めば「しゅどう」と「じどう」ですよね。しかし人によっては手動と「でどう」という方が結構います。 これは聞き間違えの防止です。 恐らく現場での作業時など、トランシーバー等では「しゅどう」と「じどう」は聞き取り辛く事故の元にもなりやすいため、「てどう」という発音にすることによってかなり聞き間違えが減ります。 明確に覚えているのは発電機の改修時の打合せ時にも先方の方は「てどう」と言っていました。発電機の運用時に手動と自動の間違いは重大事故に繋がりますね…。 手動と自動、真

          「手動」と「自動」の言い方について

          引込柱にあるパラボラアンテナの正体

          街でたまに見かける引込柱に付いているパラボラアンテナ。このポスト以降に判明するのですが、このアンテナはどうもUSENのアンテナの模様。 確かに付いている建物は物販店舗やパチンコ屋などが多いですね。自分が関わった中では屋上に設置するパターンもあった気がします。 どうやらかつてはUSENは有線で引込柱より引き込んでいたようですが、いつの間にか無線化したため、引込柱にアンテナを設置する事になった…というパターンがあるようです。(無線なのにUSENなのですね、と笑い話をした事があっ

          引込柱にあるパラボラアンテナの正体

          電灯盤の不平衡

          単相三線電灯盤の相の容量はなるべく平衡にするのが良い。 このポストでは奇数の左側(R相)の合計は4800VA、偶数の右側(T相)は1800VA。 合計6600VA。ここから主幹容量を出すとすると6600VA/200V=33A→40ATとなります。 40ATとなると、R相を100%近くで使用するとトリップしてしまうことになります…。 こうやって左右に分かれる分電盤図だと分かりやすいですが、表形式になっている分電盤図だと見落としやすいですね。 対処法としては主幹を50ATにする

          電灯盤の不平衡

          何故エレベーターのブレーカーは受変電の配電盤から直が多いのか

          エレベーターのブレーカーは動力盤内にあることはあまりなく、受変電の配電盤に設けられることが多いです。何故なのか。 フォロワー様より茶本からの解説を頂きました。エレベーターの電気設備工事として 「配線系統はトラブル発生時にエレベータの停止による建築物の機能の障害を防止するために柔軟性のある配線を行う」と記載があります。 要はシンプルな配線(受変電→ELVへ直行)をすることと解釈が出来そうです。 「柔軟性」というのがなんとなくフワッとしていますが…。 エレベーター→人命に関わる

          何故エレベーターのブレーカーは受変電の配電盤から直が多いのか

          外灯をタイマーor自動点滅器(明るさセンサ)を切り替える

          結構需要がありそうな回路ですが忘れかけていたのでここで思い出しておきます。 ポストした2案を説明すると ①三路スイッチを使った場合 ②自動-切-入切換スイッチを使った場合 ①は三路スイッチで本来の使い方とは違いますが、回路的に切換スイッチの役割が出来るので安価で済ませられるメリットがありますね。 ②はトイレの人感センサーで良く用いるスイッチですね。これは強制切が出来るので場合によっては使い勝手が良いかもしれません。 まぁ頻繁に外灯をタイマーにするか、自動点滅器にするか切り

          外灯をタイマーor自動点滅器(明るさセンサ)を切り替える

          盤メーカーについて少し

          分電盤類やキュービクル等を製作している盤メーカー。この盤メーカーは主に大きく2種類に分けられて 標準メーカー:大手。カタログが有り。安価。(河村電器、日東工業、内外、パナソニック等) カスタムメーカー:カタログ品は無く割高。 こうやって比べるとカスタムメーカーを選ぶ時ってどんな時なんだ?と思ってしまいます。 カスタムメーカーの盤を使用するメリットとしては ・カスタムメーカーはその案件ごとにあった寸法、内部仕様を自由に対応してくれる ・標準メーカーはカタログ品以外の対応は

          盤メーカーについて少し

          既存敷地内への新棟新設には注意…

          このポストは小学校の一部敷地に新校舎(延べ800m2位)の校舎を新築する案件でした。 図面は既存棟からの電気の引込や自火報などの既存棟との絡みに注意して作図をしていました。 ただ建設場所を良く確認していなかったのがまずかったです…予定の敷地を横断してその先に電気のハンドホールがあった模様。 ハンドホールの先はちょっとした小屋があり、その電源ケーブルが埋設されていました。 結局工事では現場で切り回しをして対応してくれたようですが、予定の敷地の調査を良くしなかった自分に落ち度は

          既存敷地内への新棟新設には注意…

          SPD(避雷器)について少しだけ…

          避雷器について初歩の初歩的な事をまとめます。 ・電力用と通信用がある ・クラス1→引込口用 クラス2→盤内 クラス3→機器近傍に設置 ・クラス1で防げなかった雷サージをクラス2があれば低減できる ・PASから離れている(50m程度)場合は避雷器を設けた方が良い ・多雷地域には特に有効 また等電位ボンティングについて分かりやすい記事がありましたので貼っておきます 等電位ボンティングも内部の機器を雷から守るために有効。避雷針の接地極に雷の大電流が流れる際、他の接地極が等電位で

          SPD(避雷器)について少しだけ…

          保護協調と需要率

          先に結論を述べると必ずしも主幹AT>各盤主幹ATで無くとも良いと考えます。 全体の容量33000VA/200V=165A→175AT で、各分電盤主幹をぎりぎりにせず将来用余裕で大きめにすると 各分電盤の主幹容量の合計AT>主幹ATとなり、 各分電盤がギリギリまで使用すると、主幹が先に落ちることになります。 保護協調が取れていないということですね。 将来用余裕みる+保護協調をみるのであればやはり主幹AT>各盤主幹ATにすべきですね。ただケーブルサイズは大きくなる可能性があ

          保護協調と需要率