スプリンクラー設備感熱継手
天井のない部屋でスプリンクラーを設ける場合、どうしても他設備の臓物があり散水障害になりがち。といってヘッドだけ下げたとしても火災の熱は上に上がっていくので迅速にスプリンクラーヘッドが届かない…。こんな場合に使用するのが感熱継手です。ヘッドは臓物より下に下ろして、感熱部分は上部に設置。感熱部分の一次側まで水は充填されており、火災の熱を受けるとロウが溶け(ると思われる)二次側のへ水が流れ放水する仕組みです。
以前はヘッドを臓物より下方に設ける場合は集熱板といって直径300mm位の丸い板金を設置して火災の熱を受けやすくしていましたが、見た目に若干難ありで効果も怪しいので、この感熱継手はナイスアイデアだなぁと思いました。(見かけるのはいづれも東京都なので他の県では採用されていないかもしれません)
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