何故エレベーターのブレーカーは受変電の配電盤から直が多いのか

エレベーターのブレーカーは動力盤内にあることはあまりなく、受変電の配電盤に設けられることが多いです。何故なのか。
フォロワー様より茶本からの解説を頂きました。エレベーターの電気設備工事として
「配線系統はトラブル発生時にエレベータの停止による建築物の機能の障害を防止するために柔軟性のある配線を行う」と記載があります。
要はシンプルな配線(受変電→ELVへ直行)をすることと解釈が出来そうです。
「柔軟性」というのがなんとなくフワッとしていますが…。

エレベーター→人命に関わる→早い復旧が求められる→ブレーカートリップ時のブレーカーが判断し易くなるorメンテナンス時のブレーカーの場所の特定が早くなる→早い復旧が出来る といった感じでしょうか。

自分の設計に過去にノントリップブレーカーを制御盤直近に設けましたが現場でそのまま付けられたのか気になりますね…後にも先にもその1回だけでしたが、それはそれでいい案だと思いますが。キュービクル側でトリップしていたら確認箇所が一つ増えるだけであまり良くなかったか。

というわけでエレベーターのブレーカーはこれからも受変電の配電盤に設けようと思います。

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