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趣味で多言語学習を始めて気がついたメリット5つ
多言語学習を始めて気がついたメリットがあります。今回は思いつくメリットを5つご紹介します。
なんだか頭がよくなった気がする
多言語を学ぶことは脳を刺激すると思います。ぼーっと過ごしていたころよりも、集中力と記憶力がなんとなく向上した気がします。
異文化への理解が深まる
日本とは異なる言語を学ぶことで、他の国の文化や価値観に触れることができます。あまり地理や歴史、文化を詳しく知らなくても言語と文化には深い関りがあるので、自然と覚えていきます。
例えば中国語には日本語ほど多様な敬語は無く、敬語というよりは丁寧な言い回しに変えるイメージだと私は思いました。まだ勉強を始めて日が浅いのであまり深く理解できていないところもあるとは思います。中国人の人懐っこさというか、濃い人間関係を好む傾向が高いところなんかは、この敬語らしい敬語が無いという点と関りがありそうだなぁ、と私は思いました。
最近の若者がどうかは分かりませんが、中国では特にご先祖さまや年長者、高齢者を敬う文化があると習いました。中国の挨拶と言えば你好(ニーハオ)ですが、ご老人やフォーマルな場では您好(ニンハオ)を使います。敬意を払う時と、それ以外、のザックリとした分け方からもなんとなく中国人らしさが見えてきませんか?挨拶だけももっと語ることがあって、例えば「おはようございます」は「早上好」、「こんばんは」は「晚上好」、他にもあいさつする相手によって「老师好(先生)」「朋友们好(友人)」「同学们好(クラスメートなど)」などの様々なバリエーションがあります。ここのボキャブラリーの多さも、人付き合いを好む中国人らしさを感じます。
韓国語には日本のように敬語が存在し、その敬語のなかでもとっても丁寧な敬語と、日常的に使う丁寧な敬語の2パターンが存在します。つまり、ため口、カジュアルな敬語、フォーマルな敬語が存在します。ため口は日本と同じように友達やクラスメートに使われますが、なんと家族間であっても親や年上の兄弟にはカジュアルな敬語を使うそうです。ここからも分かるように、韓国は年齢や立場などの上下関係に敏感な国民性があるようです。はじめましての人とは敬語で話し、お互いの年齢を確認しあってからため口にしたり、カジュアルに話しても言いか相手に尋ねたり、ここはちょっと日本の文化と似ていますね。
ザックリとしたたとえ話をしましたが、このように多言語を学ぶことにより、視野が広がり、国際的な交流を楽しむことができるため、グローバルなつながりや理解が深まります。他の国の文化や価値観に触れることで、日本の文化や自分の中の価値観の新しい発見にもつながるかもしれません。日本とアメリカの違いだけを学ぶより、日本とアメリカと中国と韓国とフランスとイタリアと…と比較対象が増えれば増えるほどより多くの価値観や考えたを取り入れることができるので、多くを学んで損は無いと思います。
キャリアの幅が広がる
多言語を話せることで、国際的な仕事の機会や異文化間のビジネスに役立つスキルが得られます。楽しく学びながら、キャリアに役立つ知識を身につけることができます。
例えば今の仕事の幅が広がる人もいるでしょうし、学生や転職を考えている人は多言語話者になることで選択肢も増えますね。他にも、世界的に人気のある趣味がある人は海外の情報をいち早く仕入れたり、海外の情報を日本に向けて発信したり、日本の情報を海外に向けて発信することで結果的にそれが収入につながる可能性もあります。
多言語学習をすることによって、さまざまな仕事の選択肢が広がります。
翻訳者・通訳者
言語を活かす代表的な仕事として、翻訳や通訳があります。外国語を学べば、書類や会話の翻訳、企業間の通訳を担当する仕事が増えます。極めれば、ビジネス会議や国際会議で、言語の橋渡しをすることもあるでしょう。すごい。 ちなみに私は最近、翻訳家のお仕事が気になっています。国際営業・マーケティング
多言語を使えると、海外市場向けに営業やマーケティング活動を行うことができます。国際的な取引先との交渉や、現地の文化に合わせたプロモーション活動を行うことが求められます。海外出張へ行くこともあるでしょう。苦にならない人には向いていると思います。観光業(ツアーガイドやホテルスタッフなど)
観光業では、観光客と直接コミュニケーションを取るために多言語を活用することが重要です。ツアーガイドやホテルのスタッフとして働き、外国からのお客様にサービスを提供する仕事が増えます。観光先の様子をYouTubeやSNSでアップして、広告収入や案件で収入を得る人もいます。
私は全国(または地域)通訳案内士のお仕事が気になります。教育(外国語教師、語学学校の講師など)
他の言語を学んだ経験を活かして、外国語教師や語学学校の講師になることも可能です。また、オンライン語学レッスンや留学支援業務も増えており、教育分野での活躍の場も広がっています。YouTubeやSNSで英語や韓国語を教えている方々もいますね。
旅行がもっと楽しくなる
多言語を学んでおけば、旅行先で現地の人と直接コミュニケーションを取ることができます。言葉の壁を越えて、より豊かな旅行体験ができるため、旅行がもっと楽しく、役立ちます。
今はスマホの翻訳機能も優れているので、文章も音声もスマホがあればすぐに翻訳できる便利な時代になりました。YouTubeやSNSでもその機能をつかって観光を楽しんでいる投稿を見かけます。私も実際はその便利な機能にお世話になると思いますが、せっかく旅行にきたならスマホばかりみるのではなく自分の目で見たいし、自分の言葉で現地の方とコミュニケーションをとりたいと思っています。
あと、スマホをあっという間に盗られる人が多いそうなので、なるべく出したくないですね…。せっかく海外旅行に来たのにずっと警察と過ごしてたという思い出にはしたくないなぁ。それも一つの経験として考えると、面白そうですがね。
また、事前にSNSで知り合った人に現地のリアルを聞くこともできます。パンフレットやSNSで見る写真はどれもキラキラしていて魅力的ですが、現地の人目線での写真だとまた違った見え方になることもあります。全然キラキラしてないけど、おもしろいスポットを教えてもらうこともあります。
それと、慎重にならなければならない話ですが、事前に現地の友達をネットでつくっておくと旅行の楽しみが増えますね。悲しいことに詐欺が増えているので、そのあたりの見極めはとても重要だと思います。相手の家には行かない(泊まらない)、あまりあちこちついていかない、金銭の貸し借りはしないなど、初めて会う時はある程度線引きしたほうが安全かと思います。
自己成長と自信の向上
新しい言語を学ぶことは、自己挑戦や達成感を味わう素晴らしい方法です。言語習得が進むにつれて、自己成長を感じ、他人とのコミュニケーションでも自信を持てるようになります。
言語学習を通じて、どんなところに自信を持つかは人によると思います。たとえば資格を取ったり、なにか可視化されたスコアで自分の成長を知った時、仕事や案件が入ってきたとき、色々成長や自信につながるイベントがあると思います。
私はあまりそこまで真面目な方ではないので、今のところ資格を取ったり、仕事につながったりもしていませんが、やろうと思えば資格取得にチャレンジしたり、ビジネスにつなげられるという”選択肢”が増えることで成長を自信を感じられています。言語が増えれば増えるほどその選択肢は増えていくし、言語や文化への理解が増えれば増えるほど選択した後の未来がより良いものになると思っています。
最後に
多言語学習はやって損はないと思います。かと言って無理をしてやることでもないと思いますので、興味がある人や最近暇でなんでもいいから何かしたい人はやってみてほしいなぁ、と思います。
教科書や教室に通わなくても今は無料で学べるアプリもありますし、YouTubeやSNSでも簡単に見ることができます。趣味で始める人はいきなり真面目に取り組む必要もないと思います。なんとなく、楽しいからやってるくらいの気持ちで良いと思ってます。勉強しない日があったっていいし、国外でパートナーを探したいから、外国語話せたらかっこいいから、くらいの動機で始めたっていいと思います。(日本人のイメージを損ねるような言動だけは気を付けましょう)
気軽に楽しく初めてみよ~!