出来ない人向けのコンサルの価値が低くなりがちな本当の理由
出来る人は出来るけど、出来ない人は出来ない。この前提に立って出来ない事を仕組みにいれてはいけないのだなと感じる今日このごろです。
これって、結構「出来る人」こそ陥りがちの罠なんだろうなーと思ってまして。
例えば、自分が出来たならば他の人も出来るはず!しかも自分が試行錯誤して悩んできた部分を全てすっ飛ばして伝えるから、より多くの人の結果を出せるはずだ!よし!教えることを仕事にしよう!
って感じでコンサルを始める人って結構多いんですけど。
まー大抵の場合はコンサルを買った相手の殆どは結果を出せずに終わってしまうことは多いです。
別によくあるような詐欺的なコンサルじゃなくてですよ?そういうゴミ思考の人間とかは話からは除外して頂いて。
今回の話は「ちゃんと頑張ろうと思っている人」を集めていて「ちゃんと結果を出してもらいたいと思っている先生」がいるのにも関わらず、「結果を出せる人が少ない」という現実は何故発生してしまうのか?
という点に関して、個人的な見解を記載していこうと思います。
出来る人は出来るけど、出来ない人は出来ない。
結論から言えばこれで終了なんですけど、情報発信にしても何にしても、結果を出せる人は出せるけども、出せない人って結局いつまで立っても出せないことがほとんどなんですよね。
これは人に絶望しているとかそういう話ではなくて、純粋な区別の問題です。
例えば僕の知り合いでアフィリエイターとして物凄い優秀な結果を出される方がいるんですけど、この方は他の事業をやっても、物販とかをやってもやっぱり即結果を出しています。
反面、他の人はアフィリエイターとして活動しても全然結果は出ず、同じく物販をやってもある程度の結果しか出ない人もいます。(僕もこのタイプでプレイヤーとして活動するとある程度しか結果が出ないタイプです)やっていることのノウハウは全て同じなのにも関わらずです。
大抵の場合は、こういう話をすると「結果を出せる人」が優れていて、結果を出せない人は優れてない。って話に帰結しがちなんですが、そんな事は全く無くて。
単純に自分が手を動かし行動する能力、に関しては前者の方のほうが才覚があった。というだけなんですよね。
後者の人には後者の人なりの才覚や能力があるんですが、それが一人でガツガツ行動して結果を出す方向にはあまりなかった。というだけなんです。
悲しいことにコンサルには「出来ない人」が多く集まってしまう
で、非常にここが重要な点なんですが、そもそもコンサルのコンセプトとターゲット層っていうのがマッチしてないことが大抵なのが結果が出ないコンサルが多くなる原因です。つまるところ
出来ない人を出来るようにすることが目的 のコンサルに対して
そもそもとして才覚がないから出来ない人 がターゲットとして多く集まるようになっている設計自体に問題があるってことです。
まぁそりゃそうなんですよ。だって「出来ない人を出来るようにします!」って謳ってたら集まる人は大抵「出来ない人」になるわけでして。
勿論その中には「個人で手を動かす才覚があるけどまだ開花してなかった人」が偶然紛れ込む可能性があるからその人は結果を出せるわけですけど、そうじゃない大半の人は結果を出せないわけです。
しかも教えている人っていうのは大抵の場合「出来る人」だからこそ、「出来ない人」の気持ちや感覚がわからないんですよね。
「才覚があるけど出来ない状態だった時」の気持ちはわかるけども、「才覚もなく出来ない状態だった時」の気持ちはそもそも全く見当もつかないわけです。
じゃあ「出来る人」を集めればいいじゃん!という話になるわけですが、そういう人は「出来る人」なのですでに自分で結果を出していたりするし情報も仕入れているので「出来ない人向け」のコンサルに全然アンテナが反応しないわけです。
結果的にコンサルを受けて結果を出す人は20%行けば本当に良い方。とかいうよくわからない基準が出来上がっていくわけですね。教えるって難しいので気持ちはわかりますが、「サービスを受けて満足できる人が20%で良い方なわけ無いだろ」ってのが正直なところです。
そんな店舗が実店舗の飲食や服飾であったら速攻潰れますからね。
自分のタイプや才能を理解して、適切なアプローチを行おう
そんなわけで、今回の話の結論としては、売る側も買う側も、「自分のタイプや才覚を理解して適切な買い物(売り物)をしよう」ということです。
そもそもとして買う側にも問題はあって、自分が手をガツガツ動かしてうまくいくタイプじゃないのにガツガツ動かすようなコンサルを買うからより自信喪失して更に結果が出なくなるのです。
これは単純に自分への理解や認識不足から起きる結果だと思います。
で、もちろん売る側にも問題はあって、自分が手をガツガツ動かせたり、発想がポンポン浮かぶタイプだからうまく行ったタイプなのに、そうじゃない人でも出来る!と思ってコンサルを売るのが間違いなのです。
「自分には才能とか無い凡人だ」とか言ってることが多いですが、存在する才覚を「無い」というのは謙虚じゃなくて嘘つきですからね。
謙虚であろうとする意思は素晴らしくとも、真実は見たほうが良いと思います。それも自分への理解や認識不足から、アプローチする相手を間違ったということで起きてる結果だと思ってます。
順に言えば、ここらへんの才覚や認識を間違えずに買い物(売り物)をしている人は良い買い物(売り物)ができているのだろうなと。
コンサルに関しての個人的な見解に過ぎないですが、一つの参考にしてもらえれば幸いです。