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グラデーションの世界で生きている

令和2年11月23日(旧暦:10月10日)
丁亥(月)辛未(日)
*読み方:ひのとい(月)かのとひつじ(日)


いつもお読みいただき、ありがとうございます。


太極。

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黒と白がはっきりと分かれてる。


私は白黒はっきりさせたがる傾向があり、曖昧な回答や意見をもらうとモヤモヤしがちだ。自分の心の中でもモヤモヤするのは、たいてい白黒はっきりしない時である。

易には六十四卦の象意がある。
6回コインを振ってもらい、コインの裏表で組み合わされた占いの結果である。
それが六十四種あり、それぞれに意味があるのだ。
その意味によって吉凶や未来などを判断するところもあるそうだが、卍易は相談者様のエネルギー状態に照らし合わせて読み取っていくため、その限りではない。

そして、その六十四卦は吉凶の意味だけでなく、森羅万象のそれぞれの関係性や変化を表している。
次へと歩みを進める中で、必ず変化が在る。その変化はグラデーションを作る。
陽から陰に移り変わる時、オセロのように突然白が黒になるわけではない。
春から夏に季節が移り変わる時、咲きほこる花々が一気に散って木々が緑になるわけではない。

黒が黒多めのグレーに変化していき、そこから白多めのグレーになって白になる。
春の満開の桜が一気に散って、新緑の桜の気になるわけではない。徐々に散っていく。

突然起こった事象も本人にとっては「突然の出来事」であっても、俯瞰的に見れば徐々に変化の兆しは出ていたのであろう。

そう考えるとこの世には「グレー」という色はあり、黒と白の混ざり具合によってグラデーションを描く動きのある「グレー」があるのだ。
というか、動いているのだ。


黒と白をつけたがるというのが、善と悪、正と邪を分けたがることにもつながっている。常に自分を人を世の中をジャッジしているのだ。

これはいい。あれはだめ。と。

好きと嫌い、なら好みだから人それぞれでいいだろう。それは個人の嗜好の問題だから、自分と人は違うのだと受け入れられる。


であれば、正しさと間違いは?
自分が正しいとジャッジしたら、違う意見の相手は間違っているのか?


私はこのジャッジはすべてのことを分断させてしまう考え方だと思った。
この「善悪」「正邪」の判断を持って生きると、自分にも他人にも寛容になれず、そこに対立や争いが生まれると思う(法律的なことは除いて考えています。ここでは個人の生き方について考えてみました。)。

ちなみに、六十四卦の最後は『火水未済』(かすいびせい)という象意。
未完成で終わるんです。
その一個前の六十三番目の象意は "完成" という意味の『火水既成』。

完成→ 未完成
終わってまた始まるんです。


この世に完璧なものはなく、森羅万象はグラデーションを描いて絶えず変化している。
私も絶えず変化している。
世界は黒と白で分けることはできない。
黒と白はグラデーションを描き、グレーが存在するのだ。
世の中もそうなのだ。


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