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「こだわり」の言語化

『こだわりはなんですか?』

よく聞かれることです。
いざ問われると、うまく言葉にできません。

強いて言うならば、『こだわりがないことがこだわり』。


「こだわり」って特別に思い入れがあることだと思うのですが、

□添加物を使わないこと
□国産小麦を使うこと
□バター、クリームは動物性100%を使うこと
□香りの格別な副材料を使うこと
□「ヘルシー」を優先しないこと

これらのことは「特別に思い入れがあること」というよりも、私にとっては
「当たり前のこと」なので言葉にするのが難しいのです。

ちなみに「ヘルシー」を優先しない、というのは
バターや白砂糖をたんまり使う、という意味です。脂肪と糖はうまいんだ!

マクロビスイーツを工夫して美味しく作っている作り手の皆さんはすごいな〜といつも思っています。

私は幼い頃アレルギーが酷くて洋菓子全般全く食べられなかったのですが、みんなケーキ食べられていいなあ…と多少思ったものの、割り切れていたので
好んでお煎餅や和菓子を食べていたクチです。
幸いなことに大人になるにつれて体質がかわり食べられるものが増えたので、
今ではほとんどなんでも食べられます。

アレルギーでケーキが食べられない方に寄り添うケーキやさんもこの世には沢山いるのですが、
私はわたしが美味しいと思うものを作って販売する、というのがこだわりなのです。

そば、小麦、乳製品、落花生、卵……

丹沢講房で作っているお菓子は、アレルギー表示対象品目だらけです。

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丹沢講房のお菓子は、おめかししたものではなく
「そこらへんに転がってるお菓子」
「お吸い物みたいなお菓子」
を目指しています。

お吸い物は、お碗によそわれたものを最後まで飲み切って胃に納まったときに1番美味しくなるように作られているそうです。
食べ切ったときにしみじみ美味しいなぁ、と思ってもらえるようなお菓子作りを心がけています。

日常に溶け込むお菓子を楽しんでいただけたらいいなぁと思います。

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