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2022年の振り返り

 仕事はお陰様で31日までびっちり詰まっておりますが(ありがたや!)、暦の上では2022年が終わろうとしています。

 疫病、天災、戦争、それに伴う経済の大混乱と、あらゆる災厄を煮詰めたような歴史上見てもずいぶんな一年だったと思います。来年こそは明るい年に、と言いたいところですが、なかなか明るい材料が見えてこないですね。せめて自分と自分の周囲の家族や仲間たちだけでも、カラ元気吹かして愉快に過ごせたらというのが、精一杯の望みです。

 2022年は、個人的には、暗いニュースに抗おうと、仕事増やしたり、色々新しいことに挑戦した1年でした。開戦以来連絡が取れないままのウクライナの友人、距離感の変わってしまったロシアの友達。すっかり連絡が途絶えてしまった中国の友達。振り返ってみると、そういう不安から目を逸らすための自己防衛作用として、仕事や勉強に没頭していたのかなと思います。

 とはいえ、戦争や天災で仕事を失った多くの人たちのことを思えば、たくさん仕事させていただけたことはとても幸せなことです。そんなわけで、2022年のお仕事を簡単に振り返っておこうと思います。

2022年のお仕事

▼スマートフォン向けお仕事

 今冬リリース予定のスマートフォン向け新作RPG「World Ⅱ World (ワールド・ツー・ワールド)」(制作:デスクワークス/販売:アニプレックス)に、設定、シナリオ制作でご協力させていただきました。

 上下2画面、2つの物語が絡み合いながら同時に進んでいくというデスクワークスさんらしい面白い仕掛けの本作。間もなくリリースになる予定ですので、ぜひ手にとって遊んでみていただけたら嬉しいです。
 ちょうど前職を辞めた翌月から丸2年間お手伝いさせていただきましたので、フリーになって最初の大きなアウトプットとなりそうです。僕の担当部分も攻めたシナリオになったかなと思いますので、どんな感想をいただけるかワクワク半分、不安が半分です。
 素敵な企画に参加させてくださったデスクワークスの藤井さんに感謝!

▼アーケード向けお仕事

 アーケードでは、現在稼働中の「機動戦士ガンダム 戦場の絆Ⅱ」のアウトゲームまわりのプランニングをお手伝いさせていただきました。

 アーケードにはどんな形であれずっと関わり続けたいと思っておりまして、絆Ⅱ以外にも、水面下で色々と動いてます。この2~3年で大きなダメージを受けたアーケード業界ですが、必ずまた盛り返してくれることを信じて、片隅でお手伝いし続けられたらと思います。

▼アナログ向けお仕事

 アナログ(TRPG)では、忍術バトルRPG「シノビガミ」の流派ブックにシナリオ制作で参加させていただきました。

 小学生の頃からこれまで、数百本の自分用のTRPGシナリオを作ってきましたが、今回は敢えて自分らしさを控えめにして、商業としてのシナリオの遊びやすさを意識して制作しました。結果、かなり多くのプレイヤーさんに遊んでもらうことができ、なるほどこういうことかと、手応えを感じられた気がします。素晴らしいチャンスをくださった河嶋陶一朗先生に、感謝です!

 僕の経歴的なものもあって、どうしてもデジタルのお仕事が中心になってしまいますが、2023年は大好きなTRPGのお仕事にも積極的に取り組んでいきたいと思います。時間を作るぞっ!

▼イベントのお仕事

 尊敬するF.E.A.Rの久保田悠羅先生、鈴吹太郎先生にご協力をいただきまして、池袋のゲームショップ「ミステル」さんで毎月一回のトークイベント「TRPGトーキング」を開催しました(12月までで全5回)。
 ゲストを招いてのミニトークイベントですが、毎回好評をいただきまして、オフラインイベントのリハビリ的にも大変貴重な機会となりました。

バナーも手弁当ですが……

 世間の情勢を見ながらにはなりますが、来年の夏くらいには、大きめのイベントも企画できたらいいなと思っています。

▼その他のお仕事

 まだ発表できないタイミングではありますが、その他にもいくつか……えっと、今数えたら4つのプロジェクトに参加しています。来年以降も前のめりにガツガツ楽しいものを作っていきますので、暖かく見守ってください。

 お陰様で8月くらいまで詰まってしまいましたが、9月以降、少し余裕ができる予定です。お仕事のご依頼、お待ちしてます😊

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丹沢 悠一(黒帯ゲームズ)
サポートいただけましたら、ありがたく創作の糧にさせていただきます。