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山里さんに学ぶ、バルーンファイト操作論
早速、昨夜の記事を訂正しなければならなくなるとは思ってもいなかった。
熱闘Mリーグが前原雄大選手退団特集ということでテレビをつける。やっていたのはeSports関連番組。司会は南海キャンディーズ山里さん。特集内容は「Nintendo Switch Online ファミリーコンピュータ」。山里さんが番組の最後に取り上げたのは、ご存じ「バルーンファイト」である。
この偶然だけでも驚きだが、そこで発した山里さんの発言が衝撃的だった。
「Bボタン長押ししてたら動けるよ」
!?
今までAボタンを連打していた自分は一体なんだったのか。早速Switchを立ち上げBボタンを長押しする。自分の体がすいすいと空中へと昇っていくではないか。昨夜の連打しなければ動かないという内容を訂正させていただく。
それでは、バルーンファイトの面白さを分析していくにあたり、まずはプレイヤーの動きの面白さをピックアップしていく。
1. 上に上がらないと左右に動けない。重力もある。
このゲームでは、相手より高い位置にいれば雷に当たらない限り負けることはない。しかし、重力があるため、同じ高さを保つのも簡単ではない。また、空中での左右移動はボタンを押している時のみ受け付けられる。ボタンを押せば上へと上がる。天井にぶつかって大きく跳ね返る。敵が向かってくる。この流れがあることにより、「天井近くにいればいいじゃん?」という攻略法がそう簡単なものではなくなり、ゲームの難易度をしっかり保つことができている。
2. 反対方向に移動するための力が弱い。
ボタンを押しているときは尻尾のようなものがパタパタしていることから、推進力を利用して左右方向の加速度を得る様子を再現していると考えられる(無限に加速するわけではない)。おそらく、A or Bボタンを押した状態で左右ボタンを押すと、左右方向への速度に一定の値が加えられるという仕様であろう。しかし、この推進力が弱く、反対方向に移動するためにはそこそこの時間、反対方向のボタンを押さなければならない。先ほど述べた通り、上昇しなければ左右に動けないため、天井に近い位置をキープしつつ、反対方向に動くのは非常に難しいのである。
バルーンファイトの一筋縄ではいかない操作性は、シンプルなルールながら、なんとなく癖になる、簡単にはクリアできないから飽きずに続けてしまう、といった点でバルーンファイトの魅力の一つであろう。
次回以降は、Unityを用いてバルーンファイトのプレイヤー的動作を再現する回と、引き続きバルーンファイトの魅力を探っていく回のどちらかである。
P.S. 誕生日まであと13日です。今日の晩御飯には、食パンにスライスチーズとちくわを挟んだちくわぱんを食べました。