学校の授業では教えてくれない本当の人類史
はじめに
2020年から、人間社会は急速に「嘘の世界」に突入し、今まで常識だと思い込んでいた事柄がことごとく信じられなくなってしまいました。
しかし、人間の歴史が嘘で塗り固められているのは今に始まったことではありません。
私たちは学校で「歴史」を学びましたが、受験のために必死で歴史年表を暗記したり、人物名や事件の名称、制度や文化などの名称を詰め込んできただけでした。歴史から何を学び取るか、といういちばん大切なことがすっぽり抜け落ちていた気がします。
そこで、一度私たちが学んできたと思い込んでいる「歴史の常識」を捨てて、地球上で人間がこれまでどのように文化・文明を築いてきたか、何を考えながら生活してきたのか、その事実から今を生きている私たちは何を学び取るべきなのかということを考え直してみませんか……というのがこのシリーズ「凡太と学ぶ 真・日本史」の趣旨です。
内容は「森水学園第三分校(https://morimizu.org/」に公開しているものをそのまま再掲しています。
森水学園では、自称「限りなく無名の作家」アラン・イシコフ(日本名 石森硯山=イシモリ・ケンザン)と生徒の凡太くんのやりとりという形で進んでいます。
アラン・イシコフは、森水学園の姉妹サイトである「縄文村」で「ぷちぷちサミット」という鼎談イベントにも参加しています。
歴史学者や学校の社会科の教師とは違う立ち位置で、自由に日本の歴史を振り返り、現代人がそこから学ぶべきポイントという視点で展開していきます。
では、イシモリ・ケンザン講師と凡太くんのやりとりをお楽しみください。
この「勉強会」の趣旨と方針
イシコフ: ネットで参加してくれているみなさん、こんにちは。アラン・イシコフ(石森硯山)といいます。
今日の生徒は凡太くん一人ですか。郷順治センセの英語塾からの常連さんだね。まぁ、一人でも目の前に誰かいたほうが話しやすいので助かるよ。凡太くん、よろしくね。
凡太: よろしくお願いします!
イシ: まず最初にね、私は歴史学者でも学校の教師でもないんでね、授業とか講義はおこがましいんで、これは「勉強会」とでもしておこうかな。
何を隠そう、私は学校では歴史とか地理とかがいちばん苦手だったんだよ。固有名詞を記憶したりするのが大嫌いでね。
それでも試験のために「鳴くよウグイス平安京」とか「鉄砲伝来、以後予算かかる」とか「いい国作ろう源頼朝」とか、語呂合わせで年号を暗記したりしてたけど、大人になってから、そんなの何の役にも立っていない。
鎌倉幕府の成立は今では1192年じゃないってことになってるらしいし、大化の改新は「乙巳いっしの変」というようになったとか……あの勉強は何だったんだろうと、虚しいばかりさ。
で、遅ればせながら、今からでも、本当はどうだったのか、そこから何が分かるのか、ということを、できる限り分かりやすくまとめ直してみたいと思ったわけだね。
「人間史」というのは聞いたことがない言葉だと思うけれど、「人類史」というと、生物学的、考古学的なニュアンスが強くなりそうなので、敢えて「人間史」という言葉を使ってみた。
最初に、この勉強会の方針と目的をはっきりさせておきたい。
ざっと、こんなところかな↓
分からないことは「分からない」とする……大昔のことなんて、正確に分かるわけがないし、近現代史はウソだらけの内容を教え込まれている、というのが大前提
その上で、歴史の教科書の内容や近現代史の「常識」を一旦クリアして、表に出てきづらい情報なども合わせて咀嚼・解析し、自分の頭で、真相に近いことを推察していく
その結果、人間という生物が本来どのような欲望や思考を持ち、行動してきたのかを考える
今の日本と日本人を形成する重大な転換期となった古代と、学校の授業ではおろそかになっている近現代史に重点を置き、中世や戦国時代の戦記的な話には深入りしない
話が脱線するのは、視野を広げ、思考を深めるために大いに結構なことだと是認する
凡太: 脱線……いいですね! 期待してます。
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現代人、特に若い人たちと一緒に日本人の歴史を学び直したい。学校で教えられた歴史はどこが間違っていて、何を隠しているのか? 現代日本が抱える…
こんなご時世ですが、残りの人生、やれる限り何か意味のあることを残したいと思って執筆・創作活動を続けています。応援していただければこの上ない喜びです。