在来種タンポポのように生きたい
近所のタンポポはカントウタンポポとセイヨウタンポポが混じっているというのは、すでに日記に書いたのだが、さらによく調べていくと、カントウタンポポとセイヨウタンポポという単純な分類ではないらしい。
⇒このリポートを読むと、
……なんと、今では純粋な?セイヨウタンポポはむしろ珍しくて、ほとんどが在来種との「雑種」なのだそうだ。
その雑種もいろいろあって、保谷彰彦氏によれば、3倍体、4倍体、カントウタンポポモドキ(偽カントウなどとも呼ばれている)……と、実にやっかい。
↑4月16日の散歩にて。こんなに短い距離でもいろいろ混じっている
そこで、改めて家のごく周囲だけを調べてみた。
まとめ動画↑
どうやら我が家のごく周囲(隣りの空き地や玄関前の道端)では在来種が優勢だけれど、中には雑種っぽいのもかなり混じっているようだ。で、少し離れると、総苞が完全に開いているセイヨウタンポポに近い雑種もたくさん生えている。冬にポツンと咲いているのもあるから、それは限りなくセイヨウタンポポなのだろう。
タンポポの世界もいろいろあるんだねえ。
日本の住民もそのうちにそうなるのかな。まあ、そもそも今の日本人が縄文系と渡来系の雑種だしね。
混じり合って強くなっていくならそれでいい。
これからはじわじわと人が死んでいくだろうから、生き延びる人間は生物学的には強いのだろう。でも、精神はどうなのか……。
精神文化という点では、すでにかなり劣化し、均一化まっしぐらという気がしてならない。
雑種より在来種のほうが個性豊か。そしてどことなく柔和で、里山や野原で生きている。
……やっぱり在来種のタンポポのほうがいいなあ。
日本の住民も、こんな風にしぶとく、柔らかく、個性豊かに生き延びていければいいのだがなあ。
このページの写真はSONYのHX-90Vで撮ってます。たくきのカメラガイドは⇒こちら