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[アラフィフ読書日記] インターネット的 糸井重里

インターネット的 糸井重里

糸井さんは、難しいことを丁寧にほぐしながらひも解いてくれたり、ここが真実の芽という部分をそっと差し出してくれたりと、いろんな事柄や人物に興味を持たせてくれるので、彼の文章や対談を読むのが好き。

実は「ほぼ日」のほぼ日手帳作成チームの応募もした。一度糸井さんとお話したくて。(落ちました)

とある日、大阪に寄ったついでにルクア大阪の蔦屋書店に立ち寄り、何か面白い本がないかな、、と1時間は軽くぶらぶらしていました。

新しい本でピンとくるものがなかなかないなぁと残念がっていたところ、思わず手に取ったのがこの本。

新書として2001年出版、文庫本第一版は2014年と、私は初版から23年も経過して手にとった。
帯にある「まるで、予言の書」と書いてあるけれど、本質を見抜ける糸井さんにとってはごく当たり前のことを言っているにちがいない。
大多数の人は、表向きのここが新しい!という部分に目が行っていたり、早めに理解している人は、あえて小難しく伝えることで、特定の人だけが使いこなせるような雰囲気を出したり、、。

インターネットを使って、できること、楽しいことを実験的に試しながら、
誰でもが享受できるように、しかも面白いコンテンツを無料で提供して、今言われているSNS集客などの手法を最初から取り入れていたことに、さすがだなぁと感心する。

そして、インターネットがあってもなくても、インターネット的な考えを持って行動していた人には、もっとできることが広がる世界になったのだな、と。誰でも発信できる世の中になる(今はなった)インターネットの可能性にワクワクできる本。