足底筋膜炎(腱膜炎)治療日記vol.15
PRP注射2回セット(5回)後に、冬の寒さのせいもあるのか、またもや痛みに襲われた。よくなった後の再来の方が落胆具合は大きかった。
リハビリだけでは対応できないと、2つの治療を検討し1つを実施した。
体外衝撃波治療
高エネルギーの衝撃波を患部に照射する方法で痛みを感じとる神経を変性させたり、新生血管の再生促進をするというもの。主に関節、腱、筋肉などの慢性的な痛みに有効。
この治療はどの整形外科でもやっているわけではないが、大きい整形外科や、スポーツ系に特化している整形外科では行っていて、まずは大きめの整形外科O病院へ行ってみた。
そもそもどういったものかもよくわかっていなかったが、まずは症状をうかがう担当者が聞き取って、その後医師が出てきて「とりあえずやってみましょうか」みたいな感じ。パンフレットをくれるくらいで大した説明もなく、本当に私の状態に合うのか謎だった。
その後、理学療法士により足の状態をチェックする際に、チェックした理学療法士が「(この計測で)大丈夫かな??」みたいなことをつぶやいて信用がもてなかった。
全ての対応が「よしこれでやってみよう!」と思えず、次回予約をいれたものの、スポーツ系病院の受診も行った。
スポーツ系では個人の院長が一人で見ているようなところで、学生を始めスポーツで痛めた若い患者も多かった。
先生は私の足を触るなり、「体外衝撃波は意味ないよ。現在の病院でやっているリハビリをやって、しっかり筋肉つけて」とのこと。
その言い切りに納得でき、体外衝撃波治療はやめることにし、先の病院の予約を取り消した。
動注治療
もやもや血管を消滅させる、というキャッチ―なワードで説明される治療。現在、Okuno Clinic.しかやっておらず(病院は何か所もあるが私は表参道に行った)、主治医も「奥野先生、最近いっぱい病院が増えてどこにいるんだろうね。やってみるの良いと思うよ」とのPRP注射に続き好反応だった。
局所麻酔を行い、点滴で用いる細いチューブで患部周りの動脈に抗生物質を打つというもの。PRP注射に比べたら痛さは弱いが、水分が入る感じでかなり足が膨らむ。注射直後は痛みがあるがお会計をしているうちに少しずつ弱まってくる。でもその後歩き回る気がないくらいの痛みは数時間残った。
1~2か月後にふと思うと、痛みの強さが弱くなったのと、痛む頻度(←こちらの方が悩まされる)が減ったと感じた。
それでも1回では明らかによくなった!とまではいかず、2度目も受けた。
1度目に比べて劇的な変化はないものの、この治療前に比べると、顔をしかめたくなるような痛みを感じる頻度は減ったので一定の効果はあったと思われる。
事前に自分の症状がこの治療に合うか質問でき、院長からも回答がくる。ヘパーデン結節に2024年10月になり、その際にも問い合わせた時も「よくなる可能性がある」といった回答でくるので拒絶はされないけれど、本当によくなるかはやってみないとわからないので、自分のお財布と覚悟次第。
ただ、費用は片方1回で3万円代なのでPRP注射よりは比較的検討しやすい点もメリットと思う。
リハビリで根本部分を少しずつでも変えていき、本当にツライ時には対処療法でこういった新しい治療も組み合わせていく、そしていい靴とインソールを見つける、今お伝えできるのはこの点に尽きます。