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[アラフィフ読書日記] ぼくたちに、もうモノは必要ない。佐々木典士

20か国以上で翻訳されているミニマリスト本の超ベストセラーなので、わざわざこれを?と思うかもしれない。

私は外装カバーを裏返しにして真っ白い状態で保管して、もう何度読んだかわからない。
引っ越しのタイミングで、整理整頓したいけどなかなか手放せないときに、、。よしっとやる気を与えてくれる。

目からうろこ(私にはできないが)だったのは、ときめくものも手放すということ。
ただ、編集者出身の著者だからなのか、ミニマリストという生き方を述べているが、それを強制するような内容ではない。
自分にとって大切なものを決める、という、モノとの付き合い方だけでなく、人間関係、時間の使い方にも影響する。なので、実は人生を変えることになるということを伝えてくれる。
「物」ではなく「モノ」とタイトルにあるのは、こういったことも含んでいるからだろうな。

これを受けて、自分はこれは大事だからこの部分はモノが多くでもいいのだ!自分で考えることなんだよね、と当たり前のことに気付かされる。

それも、これをもっているとおしゃれに見えるとか、そういう人にどう見られるのか、とかではなく、自分にとっての大事なものを見極めていく。

私はミニマリストを目指していないが、モノが少ないとすごくすっきりしていて、気持ちのいい空間だなぁと感じる。ごちゃごちゃしていると心もざわざわ。以前より感じるのは、地震が起きたときなどに自分の身を守ることにもなるなと。

2015年発行でその年に購入しているので、もう10年近くもこの本にお世話になっている。これからもお世話になります。
佐々木さんのお家には著書も置いていないのだろうか、、とふと疑問がよぎって今回はおしまいにします。