中国のスマホ決済アリペイが便利すぎた
先日の中国での出張で初めてモバイル決済アプリ「アリペイ(支付宝(ジーフーバオ))」を使う機会を得ました。その便利さと普及率に感動してもっと広がってほしいと思いました。現金をちょっと持っておいた方がいいかなと思い空港の両替所に寄りましたが、逆に少額の両替だったら手数料が高いからやめといたら?と言われてしまって、もしも困ったら銀行に行けばいいし、ひとまず中国元(CHY)を持たずに街に出ました。
中国に到着してすぐ、現金の利用がほとんど見られないことに驚きました。地元の人々はスマートフォンひとつで買い物から交通機関の支払いまで、すべてを済ませていました。両替のスタッフのアドバイスが的確でした。
アリペイの使い方
アリペイを使うには以下のステップが必要でした:
登録:パスポート(ID)を使い、外国人でも簡単に登録可能。
チャージ:クレジットカードや銀行口座をリンク。
スキャンで決済:QRコードをスキャンするだけで支払える
どこでも使える便利さ
地元の人が行くような小さなレストランでもアリペイを利用できました。
アリペイが使える場面は驚くほど多岐にわたります:
レストラン:レストランからローカルな屋台までだいたい対応
交通機関:地下鉄やバス、タクシーの支払いも可能らしい
観光地:入場券の購入やお土産屋さんでも利用可能
利用してないけど、オンラインショッピングももちろんアリペイ。
アリペイにはタクシーの配車サービス(DiDi)や送金機能もあり、1つのアプリで日常のすべてをカバーできる点に感動しました。
アリペイのメリット
使ってみて感じたメリットを挙げてみます:
現金不要:財布を持ち歩かずに済むため、身軽。
支払いが速い:レジで待つ時間がほとんどない。
履歴管理が楽:支出履歴をアプリ内で確認できる。家計簿簡単
普及率の高さ:ほぼどこでも使えるため、選択肢を気にしなくて済む。
クレジットカードに連結しておけばすぐにクレジットカード会社からのメールでいくら使ったのか日本円で確認できるので便利。
中国も元(Yuan)が「¥」表示なのでなんだか安く買い物できた気分がするので注意が必要。書かれている金額の20くらいをかけると日本円になる。
日本との比較
日本でもPayPayなどのモバイル決済がありますが、中国のアリペイほど生活全般に浸透しているとはいえないような気がします。
特にアリペイのように交通機関から公共料金の支払いまで一貫して利用できる環境が整っている点は大きな違いです。いくつも決済方法の選択があるのが日本だと思います。逆に中国ではクレジットカードが使えないところが多い印象でした。
アリペイから学べること
中国のアリペイの普及には、以下の要因があると感じました
シンプルな操作性:誰でも直感的に使えるUI。
規模感:加盟店やサービス提供範囲の広さ。
社会のデジタル化:モバイル決済が浸透した文化。
あとは1つのアプリからいろんなサービスに連携されているのでいくつもアプリをインストールしなくてもいいのが便利。いっぱい項目があるので慣れないとごちゃごちゃしてそうな感じです。
中国のスマホ決済はアリペイ以外にもテンセントのwechat(微信)のWechatPayがあります。メッセンジャーとつながっているので、こっちを使っている人も多いです。実際は中国でもwechatpayが多いかもしれないし、日本ではこっちが多いかも。
あと気になるところが、自分のデータがどこまで共有されているかというところかなと思いますが、それを言い出すとキリがないので割り切って使う方がいいのかな。
ニュースなどで知ってはいましたが、中国でスマホ決済がこんなに普及しているとは思いませんでした。アリペイは単なる決済アプリではなく、生活の基盤そのものを変えるツールでした。北京や上海などの中国に行く予定がある方は、ぜひアリペイを試してみてください。自分は次も中国に行く機会があればアリペイにしようと思います。地方に行くときはまた別かもしれませんけど。