見出し画像

ボール蹴っていればこんなシーズンもある

みなさんこんにちは。
先日の休暇で盛大に丸くなりかなり焦っているKです。
太っているのに身体は軽い気がするので余計に困惑しています。

今回は久々にサッカーの話を書きます。
お時間あればお付き合いください。


久々にサッカーの話

普段は自転車にばかり乗っていますがヨーロッパでの私の生活のメインはサッカーです。

超ど底辺リーグでプレーしています。

2022-2023シーズンに現在のチームに移動。
今年で3年目です。

気づけば現在チームに登録されている全ての選手の中で2番目の年長選手になってしまいました。

1人だけ40歳の選手がいますが怪我の関係で今シーズンはコーチとして帯同しています。
実質私が最年長です。
対戦相手もほぼ年下ですね。
しかし外見が若いので先日の1軍との練習試合の際に「お前若いな。10代?」と凄いことを言われてしまいました。

嬉しい事を言ってもらっても出せるものは後ろからのタックルくらいです🤭

年齢を言うと毎回3回くらい確認されます。

試合前の審判による選手確認の際にも年齢詐称を疑われたこともあります。

ほぼプレーできなかった昨シーズン

昨シーズンの終盤(2024年1月から6月のシーズン終了まで)膝の痛みが出て殆どプレーする事ができませんでした。
理由は簡単、自宅での自転車トレーニングのやり過ぎですね(ローラー台は負担が全て膝にくる)

ということで練習にも全く参加する事ができませんでした。

一時期はあまりにも調子が悪いので『このままサッカー、辞めてしまおうかな』と考えるくらいでした。

夏になって調子が戻る

2023−2024シーズンが終わり私の所属しているチームはリーグを優勝して昇格しました。

優勝した際の写真
私は怪我でほとんど練習に参加していないので試合にもいかなかった
それとこの写真で写っている全ての選手が年下である

ということで9部に昇格しました。

連絡は受けていましたがこの時は気持ちが辞める方に傾いていたので『頑張ったの』くらいにしか思っていませんでした。

しかし夏に入って話が変わります。

膝の調子が突然良くなったのです。

理由は簡単、室内トレーニングをしなくなって外で自転車に乗る機会が増えたからです。
それと同時に身体が動くようになりました。
暖かくなりましたからね(夏頃になると調子が上がるブラジル人選手みたい🤪)

久々の練習参加

今年の7月、2024−2025シーズンの練習が始まりました。
監督からは「初日は新しい顔ぶれもいるから必ず練習に来てほしい」とチーム連絡網が来ていたので行く事にしました。

長い期間練習に参加できていなかった私は『果たして練習に参加できるのか?』と思いながら練習へ行きました。
なぜか監督が超喜んでくれていました。

という事で無事にチームに合流する事ができました。

練習試合、調子が良いのか悪いのかわからん

練習試合は5試合。
私は3試合目と4試合目、それと5試合目に出場しました。

最初の試合(チームとしては3試合目)は8部のチームとの試合でした。

前半でボコボコにされます。

分かってはいました。

私は後半から出場、この日はCB(中央守備)でした。

私がプレーするエリアは主にセンターバックとサイドバック
初戦は⭕️のポジションでプレーした

約1年ぶりの試合ですね。
結果から言うと全く動けませんでした。
終盤には相手のクロスに対して足を伸ばしたら味方GKの逆を突いてしまいオウンゴールになってしまいました。
内容はよろしくありませんが練習試合なのでそこまで落胆はしていません。

2試合目(4試合目)も後半からの出場でした。
メンバー入りしたものの、試合に出れる感じではなさそうだったのでベンチで寝ていました😪
試合中ってベンチに座っているとすることありませんからね。
しかし怪我人が出てしまったので後半から出場しました。

同じポジションの選手が他にもいたんですけどね。
なぜか私が呼ばれました。
左SB(横守備)での出場です。

ポジションは反対ですが私にとって慣れ親しんだポジションなので安心感がありました。

対戦相手との相性が良かったからか、私が試合に出てからは全く左サイドを崩される事なく試合を進める事ができました。

終盤に出てきた2m越えのFWとの対峙は結構焦りました(身長差40cm)

それと久々にシュートも打ちました。

どっか飛んで行きましたけど。

中々の手応えがあったので次はなんとかなりそうだなという手応えだけは掴む事ができました。

3試合目(5試合目)は左SBでスタメン出場をしました。

なんと試合前のシュート練習で左足の内転筋を痛めてしまいました。

結構痛かったです。
しかしせっかく試合に出れるのですから誰にも言わずに試合に出ました

若ければ試合を休むかもしれませんが私も歳ですからね。
意地でも出ます。

幸いにも私の守備力の方が相手の選手のプレーより上回ったので誰にも(怪我した事を)バレることなく75分までプレーしました。
この試合もシュートを打ちましたね。
結構惜しいシュートでした。
試合は5点取って勝ちました。

やべぇシーズンの始まり

8月中旬、リーグが開幕しました。

先に今(2024年12月現在)の結果を言ってしまいましょうか。

ぶっちぎりの最下位です。

やばいでしょう。

リーグ開幕前にペナルティーを受けていて勝ち点がマイナススタートのチームがいましたが私が休暇で日本に帰っている間に直接対決で負けてしまったようで順位が入れ替わってしまいました。

なので17試合終了時点で勝ち点5の最下位です。

まずは初戦

私はベンチ外です。
まぁ分かってはいました。
半年以上まともにプレーしていませんからね。
練習試合ではまぁまぁなプレーはしましたが対戦相手があまり強くなかったので参考にはならなとは思っていました。
しかしあまり焦りはしませんでした。

初戦は1−1の引き分け、続く2節は私が以前所属していたチームとの試合でしたが0−3で負けてしまいました。

開幕戦
黒いユニフォームが所属チーム
左はナルトが大好きなチームメイト
前所属のチームでの最後の試合にてこいつを抑えた事で現在のチームでの評価が最初から高かった
その時のポジションはCH(ピッチ中央)だった

3節にして今シーズン初勝利。

3試合目の先制点のシーン
上のカテゴリーにはボールボーイがいるが下のカテゴリーにはもちろんいない
シュートを外すと相手のGKがボールを取りに行ってくれる
結構申し訳なく思う

ここから波に乗ってくれるのかな?と思っていました。

1つカテゴリーが上がるだけでここまで違うとは

昨年までいたリーグはこの地域では最も下の10部でした。
10部は強いチームと弱いチームの差がかなり激しいです。
更に所属チームの選手年齢が他のチームに比べて圧倒的に若いので勢いだけで勝てるリーグでもありました。

9部はそうはいかなかったそうです。

4節、5節を落としてしまい早々に残留争いコースに入ってしまいます。

なんでこんなリーグにいるんだよ

6節になんと0−12でボッコボコにされてしまいました。

チームの調子が良くはないとは思ってはいましたがここまでボコボコにされるのは想定外です。
何があったのか?後日、監督から聞いたら1人マジでやばい選手がいたとのことでした。

調べてみたところ、その選手、経歴の欄に2012−2013シーズン、リヴァプール所属と表記されていました。
(古い記事しかありませんでしたが載せておきます)

誰だよ、こんな下のリーグにバケモン放り込んだやつ。

ボコボコにされた試合では同選手に7点も取られたそうです。

あまりにも強すぎるので私達の地域ではかなりの有名人でした(私が知らなかっただけ)
職場の支店長がサッカー好きなのでその話をしたところ「あぁ、彼かい?彼は去年まで私が幹部をしているチームにいたんだよ」と返事が返ってきました。

いや、放ったのあんたのチームかよ(笑)

せめてもう少し上のカテゴリーに放り込んでくれよ。

そのチームは現在リーグでぶっちぎりの1位。
もちろん無敗です。

ちなみに彼は17試合で51得点だそうです。

得点数だけ聞くと完全に違う競技ですね。

強い相手との対戦は自身の実力を上げる最高の機会だとは思いますがこの時ばかりは出なくて良かったと思ってしまいました。

ようやくシーズン初出場

7節にようやく試合に出る事ができました。
出場ポジションはCB。
所属チームはCBを2人配置するので横にはもう1人選手が配置されます。
この日のパートナーは監督でした。

監督ですが試合にも出ます(年下)

1年以上ぶりのリーグ戦での出場なのでどこまでやれるのか、正直なところ不安はありました。

残念ながらその予感が的中します。

いきなり失点に絡みます。

私がボールをコントロールしようとしたところ、目の前にいた味方がボールを触りコースが変わってしまいました。
まだギリギリなんとかなる状況ではありましたが焦った私はボールを目の前に弾いてしまいそのまま相手に掻っ攫われてしまいました。
開始4分の出来事です。
この失点でチームのバランスが崩れてしまい防戦一方になってしまいました。
横にいた監督には「大丈夫だ、落ち着こう」と言われました。
結局前半で交代しました。
前半のうちに同点に追いつくも前半終了間際での失点が響き2−6で負けてしまいました。
完全に私の失態です。

若い選手が頑張ってくれたが私が試合を壊してしまった

試合の失態は試合でなんとかする

7節から5日後に8節が行われました。
あれだけの失態をしたにも関わらずベンチ入りです。
メンバー表を見る限りおそらく守備選手がいない事がメンバー入りの要因でしょう。

試合に出る為なら理由なんてどうでも良いです。

前半はベンチからスタメン選手のプレーをずっと眺めて自分の足りないところを探していました。
先制はしたものの、追いつかれて前半を終えました。

試合の時に意識している事

ドイツの下部リーグ、ハーフタイム中にウォーミングアップをする選手の横で応援に来た人達がボールを蹴って遊んでいます。
まぁチームメイトも一緒に遊んでいます。
私はというと、基本的に前半の半ばから身体を動かしています。
いつ誰が怪我するかは分かりませんからね。
私が尊敬している元野球選手の大道典良さんが「いつ(代打で)呼ばれるか分からない。だから出場機会が限られている私は少ない場面で結果を出すために常に準備をしておく必要がある」と言っていたのに感銘を受けてから毎試合1人だけ前半の半ばから指示をされていなくても身体を動かすようにしているのです。

この日もそれが功を奏したのでしょう。

62分(後半17分)にCBの選手が怪我で負傷交代。
左SBでプレーしていた選手がCBに移動して私が左SBに入りました。
他に走れる選手がいたにも関わらず私を最初に呼んだのはポジション上の理由もあるのでしょうが準備の面が大きいと思っています。
対戦相手は私より上背があり足も速かったので手こずりました。
その対策として攻撃時には意図的に高い位置でプレーをしました(ほぼ相手エリア)
そうすれば相手選手も私をマークするために付いてこなければならないので、万が一味方がボールを失ってカウンターをもらっても私のサイドからは崩しにくいだろうと判断したからです。
これが結構うまく行きました。
結果的に私のサイドからの失点はありませんでした。
しかし私が出る直前の2失点目が決め手でこの試合も1−3で落としてしまいました。
これで5連敗です。

日本と海外の試合後の違い

私は日本のクラブチームでの所属経験が無いので一概に海外との違いとは言えませんが、海外の試合だと負けてもオンとオフがしっかりしているので試合中には怒っていたチームメイトも試合後にはケロッとしています。
なのでロッカーには悲壮感が全く漂わないんですよ。
なんなら踊っていますからね
これ、毎回慣れません。

全然勝てん

この時期から練習に来れる選手が減ってきます。
仕事の都合もありますがやはり勝てていないのでやる気が出ないんでしょうね。
私にとっては試合に出るチャンスなので練習に行きます。
1軍はメンバーが毎回しっかり揃っているので『いいなぁ』と思いながら練習に励んでいました。

9節はメンバー入りをするも出場無し。
対戦相手が思った以上に弱かったので勝つチャンスでしたが引き分けてしまいました。

『これ勝てねぇか…』

試合には出たかったですが今はチームの勝利の方が重要です。
勝てなかったのはかなり残念でした。

10節もベンチ入り、そして56分から出場しました。
この日はホームでの試合。
普段は前半からウォーミングアップしますがこの日の前半は客席から見ていました(上から見れば全体のプレーがはっきり分かる)
ハーフタイム中に準備開始、後半に入ってしばらくしたら監督から呼ばれました(この試合もチーム最初の交代)

この日は自転車仲間のまちょさんが見に来てくれた試合でした(ヨーロッパ旅行中に遊びに来てくれた)
私は全く気づきませんでしたが交代出場する頃にはもうスタジアムにいたようです。

撮影まちょさん
赤いユニフォームがメインユニフォーム
しかし対戦相手とシャツの色がかぶる事が多いのでほぼ黒いユニフォームを着用している

この試合では右SBで出場しました。

このチームに来て初めて自分のメインポジションでのプレーです。

しっかりプレーできていたのかは正直分かりません。
なんなら終盤にPKを与えてしまっているので印象は良くないです(しっかりしてねぇじゃねぇか)
PKは外してくれたのでホッとしましたが一歩間違えばメインポジションでやらかした事が原因でもう試合に出れなくなる可能性もあったので本当に危ない所でした。
この試合も前半の3失点が響いて敗戦してしまいます。

まだ下の順位に2チームがいましたが抜かれるのも時間の問題でした。

あれ?ここにいたっけ?

出場時に対戦した相手FW。
どこかで見た事がありました。

昨シーズンの練習試合で対戦した別のチームにいた選手でした(前線に黒人選手3人並べて後ろから放り込んでくるチームの前線の選手)←名前がモハメドなのでMで表記します

K「あれ?去年別のチームにいなかった?」
M「1年間だけいたよ。ほら、あそこの2人、覚えてる?あいつらも一緒にこのチームに来たんだ」

横を見たら確かに知っている顔。

お前らセットで移動して来たんか。

K「前線に3人並べてよーいどんは流石に勘弁してほしいわ」
M「今のチームはそれしないんだよ。そういえばあんた去年の練習試合で出たよね。ずっと声出してたから覚えてるよ」
K「そもそもアジア人がこのリーグにいないもんね、覚えててくれて嬉しいよ」
M「そりゃ覚えてるよ。あれだけボコったのに1人だけ最後まで戦ってたもん」

その時の試合は12点くらい取られました。
守備の選手達が全員怪我をして交代していく中、私だけが最後まで出た試合でした。
この1試合で覚えてくれていたというのは結構インパクトがあったのでしょう。

彼とは結構仲良くなりました。
そして後日仕事中に郵便局で遭遇しました(郵便の出し方を教えた)

相手の強度に圧倒された11節

11節は家の近場での試合でしたので歩いて向かいました。
アウェイの試合の場合、基本的には車で向かいますが私だけは自転車で向かいます。
けして誰も私を乗せてくれないからと言う理由ではありません(泣いちゃう)

残念ながら対戦相手が強すぎました。

グラウンド思った以上に凸凹だった事、それと相手選手達の技術が非常に高く先制こそしましたが圧力に耐えきれず逆転をされてしまいた。
私は終盤にSBで出場しましたが1発で裏を取られてしまいました。
最終的にはそこから失点です。

はっきり言って私のプレー強度がこのリーグに対応できていません。

それでも私をメンバーに入れてくれると言うのは必ず意味があると思っています(人数も揃っているのに選ばれているから)

やっぱり合わねぇな

12節もベンチスタート、そして75分から出場しました。

前半の失点が響いてこの日も苦戦を強いられた

この日の試合は1軍から2人が助っ人として来てくれました。
ドイツのリーグでは1軍の選手のプレー時間を確保するためにちょくちょく2軍、3軍へ派遣されます。
メンバーが足りていない訳ではなかったので助っ人として呼んだのでしょう。
しかしサッカーはチームプレー。
上の選手2人を入れたからと言って勝てるわけではありません。
それと連携面の問題が大きかったようで個人では勝てていたものの、チームで守り切られてしまいました。
私はCBとしてプレーをしましたがパートナーのCB(本来は中盤でプレー)との連携が合わずに相手選手に裏を取られてしまい失点に絡んでしまいました。

試合に出たいので言いませんがやっぱり私にはCBは合わなさそうです。

じゃあなぜ私を試合に出すのか?
日本では当たり前ですがドイツでは複数のポジションでプレーできる選手は実は多くありません
なので全守備ポジションがとりあえずプレーできる私は意外にも汎用性が高いのでしょう(この時はこう思っていた)
それでも迷惑をかけている気がするのであんまり中央ではプレーしたくありません。

この試合を最後私は日本へ一旦帰ります。

さすがにそろそろやばいぞ

私が帰国している間に3試合が行われました。

なんと全敗です。

1回くらいは勝ってほしかったのというのが正直な所です。
更に運が悪い事にペナルティーで勝ち点を剥奪されていたチームにも負けてしまいとうとうここで順位が入れ替わってしまいました(最下位)
3試合目は2点を取れていただけに逆転負けと聞いてかなり落胆しました。

ここまで勝てないか…

戻ってからすぐに試合

日本での休暇が終わりドイツに戻ってきた週に16節が行われました。
これがシーズン折り返しの後半戦のスタートです。
金曜日の試合という事もあってかメンバーが集まらず14人での試合になってしまいました(本来はベンチメンバーを入れて17人でメンバーを選ぶ)
今シーズンコーチに専任している人もベンチ入りです。
監督はもちろんスタメンです。
というか、監督がこのチームで1番戦えている選手なのでは?と、思う時がたまにあります。
私は右SBで先発出場しました。

中盤のプレスが弱いとここまでやられるか

結果から言うと0−6での敗戦。
そして私は裏を2回取られて2失点に絡んでしまいました。
足がそこまで速くない私にとってはオフサイドは生命線です。

しかしこのリーグは1審制なのでどうしてもとってもらえないシーンがあります。
今回は運が悪い事にそのとってもらえなかったシーンが両方とも失点に直結してしまいました。
日本の大学でプレーしていた時は中盤の選手達にかなり助けられていたのでそこまで裏にボールが飛んでくる事はありませんでしたが現在のチームでは中盤の守備はあってないようなものです。
よって裏にボールがバンバン蹴り込まれてきます。
それに対応してラインを下げると中盤がスカスカになってしまうので相手選手達が雪崩れ込んできます。
下部リーグでは守備ラインの設定は本当に大変です。

なんで今?

この試合の前半、私はベンチのコーチ陣と喧嘩をしていました
なんで?と思うのが普通でしょう。
勝ち目がないと分かっているなら少しでも勝率を上げるためにもっとベンチから声を出してくれとお願いしたのです。

毎回自転車のレース中に応援や声援があると出せない力だ出せるというのを実感します。

戦っている以上はこれが不可欠だと思ったのです。

しかし早々に失点をしたのもあってか代理監督が「もうだめだよ」と下向きな意見を言っていたのです。
代理監督から最も近いポジションでプレーしていた私はその言葉に激怒、試合中にも関わらず大喧嘩になりました。
ハーフタイム中にロッカーでも大喧嘩、しかし私の言い分に納得したベンチ陣と見に来てくれた関係者達は後半にとても声を出してくれました。
得点差が開いていたので相手のプレー強度が落ちたと言うのもありますが後半は失点をする事がありませんでした。
それどころかその声援に感化されたのか、私がPA(ペナルティーエリア)内で相手選手の後ろからタックルをしてボールだけ弾き出したシーンに対して味方選手から「いいぞ!」と気合の入った一言をもらう事ができました。

試合は負けてしまいましたが得るものが非常に多い試合になりました。
試合後、試合を見に来てくれていたチームメイトから「お前だけだよ。90分間1度も下を向かずに最後まで声を出し続けたのは。ずっとポジティブな事言っていたな。すげぇよ」を言われました。

私が試合に出れている理由、ようやくわかった気がしました。

年内最後の試合

12月の初めに年内最後の試合である17節が行われました。
この日の対戦相手は私が以前所属していたチームです(VfL Willich Ⅱ

残念ながらこの日の試合はベンチ外でした。

しかしせっかくホームに知った顔ぶれが来てくれるという事で試合を見に行きました。

結果は2−8で敗戦。

攻撃の形まではできるようになってはいましたが最後のところで決めきれず。
逆にショートカウンター(自軍エリアでボールを取られてカウンターをもらうこと)を連発されて後半に大量失点をしてしまいました。
怪我から復帰してきた選手がちらほらいましたが全く試合に入れていないなという印象でした。

これで年内の試合は全て終了。

思った以上に厳しい冬休みになってしまいました(ドイツのリーグは冬休みがある)

私達のチームはぶっちぎりの最下位
1勝しかしていない
逆に首位のチームは全勝と訳のわからない事になっている

最後に

膝が動かずこのまま競技を引退しようかと思っていた矢先、コンディションが突然良くなり再びボールを蹴る事ができるようになりました。
今までは運動をし過ぎると膝が炎症を起こして生活に支障が出ていましたが今年は全くその問題に悩まされる事なく年末までプレーする事ができました。
ようやくサッカーというものが楽しめるのかな?と思っていた中での残留争いなので私を含めチームもまぁ困っています。
それと私の競技力がこのリーグに全くあっていないというのも問題です。
書いていて気づきましたが、思った以上に私、ボコボコにされていますね。
しかし監督は私を選び続けてくれています。
その意味が先日、ようやく分かった気がします。
でも、それならメンバーに入れる必要がないのでは?なんて思ったりもしました。
それでもメンバーに入れてくれるというのはまだ他に何か意味があるのでしょう。
恥ずかしながらまだ分かっていません。
冬休み期間は練習がないので今は走り込みをしています。
天気が悪い日は自宅でペダルを回しています。
残念ながら私ももう歳なのでこれ以上の向上は見込めないかもしれません。
しかしメンバーに入れている以上は他の若い選手達に年齢を理由で負けるわけにもいかないです。
現役を続けられるもの予定ではあと3年。
今は目の前のことに精一杯ですが少しでも悔いが残らないようにもう少し頑張るとしましょう。

ここまで読んでいただき今回も誠にありがとうございました。
シーズンが終了したらまたサッカーの事を書くとしましょう。

ではでは🦵⚽️

基本的にどの試合でも私が最年長で最少の選手(味方に1人小さいのがいるけど)
セットプレーの際には役に立たないので大概ゴールポストに立っている
ボールをクリアしている選手は19歳
私と17歳も歳が離れている

いいなと思ったら応援しよう!