余裕がないと自分の機嫌なんかとれない
11/2
三連休というだけでワクワクしちゃうので雨だと分かりつつ、前から行きたかった塩田千春展を見るため中之島美術館へ。珍しくヒゲメガネも美術館に行きたがっていたので連れて行った。
帰り道、今日の展示どうだった?と話し合う。感想を言い合えるのは誰かと見に行く醍醐味だと思う。
ヒゲメガネは泥を被る映像作品を見て怖かった。少し引いてしまったと言った。普段アートを見ない彼の素直な感想だと思う。私もその作品が怖いと思ったけど、一番印象に残った作品でもあった。少し「うっ…」となってしまったり嫌悪感や不快さを感じるのも正しいし大切な感覚だ。
塩田千春さんのアートにそれほど詳しくはなくて赤い糸を編んだ作品っていうくらいの漠然としたイメージしかなかった。だからこそ今回見にいけてよかったかもしれない。
11/4
大きめの本屋に行く。近くの本屋ではない本に出会えるから時々足を伸ばす。たまたま本屋の前の広場でマルシェが行われていた。いろんな野菜を見てウキウキしてしまった。でも柿だけ買って帰ることにした。子どもの頃はそれほど柿は魅力的な果物ではなかった。なんだか桃やぶどう、イチゴなんかに比べて地味でお年寄りが好きな果物みたいなイメージだった。それに祖母の家が農家で柿を育てていて、毎年、飽きるほど柿を食べさせられた。でも実家を出て数年。なんだかんだ柿が恋しいと思うよになった。
その晩、晩御飯の後に柿をさっそく剥いて食べた。甘かった。おばあちゃんに会いたいと思った。
11/5
寒くなってきたのでおたぬのベットを夏用から冬用に。おたぬが人間のベットですやすや寝ている好きに洗濯。
おたぬが起きてきてベランダに干されているベットを見て「わん!わん!わん!」と吠えている。僕のベットを返せ!ということらしい。ごめんごめん、と謝りながら押し入れにしまっていた冬用ベットを差し出す。一瞬、大喜びするもまたベランダに干されているベットを見に行く。
11/6
よく晴れた朝、洗濯を干しながらふと昔よく聞いた歌を口ずさみたくなった。高校生の頃によく聞いていらランクヘッドというバントの歌。聞かなくなって随分と経つ。でも歌ってそうやって急に思い出したりするもんなんだろうな。
11/8
歯磨き粉のチューブがキッチンの排水口に落ちた瞬間、全部が嫌になった。キッチンの横の洗面台というわけわからない作りになっているのだけど、ヒゲメガネはすぐにキッチンのシンク横に歯磨き粉のチューブを置く。洗面台の方になぜか置かない。
時間的な余裕がなくなった途端に心の余裕もなくなる。普段なら注意で済むところが強目に怒ってしまった。イライラがおさまらない。
今日も仕事は終わらない。きっと土日もやる。法事で実家に帰らないといけないけど、PCも持って帰らなきゃ。
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