見出し画像

初日の出を日の出山の山頂より拝む

 明けましておめでとうございます。たぬきふとんです。
 初日の出を撮るべく、夜明け前から日の出山に登ってきましたので、今回は初日の出撮影登山について、撮影した写真と共に記事にしてみようと思います。

事の発端

 さて、初日の出撮影登山をするに至った経緯からお話しようと思います。
 私はカメラを手にしてからというもの毎年のように初日の出を撮影していますが、今回のように遠出して撮影するのは初めてです。例年は自宅から自転車で30分程の河川敷から撮影してます。

 そんな私がなぜ初日の出を山に撮りに行くことになったかと言いますと、よく一緒に山に登る後輩(登山の先輩)に会話の中で何気なく「初日の出を見に登山する?」と言ってみたところ「良いですね!」と言われ、とんとん拍子で事が進んでいったからです。

 よく考えずに何となく言ってみただけだったのですが、いざやると決まれば例年とは違う撮影ができることにワクワクしてきます。私が今まで大晦日や正月三ヶ日を友人と過ごしたことが無かったことも特別感に拍車をかけていたのかもしれません。

日の出山から見た初日の出
PENTAX 645Z / smc PENTAX-FA645 Macro 120mmF4
120mm , ss 1/1600 , F6.3 , iso400

計画を立てる

登る山を決める

 さて、計画を立てるにあたり、まずは登る山を決めなくてはいけません。そこで以下のような条件をもとに登る山を考えてみることにします。

 ・二人とも登頂経験があること
 ・難易度が低めであること
 ・自宅から行きやすいこと
 ・景色が良い(東側が開けている)こと
 ・なるべく混雑しないこと

 以上の条件をもとに考えたところ高尾山、御岳山(長尾平展望台)、日の出山、大山(丹沢山系)あたりが候補にあがりました。高尾山は行きやすいのですが人がとても多く、入山規制が入ることもあると聞きます。御岳山は昨年登った人から混雑具合や登山口までのバスに増便が出ることを聞いていましたので、混雑はしていそうですが撮影はできそうだと考えました。御岳山からさらに歩く必要のある日の出山はより人が少ないと考えられます。また、御岳山よりも東側に位置するため山頂からはより広大な東側の風景を見ることができます。
 よって、登る山は1ヶ月程前に登っていることも加味して高尾山、御岳山より人が少なそうな日の出山に決定しました。

登山計画を作る/実際の行程

 登る山が決まりましたので登山計画を立てます。紆余曲折をへて計6人で登ることになり、私を含む4人が終電で行く先遣部隊、残り2人が初日の出号で行く後続部隊となりました。大まかなルートは次の通りです。

 御岳駅→滝本駅→御岳ビジターセンター→日の出山→つるつる温泉

 御嶽駅と滝本駅(ケーブルカー)の間はバスがありますが歩いても35分くらいで行けます。今回はありがたいことに終電と初日の出号の時間に合わせて増便が出ていましたのでバスを利用しました。

 私(先遣部隊)が実際に歩いた工程は次の通りです。

合計8時間15分 休憩時間 4時間29分 距離9.9 km
のぼり/くだり 860/871 m 
(23:59 御嶽駅着)
0:24 ケーブル下バス停
0:29 滝本駅
1:24 御岳ビジターセンター
1:41 御岳山 山頂(武蔵御嶽神社で初詣)
2:06 長尾平展望台(少しの間、星空撮影)
3:21 日の出山 山頂に到着
6:51 初日の出
7:32 日の出山 山頂を出発
7:53 顎掛岩
8:18 日の出山ハイキングコース入り口
8:34 つるつる温泉

 終電で御嶽駅に着いたため、日の出までにかなり時間に余裕がありました。おかげで御岳山の山頂にある武蔵御嶽神社にて初詣を、長尾平展望台にて星空撮影をすることができました。

 終電で行きますとゆっくり登っても山頂にはまだあまり人がおらず、撮影しやすそうな場所や三脚を立てるスペースを確保することができます。しかしながら、初日の出号で行く場合、日の出には余裕で間に合うものの、到着した頃にはかなり混雑しており、良さげな場所はとれないと考えた方が良いでしょう。見るだけであったりスマホで撮るぐらいであれば可能でしょうが、大きなカメラを用いて撮影することは難しく、三脚を立てることは不可能といっても過言ではありませんでした。

長尾平展望台から撮ったオリオン座
K-3III / smc PENATX-DA 18-135mmF3.5-5.6 DC WR
24mm , ss 40.0 , F4.0 , iso4000 , アストロトレーサーType3

持って行ったもの

 日の出山にて初日の出を撮影するにあたり、持って行ったものを紹介しようと思います。
 ・ザック:Shimoda ActionX50 (50Lのカメラバック)
 ・ライト:ヘッドライト。Energizer.製の何か。(+予備電池)
 ・飲料 :水1.5L (500mL ×3本) 
 ・食料 :1食分+行動食(1分チャージ×2,ソイジョイ×1)
 ・防寒着:秋登山の服装+1層
      オーバーパンツ(日の出を待つ間の寒さ対策。行動中は脱ぐ)
      ニット帽、ネックウォーマー、手袋
 ・カイロ:貼れないタイプを持っていきました。
 ・ゴミ袋:ジップロックも持って行っていると便利。
 ・着替え:下山後のつるつる温泉用
 ・機材 :撮影用の機材
      PENTAX 645Z
      smc PENTAX-FA645 Macro 120mmF4
      smc PENTAX-FA645 45-85mmF4.5
      PENTAX K-3III
      smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 DC WR
      三脚(Manfrotto Element)

 かなり大雑把に書いてみましたが、こんな感じでしょうか。日の出を待っている間は体を動かさないうえにかなり冷え込むので対策をしていった方が良いと思います。私の場合、オーバーパンツと上着をプラスで1枚持って行ったので日の出までの時間をかなり暖かく過ごせました。

 普段の日帰り登山では24Lのカメラザックを使っているのですが、持っていきたい機材と防寒着の脱ぎ着を考えて50Lの方を選択しました。

 三脚は使っているカメラのわりに貧弱すぎですね…いい加減ステップアップするべきなのでしょうが、お金が貯まるとレンズやボディを買ってしまうためなかなか買えないのです…

初日の出に染められる都市と空
PENTAX 645Z / smc PENTAX-FA645 Macro 120mmF4
120mm , ss 1/500 , F8.0 , iso400

最後に

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。今回の初日の出撮影登山は良い経験・思い出になりました。可能であればまた来年もやりたいと思っています。

 前回の投稿よりだいぶ時間が開いてしまい、気が付けばもう2025年です。今年ものんびりとカメラのこと、登山のこと等を書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!