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645Z|ネイチャーマクロはsmc PENTAX-FA645 MACRO 120mmF4と共に。

 2008年に発売されたPENTAX 645システム用の等倍マクロレンズ、smc PENTAX-FA645 MACRO 120mmF4。noteを始め、自己紹介後初めての記事となる今回は最近の私が毎日持ち歩いている、中判カメラ用マクロレンズについて書いてみようと思います。

PENTAX 645Z/smc PENTAX-FA645 MACRO 120mmF4
120 mm , f/8.0 , 1/500 s , ISO 400

購入経緯

 実はこちらのレンズ、記事執筆時点(2024/11/12)で私が所有している唯一のPENTAX 645システム用のレンズにして、唯一のマクロレンズだったりします。PENTAX 645Zの購入に際し、最初の1本を何にするか悩んでいたのですが、酒瓶をはじめとした物撮りがマイブームだったこと、マクロ撮影に興味があったことから、いくつかのレビュー記事での評価の高さによる後押しもあり、FA645 MACRO 120mmF4の購入を決めました。

 このような経緯から購入したにも関わらず、物撮りはいまだにほとんどしておらず、ほぼ毎日バックに忍ばせては(忍ばせるというサイズではないかもしれませんが)行く先々に持っていき、街角スナップ、風景撮影、ポートレート撮影、マクロ撮影、フィルムのデジタルデュープ等なんでもやっています。
 
 さて、わりとなんでも撮れてしまうFA645 MACRO 120mmF4ですが、風景撮影やスナップ、デジタルデュープに関してはまたの機会に記事にすることとして、本題のネイチャーマクロの話に入りましょう。

ネイチャーマクロ写真はイイゾ!

 「ネイチャー」の「マクロ写真」ですから、植物・岩石・昆虫・両生類などの自然物を被写体とするわけですが、実際に撮ってみるととても楽しいのです!普段の私はカメラを片手に街中をふらつきながらスナップを撮っていることが多く、645Zを手にしてからもそれは変わらないのですが、せっかくマクロレンズが装着されているわけですから、マクロ撮影もしてみようと街路樹の葉や落ち葉、道草を被写体にマクロ撮影をしてみたわけです。するとどうでしょう、普段はあまり意識していなかった葉脈の一筋一筋や虫食いのあと、花弁の表面にある細かな凹凸やそれによる陰影などがくっきりと写し出されるではありませんか!大げさですが自然の神秘といいますか、力の一端を撮ることができたような気がしてしまいます。それからというもの、スナップ撮影をしに行けばよさげな道草を、風景撮影をしに行けば道中によさげな植物や岩石を探すようになっていました。

 カメラ・写真を始めると世界の見方が変わるという話はよく聞きます。私自身もそう思っているくちなのですが、ネイチャーマクロを撮るようになったことで、また少し世界の見え方が変わり、綺麗だなと思う光や物、瞬間が増えたように思います。

PENTAX 645Z/smc PENTAX-FA645 MACRO 120mmF4
120 mm , f/8.0 , 1/640 s , ISO 400

645ZとFA645 MACRO 120mmF4で撮るネイチャーマクロ写真

 この記事に掲載している作例はすべて自然光下において645ZとFA645 MACRO 120mmF4の組み合わせにて手持ち撮影したものです。645Zに搭載された44×33の大型イメージセンサーとPENTAX 645システムのために設計されたレンズは、その性能を遺憾なく発揮し、被写体の持つパワーを立体感や空気感と共に写し出してくれます。
 
 しかしながら、この組み合わせに手振れ補正機能などという便利なものはありません。645Zは中判一眼レフですから、ミラーショックも相当なものです。私の場合はブレを防ぐためにシャッタースピードを1/500 秒(私の腕だと1/500でも怪しいのですが…)より速くなるように設定しています。F値はF8.0を使うことが多いです。被写界深度を稼ぎたいのでもう少し絞ってもいいのかもしれませんが、これ以上絞るとシャッタースピードが足らなくなることが多く、レンズの解像力についても体感的に中央付近はF6.3で、全体的なバランスではF8.0~11あたりで最も高くなるような気がするという理由からF8.0を使っています。ISO感度は400を基本にしています。これはもう完全なる好みです。ちゃんとした理由はありません。露出が足らなければ1600くらいまではあげることがあります。
 私がよく使っている設定値を以下にまとめてみます。
 
 ・シャッタースピード:1/500 以上
 ・F値         :F8.0
 ・ISO感度       :ISO400
 
 この設定値を基本として露出や質感を見ながら好みの絵になるよう微調整をしています。もっと良い設定値はあるのかもしれませんが、こんな感じで好みのマクロ写真が撮れているのでとりあえずは良しとしています。作例に挙げているシダの写真を撮った時なんてカメラのモニターで見てまずニヤニヤし、現像しながらニチャニチャし、A3ノビにプリントしてフヘへへ…と言っているヤバいヤツになっていました。

 余談ですが、このボディとレンズの組み合わせ、めちゃくちゃ重いです。ボディ1470 g、レンズ735 gあります。合計で2205 g、約2.2 kgです
CP+2024に参加した際に、1DXを持ち歩いていたら腕が太くなっちゃいました(笑)と言っている方がいたのですが、私の腕は一向に太くなる気配がありません…ナンデ…

PENTAX 645Z/smc PENTAX-FA645 MACRO 120mmF4
120 mm , f/8.0 , 1/1000 s , ISO 200

おわりに

 最後まで読んでいただきありがとうございます。楽しんでいただけていたら幸いですし、レンズ選びやマクロ撮影の参考になったようでしたら光栄です。自己紹介後初めての記事であるので書くのには結構苦労していまして、何回か消して書き直したりしています。つたない文章かもしれませんが、今後もカメラ・レンズ・周辺機材のことやそれらを持って行った旅・登山のこと等をゆる~く記事にしていこうと思いますのでよろしくお願いします。

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