【一日一新 vol.3】 上野千鶴子『こんな世の中に誰がした?』
こんにちは!たぬさんです。
昨日は、上野千鶴子さんの『こんな世の中に誰がした? ごめんなさいといわなくてすむ社会を手渡すために』という本を読みました。
「ワンオペ育児」や「セクハラ」など、女の人が何かと大変な思いをすることも多いこの世の中ですが、それは女の人自身のせいではなく、社会構造がそうしているんだというメッセージが伝わってくる本でした。
自分の実感にも合う話がたくさん出てきたし、それが社会構造からうまく説明されていて、とてもとても面白かったです!!
特に面白かったのは、p.130にある「ウィークネスフォビア」(弱さ嫌悪)の話でした。ここでは、「性差を意識したことがない」と言う東大女子たちを例に挙げて、自分のなかにある弱さを認めたくない、認められないという現象を説明していました。
それを読んで、自分がまさにそうだったなぁと思いました。
以前、「チームで動くには自分のなかにある弱さを見せることが大事なんだよ」と言われた時に、すごく嫌だなぁと思ってしまったんですよね。自分には弱さなんてないと思っていたから。
でも最近、それは強がりでしかないと思ってきました。誰にでも弱いところはあるものだし、弱いところを見せて補い合っていった方が、人間うまくいきます。多分。
この本を読んで、「ウィークネスフォビア」という言葉を知れたことは、自分の過去の状態を捉え直すことができた大収穫でした。上野さん、ありがとうございます!
また、この本は全体的に社会の問題について書かれていて、「自分もそういえば『社会を変えたい』と思っていたときがあったなぁ」と思い出すことができました。
これからもその感覚を持ったまま大人になりたいし、自分からどんどん行動していきたいと、改めて思える本でした!!
やっぱり新しいことを知るのは面白い。
今日も読んでいただきありがとうございました!